TBS系日曜劇場「VIVANT(ヴィヴァン)」の主人公として登場する乃木憂助。
一見すると、少し気弱で目立たない商社マンですが、その正体は自衛隊直轄の非公認諜報組織「別班」に所属する工作員です。
第1シーズンでは、巨額の誤送金事件をきっかけにバルカ共和国へ向かい、国際的な組織「テント」と自身の出生に隠された秘密に迫っていきました。
この記事では、乃木憂助の経歴や学歴、生い立ち、別班に入った理由、家族関係について分かりやすく紹介します。
なお、乃木憂助は実在する人物ではなく、ドラマ「VIVANT」に登場する架空の人物です。
| 名前 | 乃木憂助(のぎ ゆうすけ) |
|---|---|
| 幼少期に使っていた名前 | 丹後隼人(たんご はやと) |
| 職業 | 丸菱商事社員 |
| 部署 | エネルギー事業部2課 |
| 役職 | 課長 |
| もう一つの所属 | 自衛隊直轄の非公認組織「別班」 |
| 父親 | 乃木卓/ノゴーン・ベキ |
| 母親 | 乃木明美 |
| 伯父 | 乃木寛道 |
| 演じている俳優 | 堺雅人 |
乃木憂助は、表向きには大手総合商社「丸菱商事」に勤務する会社員です。
エネルギー事業部2課の課長を務め、海外事業にも関わっています。ただし、丸菱商事の社員という立場は、海外で情報収集や工作活動を行うための身分でもありました。
乃木の本当の正体は、自衛隊直轄の非公認諜報組織「別班」の工作員です。
別班の任務では、高い語学力や情報分析能力、射撃能力、暗算能力、身体能力を発揮しています。普段の穏やかな会社員としての姿とは、まったく異なる一面を持つ人物です。
作中で示された経歴によると、乃木憂助はアメリカのミリタリースクールで学んだ後、コロンビア大学に進学しています。
その後、日本に戻って東京大学大学院で経済学を学び、丸菱商事へ入社しました。
乃木の主な学歴と職歴は、次のように整理できます。
海外の大学と日本の大学院で学んだ経歴は、乃木の優れた語学力や国際感覚にもつながっていると考えられます。

乃木憂助の父親は乃木卓、母親は乃木明美です。
父の卓は、農業使節団の一員としてバルカ共和国へ渡っていました。しかし、その裏では公安警察の任務に関わっていたことが物語の中で明らかになります。
憂助は幼少期を両親とともにバルカで過ごしていましたが、内乱によって家族の運命が大きく変わります。
混乱の中で両親と引き離された憂助は、人身売買の被害に遭い、過酷な環境に置かれました。その後、日本人の戦場ジャーナリストに救出され、日本へ帰国します。
日本へ戻った憂助は、幼少期の記憶を失っていました。
本名や家族のことが分からなかったため、「丹後隼人」という名前で児童養護施設に預けられます。
施設や学校では周囲になじめず、いじめを受けることもありました。こうした孤独や強い精神的負担の中で、憂助の内面に「F」と呼ばれるもう一つの人格が現れるようになります。
高校生のころ、憂助はテレビで偶然見かけた家紋に強く反応します。記憶に残っていた家紋を手掛かりに島根県の乃木家へたどり着き、伯父の乃木寛道と出会いました。
調査やDNA鑑定などによって、自分が乃木家の人間であり、本名が乃木憂助であることを知ります。
乃木はアメリカ留学中、友人たちが自分の国や家族を守るために軍へ入る姿を目にします。
幼いころに家族を失い、自分が守るべき存在を見つけられずにいた乃木は、日本を自分の家族と考え、日本を守る道へ進むことを決意しました。
帰国後に自衛隊へ入り、優秀な能力を認められて別班に加わったとみられます。
別班に所属した後は、自衛隊に在籍していた経歴が表面上から消され、丸菱商事の社員として活動するようになりました。
乃木憂助には、「F」と呼ばれるもう一つの人格が存在します。
Fは、優柔不断で自信を失いそうになる乃木に対して、冷静な判断や厳しい助言を与える存在です。
少年時代に孤独やいじめを経験した乃木が、自分自身を守るために生み出した人格と考えられています。
普段の乃木は穏やかで控えめですが、Fは自信に満ち、状況を客観的に分析します。乃木が別班員として危険な任務を遂行できる背景には、Fの存在も大きく関係しています。
乃木が追っていた組織「テント」の指導者ノゴーン・ベキは、生き別れた実の父親・乃木卓でした。
乃木卓はバルカの内乱で妻と息子を失ったと思い、その後、ノゴーン・ベキとして生きていました。
テントは表面上、テロや犯罪に関係する組織として恐れられていましたが、活動で得た資金を使い、バルカの孤児や貧しい人々を支援していました。
乃木は別班員としてテントへ潜入しながら、父親と再会します。しかし、息子として父を思う気持ちと、日本を守る別班員としての使命の間で苦悩することになります。
野崎守は、警視庁公安部に所属する捜査官です。
第1シーズンの序盤では、野崎は乃木の正体を疑い、行動を監視していました。一方、バルカから日本へ脱出する際には、乃木や柚木薫を守る重要な役割を果たしています。
公安と別班という異なる組織に所属しているため、完全に情報を共有する関係ではありません。それでも、国家を脅かす危機に直面した際には、互いの能力と考えを理解して協力します。
第2シーズン第1話でも乃木と野崎は連絡を取り合い、別班員やその家族を守るために動きました。放送前には「野崎が敵になるのではないか」という説もありましたが、再び信頼関係を感じさせるやり取りが描かれています。
柚木薫は、世界医療機構に所属する医師としてバルカで活動していました。
乃木とはバルカで起きた爆発事件をきっかけに行動を共にするようになります。危険な逃亡生活を乗り越える中で、乃木にとって薫は大切な存在になっていきました。
孤独な人生を送ってきた乃木にとって、薫やジャミーンと過ごす時間は、数少ない心の安らぎとなっています。

「VIVANT」第2シーズンは、2026年7月26日に放送が始まりました。
物語は、第1シーズンのラストで乃木の前に別班の招集を意味する赤い饅頭が置かれた直後から続いています。
新たな物語では、黒須駿を含む別班員5人が何者かに拉致される事件が発生。乃木は別班員の親族を守るため、公安の野崎守と連携します。
さらに乃木は、父ベキたちと深い関係があるバルカへ再び向かうことになります。
父親との関係、テントのその後、別班内部の動きなど、乃木憂助の経歴や過去に関わる新たな事実が明らかになる可能性があります。
乃木憂助を演じているのは、俳優の堺雅人さんです。
堺さんは、穏やかで頼りなさそうに見える会社員としての乃木と、冷静で高い戦闘能力を持つ別班員としての乃木を巧みに演じ分けています。
さらに、乃木本人と別人格Fの会話では、表情や声の調子を変えながら二つの人格を表現しています。
乃木憂助という人物の優しさ、孤独、冷酷さ、家族への思いを同時に感じさせる演技は、「VIVANT」の大きな見どころの一つです。
乃木憂助は、丸菱商事の課長として働きながら、自衛隊の非公認諜報組織「別班」に所属する架空の人物です。
幼少期にバルカ共和国の内乱で両親と離れ離れになり、記憶を失った状態で日本へ戻りました。その後、丹後隼人という名前で生活し、成長してから自分が乃木憂助であることを知ります。
海外留学や大学院での学びを経て丸菱商事に入社し、その裏で別班員として日本を守る任務に就きました。
第1シーズンでは、追っていたテントの指導者が実の父親ノゴーン・ベキであることが判明。第2シーズンでは、別班員の拉致事件をきっかけに、新たな任務へ向かっています。
乃木憂助の経歴には、商社マン、別班員、内乱で家族を失った少年、テント指導者の息子という複数の顔があります。複雑な過去を持つ乃木が、今後どのような選択をするのか注目されます。