愛知県海部郡大治町の町長を務める鈴木康友氏が、警察から任意で事情聴取を受けていることを明らかにし、注目を集めています。
鈴木康友町長は、民間企業での勤務や国会議員秘書を経て、大治町議会議員に転身した人物です。町議を2期務めた後、2025年7月の大治町長選挙で現職候補を破り、40歳で初当選しました。
この記事では、鈴木康友町長の学歴、職歴、政治家としての歩み、前衆議院議員の岡本充功氏との関係、警察による任意聴取について整理します。
| 氏名 | 鈴木康友(すずき・やすとも) |
|---|---|
| 生年月日 | 1984年8月16日 |
| 年齢 | 41歳(2026年7月現在) |
| 学歴 | 松蔭高等学校卒業、同朋大学中退 |
| 主な職歴 | 電材商社勤務、衆議院議員秘書 |
| 政治経歴 | 大治町議会議員2期、大治町長 |
| 所属 | 無所属 |
| 座右の銘 | 勇往邁進、至誠通天 |
鈴木康友町長は1984年8月16日生まれです。2025年7月の大治町長選挙には40歳で立候補し、初当選後の同年8月に41歳となりました。
趣味として旅行、歴史物やミステリーを中心とした読書、野球などのスポーツを挙げています。公式プロフィールでは、筋力トレーニングや散歩にも取り組んでいると紹介されています。
鈴木康友町長は、愛知県名古屋市にある松蔭高等学校を卒業しています。
高校時代の詳しい活動や部活動、卒業年などについては、公表されているプロフィールでは明らかにされていません。
高校卒業後は、名古屋市中村区に本部を置く同朋大学に進学しました。ただし、同大学は卒業せず、中途退学しています。
所属していた学部や学科、大学を中退した時期や理由については公表されていません。そのため、確認できる学歴は「松蔭高等学校卒業、同朋大学中退」までとなります。
大学を離れた後、鈴木康友町長は電材商社に勤務しました。
電材商社は、電線、照明器具、配電設備、空調設備など、建物や工場で使用される電気設備関連の商品を取り扱う会社です。鈴木氏は、その会社で施工管理に携わっていたとされています。
施工管理は、工事のスケジュール、品質、安全、費用などを管理し、現場が計画どおりに進むよう調整する仕事です。鈴木氏にとって、会社員時代に経験した現場での調整や管理は、その後の議員活動や行政運営にもつながる経験だったと考えられます。
勤務していた会社名や在籍期間については、公表されていません。
電材商社で働いた後、鈴木康友町長は衆議院議員だった岡本充功氏の秘書を務めました。
岡本充功氏は、医師としての経歴を持ち、愛知県を地盤に衆議院議員を複数期務めた政治家です。鈴木氏は岡本氏の秘書として、政治活動や地域活動、支援者との連絡調整などに携わったとみられます。
国会議員秘書は、議員の日程調整や政策に関する調査だけでなく、選挙区内の住民や各種団体から寄せられる相談への対応、会合への出席、政治活動の準備など、幅広い業務を担当します。
鈴木氏は、岡本氏の秘書として地域政治の現場を経験した後、自ら地方議員選挙に立候補しました。
鈴木康友氏は、2019年4月に行われた大治町議会議員選挙に立候補し、初当選しました。
町議会議員としては無所属で活動し、町政全般に関する一般質問を行っています。大治町議会の記録では、祭りを通じた地域活性化、ごみ分別の分かりやすさ、学校教育、子育て、財政など、住民の生活に身近な問題を取り上げていました。
2023年4月の町議会議員選挙でも再選され、2期目に入りました。
国会議員秘書として国政と地域の関係を学び、町議会議員として大治町の行政課題に向き合ったことが、その後の町長選挙への立候補につながりました。
鈴木康友氏は、町議2期目の途中だった2025年7月、大治町長選挙に立候補しました。
選挙は2025年7月27日に投開票され、無所属新人の鈴木氏と、当時町長を務めていた村上昌生氏による一騎打ちとなりました。
開票結果は次のとおりです。
| 候補者 | 得票数 |
|---|---|
| 鈴木康友氏 | 6,096票 |
| 村上昌生氏 | 3,104票 |
鈴木氏は村上氏に約3,000票の差をつけ、初当選しました。町議会議員から町長に転身し、大治町の新たな町政運営を担うことになりました。
選挙当時40歳だった鈴木氏は、若さと町議としての経験を訴え、現職町長を破ったことで注目されました。
町長就任後、鈴木康友町長は「日本一町長らしくない町長」として、親しみやすく、住民と身近に会話ができる町長を目指すと表明しています。
これは町長としての責任を軽視するという意味ではなく、住民との距離を縮め、町民の意見が行政に届きやすい町政をつくるという姿勢を表したものです。
大治町は名古屋市に隣接し、名古屋駅から約5キロという立地にあります。面積は約6.59平方キロメートルと小さい一方、名古屋市のベッドタウンとして人口が増加してきました。
若い世代や子育て世帯が多いという町の特徴を踏まえ、鈴木町長は子育て、教育、都市整備を重点政策に掲げています。
公共施設の開放や民間団体との連携により、子どもたちが学校終了後に安心して過ごせる場所を確保する方針を示しています。
また、子どもたちがスポーツに親しめるよう、新たな球技場の整備にも取り組むとしています。
学校の教育環境を整え、教員が子どもたちと向き合う時間を確保することを重点課題に挙げています。
教育内容だけでなく、老朽化した学校校舎や設備の改修を進め、子どもたちが安全に学べる環境を整える考えです。
都市計画道路や土地区画整理事業を進め、限られた町域の土地を有効に活用する方針も示しています。
企業誘致などを通じて町の財政基盤を強化し、住宅地としてだけでなく、働く場所や地域経済の活力を生み出すことを目指しています。
2026年7月16日、鈴木康友町長は、愛知県警から任意で事情聴取を受けていることを明らかにしました。
報道によると、鈴木町長は2025年7月の町長選挙前ごろ、かつて秘書を務めていた前衆議院議員・岡本充功氏の事務所に、許可なく複数回立ち入ったとされています。岡本氏側からの被害届を県警が受理し、事情を調べていると報じられました。
鈴木町長は取材に対し、「捜査機関に協力しているのは事実」と説明する一方、捜査中であることから具体的な内容については明らかにしていません。
また、町民に心配をかけていることについて謝罪しました。
岡本氏は自身のSNSを通じて、現時点では被害の程度や事案の詳しい内容が不明であるため、捜査の推移を見守りたいとの趣旨のコメントを発表しています。
今回報じられているのは、警察による任意の事情聴取です。
任意聴取とは、警察が関係者などから事情を確認するため、本人の同意を得たうえで話を聞く手続きです。身柄を拘束する逮捕とは異なります。
2026年7月16日の報道時点で、鈴木町長が逮捕、書類送検または起訴されたとの発表はありません。また、事務所への立ち入りがどのような経緯で行われたのか、鈴木町長がどのような説明をしているのかについても、詳しい内容は明らかになっていません。
被害届が受理されたことだけで、犯罪が成立したと確定するわけではありません。今後は、警察が関係者への聞き取りや客観的な証拠の確認を進め、事件として送検するかどうかを判断するとみられます。
今回の問題で注目されているのが、鈴木康友町長と岡本充功氏との関係です。
鈴木町長は政治家になる前、岡本氏の秘書を務めていました。岡本氏の事務所は、鈴木氏にとって以前の勤務先に当たります。
そのため、まったく面識のない第三者の事務所に入ったという構図ではなく、かつて秘書として勤務していた事務所への立ち入りが問題となっています。
ただし、過去に勤務していた場所であっても、退職後に管理者の許可なく立ち入ることが認められるとは限りません。立ち入り時の状況、事務所側との関係、許可の有無などが、捜査における重要な確認事項になると考えられます。
「鈴木康友」という名前の政治家には、静岡県知事を務める鈴木康友氏もいますが、大治町の鈴木康友町長とは別人です。
静岡県知事の鈴木康友氏は1957年生まれで、衆議院議員や浜松市長を経て、2024年に静岡県知事へ就任しました。
一方、大治町長の鈴木康友氏は1984年生まれで、岡本充功氏の秘書や大治町議会議員を経て、2025年に大治町長へ初当選しています。
鈴木康友町長は、松蔭高等学校を卒業し、同朋大学を中退した後、電材商社で施工管理の仕事を経験しました。
その後、衆議院議員だった岡本充功氏の秘書を務め、2019年に大治町議会議員へ初当選。町議を2期務めた後、2025年7月の町長選挙で現職候補を破り、大治町長に就任しました。
町長としては、子どもの居場所づくり、教育改革、学校設備の改修、都市計画、企業誘致などを重点政策に掲げています。
一方、2026年7月には、岡本氏の事務所への立ち入りをめぐり、警察から任意で事情聴取を受けていることが明らかになりました。
現段階では任意聴取であり、逮捕や起訴が発表されたわけではありません。事実関係の全容は明らかになっておらず、今後の警察の捜査と鈴木町長本人の説明が注目されます。