保積弘康氏は、富士通株式会社の執行役員常務・海外ビジネス担当に就任予定と発表された人物です。
富士通は2026年6月25日、2026年7月1日付予定の執行役員人事として、保積弘康氏が「執行役員常務 海外ビジネス担当」として入社することを発表しました。
保積氏はこれまで、外資系企業やグローバルIT・コンサルティング企業で経営、営業、事業開発、オペレーションなどに携わってきた人物として知られています。特にキャップジェミニ・ジャパンでは、執行役員社長として日本事業を率いた経歴があり、富士通の海外ビジネス強化において注目される人事となっています。
保積弘康氏の名前は、「ほづみ・ひろやす」と読みます。
ビジネス記事などでは「保積弘康」「Hiroyasu Hozumi」「Hiro Hozumi」などの表記で紹介されることもあります。
| 氏名 | 保積 弘康 |
|---|---|
| 読み方 | ほづみ・ひろやす |
| 就任予定 | 富士通 執行役員常務 海外ビジネス担当 |
| 主な経歴 | キャップジェミニ・ジャパン執行役員社長、ReachLocal Japan代表取締役社長CEOなど |
| 専門領域 | グローバルビジネス、ITコンサルティング、DX、営業・事業開発、経営管理 |
| 学歴 | カリフォルニア・ルーテル大学 経営学部卒業 |
保積弘康氏の学歴として公開情報で確認できるのは、1991年にカリフォルニア・ルーテル大学の経営学部を卒業している点です。
カリフォルニア・ルーテル大学は、アメリカ・カリフォルニア州にある大学です。保積氏は海外大学で経営を学んだ後、グローバル企業でキャリアを積み重ねてきました。
日本企業の海外展開や外資系企業の日本事業運営に関わってきた保積氏の経歴を見ると、早い段階から国際的なビジネス環境に身を置いてきた人物だと考えられます。
保積弘康氏は、キャリアの中でデュポン、ボーダフォン、ハートフォード生命保険などのグローバル企業に在籍したとされています。
これらの企業では、財務、CIO、COOなどの役職を歴任したと紹介されています。CIOは最高情報責任者、COOは最高執行責任者を意味し、いずれも企業経営の中核に関わるポジションです。
この時期の経験は、保積氏が単なるIT畑の人物ではなく、財務、経営管理、組織運営、事業成長を幅広く見てきた経営人材であることを示しています。
保積弘康氏の経歴で重要な節目の一つが、ReachLocal Japanでの代表経験です。
2011年、保積氏は米国ReachLocal, Inc.に入社し、同年9月にReachLocal Japanの設立に関わり、代表取締役社長CEOに就任したとされています。
ReachLocalは、中小企業向けのオンラインマーケティング支援やリスティング広告、通話トラッキングなどを手がけた企業です。当時、日本でもネット広告とリアル店舗への集客を結びつけるO2Oの考え方が広がり始めており、保積氏はその日本展開を率いた人物でした。
この経験から、保積氏は外資系テクノロジー企業の日本市場参入、組織立ち上げ、営業体制の構築、デジタルマーケティング分野の事業拡大に関わってきたことが分かります。
その後、保積弘康氏は2014年にキャップジェミニ・グループに加わりました。
キャップジェミニは、フランス発の大手ITコンサルティング企業です。クラウド、データ、AI、デジタルエンジニアリング、業務改革、システム導入などを幅広く支援するグローバル企業として知られています。
保積氏はキャップジェミニ・ジャパンで、バイス・プレジデント、最高営業責任者、最高執行責任者などを務め、日本事業の成長に関わりました。
特に注目されるのは、金融サービス部門のグローバルアカウントヘッド、CSO、COOなどを歴任した点です。これは、日本企業のデジタル化やグローバル化を支援する現場で、営業戦略と事業運営の両面を担っていたことを意味します。
保積弘康氏は、2021年にキャップジェミニ・ジャパンの執行役員社長に就任しました。
キャップジェミニ・ジャパンでは、日本企業のDX、グローバルオペレーティングモデルの構築、ERP導入、業務改革、海外リソースを活用したプロジェクト推進などが重要テーマとなっていました。
保積氏は、日本企業が国内中心のシステムや業務モデルから、海外でも通用する標準化された仕組みへ移行する必要性を語ってきました。
この考え方は、富士通が今後さらに海外ビジネスを強化していくうえでも重要な視点になると考えられます。
富士通が発表した人事によると、保積弘康氏は2026年7月1日付予定で、執行役員常務 海外ビジネス担当として入社します。
富士通は日本を代表するITサービス企業であり、国内だけでなくグローバル市場でも事業を展開しています。近年は、従来型のハードウェアやシステム構築にとどまらず、デジタルサービス、クラウド、AI、データ活用、サステナビリティ関連の事業にも力を入れています。
その中で、保積氏のように外資系IT企業、コンサルティング、金融、通信、テックベンチャーなどを横断してきた人物を海外ビジネス担当に迎えることは、富士通のグローバル展開をさらに強める狙いがあると見られます。
| 年 | 主な経歴 |
|---|---|
| 1991年 | カリフォルニア・ルーテル大学経営学部卒業 |
| その後 | デュポン、ボーダフォン、ハートフォード生命保険などで財務、CIO、COOなどを歴任 |
| 2011年 | 米国ReachLocal, Inc.に入社 |
| 2011年 | ReachLocal Japan設立に関わり、代表取締役社長CEOに就任 |
| 2014年 | キャップジェミニ・グループに参加 |
| 2014年以降 | キャップジェミニ・ジャパンでCSO、COOなどを歴任 |
| 2021年 | キャップジェミニ・ジャパンの執行役員社長に就任 |
| 2026年7月予定 | 富士通 執行役員常務 海外ビジネス担当に就任予定 |
保積弘康氏が注目される理由は、単に富士通の役員人事に名前が出たからだけではありません。
保積氏の経歴には、いくつかの特徴があります。
保積氏は、デュポン、ボーダフォン、ハートフォード生命保険、ReachLocal、キャップジェミニなど、国際的なビジネス環境で経験を積んできました。
日本企業が海外市場で競争力を高めるには、現地の商習慣、グローバル標準の業務プロセス、多国籍チームのマネジメントが欠かせません。保積氏は、こうした領域に長く関わってきた人物です。
保積氏は、ITコンサルティングやデジタル化だけでなく、財務、営業、組織運営、事業開発にも関わってきました。
企業のDXは、単にシステムを導入すれば成功するものではありません。業務の進め方、組織体制、意思決定、海外拠点との連携まで含めて変えていく必要があります。
保積氏の経歴は、技術と経営の橋渡しをするタイプのリーダーであることを示しています。
キャップジェミニ・ジャパン時代の保積氏は、日本企業が海外で戦うためには、国内仕様に偏った仕組みから、世界で通用する標準化された業務モデルへ移行する必要があるという問題意識を示していました。
これは、富士通の海外ビジネスにも関係するテーマです。日本発のIT企業が世界で存在感を高めるには、技術力だけでなく、グローバル市場で売れるサービス設計、現地企業との連携、海外顧客に合わせた提供体制が重要になります。
富士通にとって、保積弘康氏の起用は、海外ビジネスを強化するための人材登用と見ることができます。
富士通は、国内の大企業や官公庁向けのITサービスで強い基盤を持つ一方、今後はグローバルでの競争力をさらに高めることが求められています。
保積氏は、外資系企業の日本展開と、日本企業のグローバル化支援の両方に関わってきた人物です。そのため、富士通の海外事業において、外部視点を取り入れた事業戦略や組織改革を進める役割が期待されます。
特に、海外顧客向けのデジタルサービス、グローバルな営業体制、現地パートナーとの連携、AIやデータ活用を含む新しい事業モデルの構築などで、保積氏の経験が生かされる可能性があります。
保積弘康氏は、富士通の執行役員常務・海外ビジネス担当に就任予定のグローバル経営人材です。
カリフォルニア・ルーテル大学で経営を学び、デュポン、ボーダフォン、ハートフォード生命保険などのグローバル企業を経て、ReachLocal Japanでは代表取締役社長CEOを務めました。
その後、キャップジェミニ・ジャパンでCSO、COO、執行役員社長などを歴任し、日本企業のDXやグローバル化支援に深く関わってきました。
富士通が保積氏を海外ビジネス担当として迎えることは、同社がグローバル市場での成長をさらに重視していることを示す人事とも言えます。
今後、富士通の海外戦略やデジタルサービス事業において、保積弘康氏がどのような役割を果たすのか注目されます。