「世界で一番有名な人は誰なのか?」という疑問は、一見するとシンプルに見えます。しかし実際には、これに一つだけの答えを出すのはとても難しい問題です。
なぜなら、「有名」という言葉にはいくつもの意味があるからです。ある国でほとんどの人が名前を知っている人物もいれば、SNS上で世界中に巨大なフォロワーを持つ人物もいます。また、ニュースや事件、スポーツ、芸能などをきっかけに、ある年だけ検索数が急上昇する人物もいます。
つまり、世界で有名な人を考えるときには、単純に「誰が一番か」と決めるよりも、どの指標で見るのかを分けて考える必要があります。
この記事では、あえて「世界で一番有名な人」を一人に決めつけず、次のような複数の指標からランキングを比較します。
このように指標を分けて見ると、「有名人ランキング」は一つではなく、いくつもの見え方があることがわかります。
結論から言うと、世界で一番有名な人は、どの指標で見るかによって変わります。
たとえば、アメリカやイギリスでの一般的な認知度を見ると、ドナルド・トランプ、ブラッド・ピット、モーガン・フリーマン、ウラジーミル・プーチン、ボリス・ジョンソンなどが非常に高い知名度を持っています。
一方、SNS上の世界的な露出という意味では、クリスティアーノ・ロナウドやリオネル・メッシの存在感が圧倒的です。Instagramのフォロワー数では、サッカー選手や世界的な歌手、俳優、インフルエンサーが上位に入りやすくなります。
また、Googleの急上昇検索では、その年にニュース、事件、スポーツ、政治、芸能などで大きく話題になった人物が上位に出ます。これは「もともと世界中で知られている人」というより、その年に急に注目された人を示す指標です。
そのため、「世界で有名な人」を考えるときには、次のように分けて見るとわかりやすくなります。
この記事では、ランキングを比較するために、いくつかのルールを設けます。
ここで大切なのは、有名であることと、好かれていること、尊敬されていること、影響力があることは必ずしも同じではないという点です。
たとえば、政治家や独裁的な指導者は、好感度が低くても認知度は非常に高いことがあります。逆に、専門分野では世界的に尊敬されていても、一般の知名度ランキングには出てきにくい人物もいます。
最初に見るのは、YouGov RatingsのFameです。
YouGovのFameは、ざっくり言えば「その人物を知っている、または聞いたことがある人の割合」を示す指標です。ここで重要なのは、これは世界全体の平均ではなく、国ごとの認知度を示している点です。
つまり、アメリカでは非常に有名でも、イギリスでは順位が少し下がることがあります。逆に、イギリスでは誰もが知っている人物でも、アメリカではそれほど上位に出ないこともあります。
そのため、YouGov Fameは「世界全体で誰が一番有名か」を直接示すものではありませんが、国ごとの一般認知度を比較するうえで参考になる指標です。

| 順位 | 人物 | Fame(認知率) | Popularity(好感) |
|---|---|---|---|
| 1 | ドナルド・トランプ(政治家) | 99% | 35% |
| 2 | ブラッド・ピット(俳優) | 99% | 67% |
| 3 | モーガン・フリーマン(俳優) | 99% | 88% |
| 4 | テイラー・スウィフト(歌手) | 98% | 47% |
| 5 | トム・クルーズ(俳優) | 98% | 56% |
| 6 | イーロン・マスク(実業家) | 98% | 28% |
| 7 | バラク・オバマ(政治家) | 98% | 55% |
| 8 | ビル・クリントン(政治家) | 98% | 37% |
| 9 | ジョニー・デップ(俳優) | 98% | 70% |
| 10 | ウィル・スミス(俳優) | 98% | 52% |
| 11 | レオナルド・ディカプリオ(俳優) | 98% | 61% |
| 12 | トム・ハンクス(俳優) | 98% | 75% |
| 13 | ジョー・バイデン(政治家) | 98% | 43% |
| 14 | ヒラリー・クリントン(政治家) | 98% | 37% |
| 15 | ブリトニー・スピアーズ(歌手) | 97% | 52% |
| 16 | チャック・ノリス(俳優) | 97% | 60% |
| 17 | ロバート・ダウニー・Jr.(俳優) | 97% | 73% |
| 18 | ドウェイン・ジョンソン(俳優) | 97% | 68% |
| 19 | ビヨンセ(歌手) | 97% | 48% |
| 20 | マイリー・サイラス(歌手) | 97% | 44% |
出典:YouGov Ratings / United States / Fame / Q3 2025
アメリカのランキングを見ると、ドナルド・トランプ、ブラッド・ピット、モーガン・フリーマンがいずれもFame 99%という非常に高い認知率を示しています。
ここで注目したいのは、FameとPopularityがまったく別の数字であるという点です。
たとえば、トランプは認知率ではトップクラスですが、Popularityは35%です。一方、モーガン・フリーマンはFame 99%、Popularity 88%で、知名度と好感度の両方が高い人物といえます。
つまり、ランキングを見るときには、単に「有名かどうか」だけでなく、その人物がどのように受け止められているかも分けて考える必要があります。




アメリカでは、政治家、ハリウッド俳優、世界的な歌手が上位に入りやすい傾向があります。大統領経験者や大統領候補、長年テレビや映画に出続けている俳優、世界的な音楽スターは、多くの世代に認知されやすいからです。

| 順位 | 人物 | Fame(認知率) | Popularity(好感) |
|---|---|---|---|
| 1 | ボリス・ジョンソン(政治家) | 100% | 42% |
| 2 | ジョージ・クルーニー(俳優) | 100% | 75% |
| 3 | ウラジーミル・プーチン(政治家) | 100% | 5% |
| 4 | ブラッド・ピット(俳優) | 99% | 77% |
| 5 | レディー・ガガ(歌手) | 99% | 60% |
| 6 | ブリトニー・スピアーズ(歌手) | 99% | 55% |
| 7 | ローワン・アトキンソン(俳優) | 99% | 81% |
| 8 | リシ・スナク(政治家) | 99% | 20% |
| 9 | アーノルド・シュワルツェネッガー(俳優) | 99% | 79% |
| 10 | ジャスティン・ビーバー(歌手) | 99% | 29% |
| 11 | テイラー・スウィフト(歌手) | 99% | 50% |
| 12 | ジャスティン・ティンバーレイク(歌手) | 99% | 45% |
| 13 | ジェレミー・クラークソン(TV司会者) | 99% | 58% |
| 14 | エルトン・ジョン(歌手) | 99% | 73% |
| 15 | ウェールズ公ウィリアム(英国王室) | 99% | 62% |
| 16 | ジェイミー・オリヴァー(料理人/タレント) | 99% | 51% |
| 17 | デイビッド・アッテンボロー(自然史番組制作者) | 99% | 89% |
| 18 | ビヨンセ(歌手) | 98% | 56% |
| 19 | サイモン・コーウェル(TVプロデューサー) | 98% | 39% |
| 20 | デビッド・キャメロン(政治家) | 98% | 15% |
出典:YouGov Ratings / United Kingdom / Fame / Q3 2025
イギリスのランキングでは、ボリス・ジョンソン、ジョージ・クルーニー、ウラジーミル・プーチンがFame 100%となっています。
ここでも、FameとPopularityの違いがはっきり出ています。ジョージ・クルーニーは認知率も好感度も高い一方、プーチンはFame 100%でありながらPopularityは5%です。これは、悪い意味で有名な人物も、知名度としては高く出ることを示しています。
また、イギリスではローワン・アトキンソン、ジェレミー・クラークソン、デイビッド・アッテンボロー、ウェールズ公ウィリアムなど、イギリス国内のテレビ、王室、政治と結びついた人物が強く出ています。
アメリカとイギリスのランキングを比べると、同じ英語圏でも顔ぶれがかなり違います。これは、ニュース、テレビ、政治、王室、スポーツ、芸能など、日常的に目にするメディア環境が国によって違うためです。

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イギリスの「人物」ランキングだけを見ると、ドナルド・トランプやバラク・オバマが上位に見当たらないため、「本当にイギリスで知られていないのか」と感じるかもしれません。
しかし、YouGovではカテゴリによってランキングの見え方が変わります。たとえば「外国政治家」という枠で見ると、トランプやバイデン、オバマなどの米国政治家は高い認知率を示します。

| 順位 | 人物 | Fame(認知率) |
|---|---|---|
| 1 | ウラジーミル・プーチン(ロシア大統領) | 100% |
| 2 | ドナルド・トランプ(米国大統領) | 98% |
| 3 | ジョー・バイデン(米国前大統領) | 98% |
| 4 | ビル・クリントン(米国元大統領) | 97% |
| 5 | ジョージ・W・ブッシュ(米国元大統領) | 94% |
| 6 | ヒラリー・クリントン(米国政治家) | 94% |
| 7 | バラク・オバマ(米国元大統領) | 94% |
| 8 | キム・ジョンウン(北朝鮮指導者) | 91% |
| 9 | エマニュエル・マクロン(フランス大統領) | 88% |
| 10 | ウォロディミル・ゼレンスキー(ウクライナ大統領) | 85% |
出典:YouGov Ratings / United Kingdom / Foreign politicians / Fame / Q3 2025
この表を見ると、イギリスでもトランプの認知率は非常に高いことがわかります。ただし、「人物」カテゴリと「外国政治家」カテゴリは別のランキングなので、単純に同じ表の順位として合算することはできません。
このように、カテゴリの分け方によって、同じ人物でも見え方が変わるのがランキングの面白いところです。
次に、SNS時代の世界的な露出を示す指標として、Instagramのフォロワー数を見てみます。
Instagramフォロワー数は、国境を越えた知名度を測るうえで参考になる指標です。特に、サッカー選手、歌手、俳優、モデル、インフルエンサーなどは、言語の壁を越えて世界中にファンを持ちやすい傾向があります。
ただし、Instagramフォロワー数も「世界的知名度そのもの」ではありません。次のような偏りがあります。
そのため、Instagramフォロワー数は、一般認知度というより、SNS上でどれだけ巨大な存在感を持っているかを見る指標と考えるのが自然です。
※ブランド、企業、団体、クラブ公式アカウントなどは除外し、個人アカウントを中心に整理しています。フォロワー数は変動するため、概数として見てください。
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| 順位 | 人物 | Followers(概数・百万) |
|---|---|---|
| 1 | クリスティアーノ・ロナウド(サッカー選手) | 668M |
| 2 | リオネル・メッシ(サッカー選手) | 510M |
| 3 | セレーナ・ゴメス(歌手・俳優) | 416M |
| 4 | カイリー・ジェンナー(実業家・インフルエンサー) | 391M |
| 5 | ドウェイン・ジョンソン(俳優) | 391M |
| 6 | アリアナ・グランデ(歌手) | 373M |
| 7 | キム・カーダシアン(実業家・タレント) | 354M |
| 8 | ビヨンセ(歌手) | 308M |
| 9 | クロエ・カーダシアン(タレント) | 300M |
| 10 | ジャスティン・ビーバー(歌手) | 292M |
| 11 | ケンダル・ジェンナー(モデル) | 285M |
| 12 | テイラー・スウィフト(歌手) | 281M |
| 13 | ヴィラット・コーリ(クリケット選手) | 274M |
| 14 | ジェニファー・ロペス(歌手・俳優) | 247M |
| 15 | ネイマール(サッカー選手) | 231M |
| 16 | コートニー・カーダシアン(タレント) | 216M |
| 17 | マイリー・サイラス(歌手) | 211M |
| 18 | ケイティ・ペリー(歌手) | 202M |
| 19 | ゼンデイヤ(俳優) | 176M |
| 20 | ケヴィン・ハート(コメディアン・俳優) | 176M |
出典:Instagram公式プロフィール表示、各種SNS統計データをもとに整理
このランキングで圧倒的に強いのは、クリスティアーノ・ロナウドとリオネル・メッシです。どちらもサッカー界を代表するスターであり、サッカーが世界中で人気の高い競技であることも大きく影響しています。
また、セレーナ・ゴメス、アリアナ・グランデ、ビヨンセ、テイラー・スウィフト、ジャスティン・ビーバーなど、音楽界のスターも上位に入っています。音楽は国境を越えて広がりやすく、ファン層も若者から大人まで幅広いため、Instagramとの相性が良い分野です。
一方で、政治家はこのランキングにはほとんど出てきません。世界的に有名な政治家であっても、Instagramのフォロワー数では芸能人やスポーツ選手に及ばないことが多いからです。
つまり、Instagramランキングは、世界的な知名度というより、SNS上の人気・発信力・ファンの規模を示すランキングと見るのが適切です。
次に、GoogleのYear in Searchを見てみます。
Google Year in Searchは、その年に検索が急上昇したキーワードをまとめたものです。ここで注意したいのは、これは年間の検索回数が多い順ではないという点です。
Google Year in Searchは、前年と比べて検索が急増したキーワードを扱うため、もともと常に検索されている超有名人が上位に出るとは限りません。
たとえば、アメリカ大統領経験者や世界的俳優のように、すでに長年有名な人物は、検索数が安定しているため、急上昇ランキングでは上位に出にくいことがあります。
一方、事件、ニュース、スポーツでの大活躍、選挙、スキャンダル、訃報、新作公開などをきっかけに、ある年だけ検索が急増した人物は上位に出やすくなります。
そのため、Google Year in Searchは、知名度ランキングというより、その年に世界で話題になった人物ランキングとして見るのが正確です。

| 順位 | 人物 | 日本の読者向けメモ |
|---|---|---|
| 1 | ヴァイバフ・スーリヤヴァンシ(Vaibhav Suryavanshi) | クリケット選手 |
| 2 | タイラー・ロビンソン | 海外ニュースで話題になった人物 |
| 3 | d4vd | 米シンガー |
| 4 | エリカ・カーク | 海外ニュースで話題になった人物 |
| 5 | レオ14世(ロバート・プレヴォスト) | ローマ教皇 |
| 6 | シェデュアー・サンダース | 米アメフト選手 |
| 7 | ボニー・ブルー | SNSで話題になった人物 |
| 8 | キャロライン・リーヴィット | 米国の政治・広報関係者 |
| 9 | アンディ・バイロン | 海外ニュースで話題になった人物 |
| 10 | ゾーラン・マムダニ | 米国の政治家 |
出典:Google Year in Search 2025
グローバルの急上昇ランキングを見ると、普段から世界的に知られている超有名人ばかりが並んでいるわけではありません。むしろ、スポーツ、政治、ニュース、SNS、事件性のある話題などをきっかけに、その年に急に検索された人物が多く入っています。
ここが、YouGov FameやInstagramフォロワー数との大きな違いです。

| 順位 | 人物 | 日本の読者向けメモ |
|---|---|---|
| 1 | ゾーラン・マムダニ | 政治家 |
| 2 | タイラー・ロビンソン | ニュースで話題になった人物 |
| 3 | d4vd | シンガー |
| 4 | エリカ・カーク | ニュースで話題になった人物 |
| 5 | レオ14世(ロバート・プレヴォスト) | ローマ教皇 |
| 6 | シェデュアー・サンダース | アメフト選手 |
| 7 | ボニー・ブルー | SNSで話題になった人物 |
| 8 | キャロライン・リーヴィット | 政治・広報関係者 |
| 9 | アンディ・バイロン | ニュースで話題になった人物 |
| 10 | ジミー・キンメル | 司会者・コメディアン |
出典:Google Year in Search 2025 / United States
アメリカの急上昇ランキングでは、政治、ニュース、エンタメ、スポーツに関連する人物が目立ちます。これは、アメリカ国内のニュース環境や選挙、テレビ文化、スポーツ文化の影響を強く受けているためです。
| 順位 | 人物 | 日本の読者向けメモ |
|---|---|---|
| 1 | ミッキー・ローク | 俳優 |
| 2 | アレクサンデル・イサク | サッカー選手 |
| 3 | スティーヴン・グレアム | 俳優 |
| 4 | ベル・ギブソン | ニュースで話題になった人物 |
| 5 | ボニー・ブルー | SNSで話題になった人物 |
| 6 | レオ14世(ロバート・プレヴォスト) | ローマ教皇 |
| 7 | ルース・コッド | 俳優 |
| 8 | アンドルー王子 | 英王室 |
| 9 | エベレチ・エゼ | サッカー選手 |
| 10 | シャロン・オズボーン | タレント |
出典:Google Year in Search 2025 / United Kingdom
イギリスの急上昇ランキングでは、俳優、サッカー選手、王室関係者、テレビタレントなどが目立ちます。アメリカのランキングとはかなり顔ぶれが異なっており、同じ英語圏でも「その年に何が話題になったか」は国によって大きく違うことがわかります。
日本の公式ページでは、国や年によってカテゴリ構成が異なることがあります。そのため、ここでは日本の総合急上昇ランキングを掲載し、その中から人物に該当するものを確認します。
| 順位 | キーワード | 補足 |
|---|---|---|
| 1 | 中居正広 | 人物 |
| 2 | 遠野なぎこ | 人物 |
| 3 | 高市早苗 | 人物 |
| 4 | 永野芽郁 | 人物 |
| 5 | ドジャース 対 ブルージェイズ | スポーツ |
| 6 | モンスターハンターワイルズ | ゲーム |
| 7 | Pokémon LEGENDS Z-A | ゲーム |
| 8 | 東京2025世界陸上 | スポーツ |
| 9 | 国分太一 | 人物 |
| 10 | フジテレビ | 企業・話題 |
| 総合順位 | 人物 | 分類 |
|---|---|---|
| 1 | 中居正広 | タレント |
| 2 | 遠野なぎこ | 俳優 |
| 3 | 高市早苗 | 政治家 |
| 4 | 永野芽郁 | 俳優 |
| 9 | 国分太一 | タレント |
出典:Google Year in Search 2025 / Japan
日本の急上昇ランキングを見ると、国内の芸能、政治、スポーツ、テレビ、ゲーム関連の話題が強く出ています。これは、Google Year in Searchが「世界的な知名度」よりも、その国でその年に何が大きく検索されたかを反映するためです。
つまり、日本の急上昇ランキングに入った人物が、そのまま世界的な知名度ランキングの上位になるわけではありません。あくまで、日本国内でその年に大きく注目された人物として見る必要があります。
ここまで見てきたように、同じ「有名人ランキング」でも、指標によって上位に出る人物はかなり変わります。
| 指標 | 上位に出やすい人物 | 特徴 |
|---|---|---|
| YouGov Fame | ドナルド・トランプ、ブラッド・ピット、モーガン・フリーマン、プーチン、ボリス・ジョンソンなど | 国ごとの一般認知度を反映しやすい |
| Instagramフォロワー数 | クリスティアーノ・ロナウド、リオネル・メッシ、セレーナ・ゴメス、アリアナ・グランデなど | SNS上の世界的な露出やファンの規模を見やすい |
| Google Year in Search | その年にニュースや話題になった人物 | 知名度そのものより、検索の急上昇度を反映しやすい |
この比較表を見ると、「世界で一番有名な人」を一人に決めるのが難しい理由がわかります。
一般認知度、SNSフォロワー数、検索トレンドは、それぞれ見ているものが違います。どれも「有名」を考えるうえで参考になりますが、どれか一つだけで世界全体の知名度を完全に測ることはできません。
アメリカとイギリスのランキングを比べるだけでも、上位に出る人物はかなり変わります。
アメリカでは、大統領経験者、ハリウッド俳優、アメリカ発の音楽スターが強く出やすくなります。一方、イギリスでは、英国政治、王室、テレビ番組、サッカー、国内で長く親しまれている人物が強く出ます。
つまり、知名度は世界共通のものではなく、その国で何をよく見るかに大きく左右されます。
YouGovのようなランキングでは、人物全体のランキングだけでなく、政治家、俳優、スポーツ選手、外国政治家など、カテゴリ別のランキングが存在することがあります。
そのため、ある人物が「人物全体」では上位に出ていなくても、「外国政治家」や「スポーツ選手」のカテゴリでは非常に高い順位にいることがあります。
ランキングを見るときには、どのカテゴリのランキングなのかを確認することが大切です。
有名な人が、必ずしも好かれているとは限りません。
たとえば、政治家や国際ニュースで頻繁に報じられる人物は、認知率が非常に高くなることがあります。しかし、それは好感度や尊敬度の高さを意味するわけではありません。
ウラジーミル・プーチンのように、Fameが非常に高くてもPopularityが低い人物はその代表例です。
つまり、有名=人気がある、ではありません。
InstagramのようなSNSは、国境を越えてファンを集めやすいメディアです。特に、サッカー、音楽、映画、ファッション、モデル、インフルエンサーの分野は、言葉の壁を越えて広がりやすい特徴があります。
その一方で、政治家、学者、作家、経済人などは、世界的に重要な人物であっても、Instagramフォロワー数では上位に出にくい傾向があります。
SNSランキングは便利な指標ですが、SNSで人気のある分野に偏りやすいことも理解しておく必要があります。
Google Year in Searchは、検索数そのものの総合ランキングではなく、前年と比べて急に検索が増えたキーワードを示します。
そのため、もともと有名な人物よりも、その年にニュース、事件、選挙、スポーツ、芸能などで急に注目された人物が上位に出やすくなります。
これは、知名度ランキングとして見るよりも、その年の話題を映すランキングとして見る方が正確です。
「世界で有名」と言っても、世界の人々が同じニュースを見て、同じSNSを使い、同じスポーツを見ているわけではありません。
言語、宗教、年齢、文化、政治、メディア環境、インターネット利用状況は地域によって大きく異なります。
たとえば、クリケット選手はインドや南アジア、イギリス、オーストラリアなどでは非常に大きな知名度を持ちますが、日本ではあまり知られていないことがあります。逆に、日本で有名な芸能人やスポーツ選手が、海外ではほとんど知られていないこともあります。
つまり、世界で有名な人を考えるには、どの地域の知名度なのかを意識する必要があるのです。
では、結局のところ「世界で一番有名な人」は誰なのでしょうか。
一般的な認知度という意味では、ドナルド・トランプ、ブラッド・ピット、モーガン・フリーマン、ウラジーミル・プーチン、ボリス・ジョンソン、ジョージ・クルーニーなどは、国によって非常に高い知名度を持っています。
特に政治家は、支持されているかどうかとは別に、ニュースで頻繁に報じられるため、多くの人に名前を知られやすい存在です。トランプやプーチンのような人物は、好感度とは別に、世界的な認知度という点では非常に強い候補になります。
一方、SNS時代の世界的な露出という意味では、クリスティアーノ・ロナウドが最有力候補の一人です。Instagramフォロワー数では個人アカウントとして世界最大級であり、サッカーという世界的スポーツの影響力も加わっています。リオネル・メッシも同じく、世界的知名度の非常に高い人物です。
音楽やエンタメの分野では、テイラー・スウィフト、ビヨンセ、アリアナ・グランデ、セレーナ・ゴメス、ジャスティン・ビーバーなども世界的な知名度を持っています。
つまり、答えを一つに絞るなら、次のように整理できます。
このように、「世界で一番有名な人」は、何をもって有名とするかによって変わります。
A. 一人に決めるのは難しいです。一般認知度ならトランプ、プーチン、ブラッド・ピット、モーガン・フリーマンなどが候補になります。SNS上の世界的な露出なら、クリスティアーノ・ロナウドやリオネル・メッシが非常に強い候補です。
A. 同じではありません。知名度は「名前を知っている人が多い」という意味ですが、人気や好感度は「好きだと思う人が多い」という意味です。政治家や国際ニュースでよく報じられる人物は、好感度が低くても知名度が高くなることがあります。
A. 必ずしもそうとは言えません。Instagramフォロワー数は、SNS上の人気や露出を見るうえでは重要ですが、年齢層、国、分野による偏りがあります。政治家、学者、作家などは、世界的に重要な人物でもInstagramでは上位に出にくいことがあります。
A. 必ずしも長期的に有名な人物とは限りません。Google Year in Searchは、前年と比べて検索が急増した人物を示すため、事件、ニュース、スポーツ、芸能、訃報、炎上などをきっかけに一時的に検索された人物も上位に入ります。
A. SNSフォロワー数や世界的な競技人口を考えると、クリスティアーノ・ロナウドとリオネル・メッシは最有力候補です。サッカーは世界中で人気のあるスポーツであり、この2人は競技成績、メディア露出、SNSでの影響力の面でも非常に大きな存在です。
A. テイラー・スウィフト、ビヨンセ、アリアナ・グランデ、ジャスティン・ビーバー、セレーナ・ゴメスなどが代表的な候補です。ただし、国や世代によって知名度は大きく変わります。
A. 分野によって異なります。スポーツでは大谷翔平、エンタメや文化では宮崎駿、草間彌生、村上春樹、音楽やゲームの分野では世界的に知られている日本人もいます。ただし、この記事のランキングは主に海外指標をもとにした比較であり、日本人の世界的知名度ランキングとは別に考える必要があります。
「世界で一番有名な人は誰か」という問いには、単純な答えはありません。
YouGov Fameで見ると、国ごとの一般認知度がわかります。アメリカではトランプ、ブラッド・ピット、モーガン・フリーマンなどが非常に高い知名度を持ち、イギリスではボリス・ジョンソン、ジョージ・クルーニー、プーチンなどが高い認知率を示します。
Instagramフォロワー数で見ると、クリスティアーノ・ロナウド、リオネル・メッシ、セレーナ・ゴメス、アリアナ・グランデなど、スポーツや音楽、エンタメ分野の人物が強くなります。
Google Year in Searchで見ると、その年に検索が急上昇した人物が上位に出ます。これは知名度そのものというより、ニュースや話題性を反映したランキングです。
つまり、「世界で有名な人」を考えるときには、次の点が大切です。
だからこそ、「世界で一番有名な人」を考えるときは、一つのランキングだけを見るのではなく、複数の指標を比べることが大切です。
政治ニュースで知られている人、SNSで巨大な影響力を持つ人、映画や音楽で長年親しまれている人、その年に急に検索された人。それぞれが、異なる意味で「世界的に有名な人」だと言えるのです。