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メジャーリーグのユニフォームに④が付けられているのはなぜ?

メジャーリーグのユニフォームに④が付けられているのはなぜ?

メジャーリーグ中継で見える「④」の正体

メジャーリーグの試合中継を見ていると、選手のユニフォームの胸のあたりに、丸で囲まれたような「4」、つまり「④」のようなマークが付けられていることがあります。

たとえば、ロサンゼルス・ドジャースの試合を見ていると、胸のチーム名の右上あたりに小さな「4」のワッペンやデカールが見えることがあります。普段のユニフォームにはないため、「これは何のマークなのか」「スポンサーなのか」「誰かの追悼なのか」と気になった人も多いでしょう。

この「④」は、メジャーリーグの伝説的選手であるルー・ゲーリッグを称えるための記念マークです。

毎年6月2日に行われるルー・ゲーリッグ・デーに合わせて、MLBの選手、監督、コーチ、審判などがユニフォームに特別な「4」のマークを付けることがあります。

つまり、ドジャースの選手が付けていた「④」は、ドジャースだけの特別な記念ではなく、メジャーリーグ全体で行われている取り組みの一部なのです。

④はルー・ゲーリッグの背番号「4」

ユニフォームに付けられている「④」の数字は、ルー・ゲーリッグがニューヨーク・ヤンキース時代に着けていた背番号「4」を表しています。

ルー・ゲーリッグは、1920年代から1930年代にかけてニューヨーク・ヤンキースで活躍した名選手です。強打者として知られ、長くチームの中心選手としてプレーしました。

彼の背番号「4」は、ヤンキースで永久欠番となっています。実は、ゲーリッグの背番号4は、メジャーリーグ史上初めて永久欠番になった番号としても知られています。

そのため、メジャーリーグで「4」という数字は、単なる背番号ではありません。ルー・ゲーリッグという偉大な選手の功績、そして彼が直面した病気への理解を広げるための象徴になっています。

ルー・ゲーリッグとはどんな選手?

ルー・ゲーリッグは、ニューヨーク・ヤンキースの一塁手として活躍したメジャーリーグの名選手です。

彼は非常に丈夫な選手として知られ、長期間にわたって試合に出続けました。その姿から、「鉄人」という意味の「Iron Horse」と呼ばれました。

ゲーリッグの代表的な記録として有名なのが、2130試合連続出場です。現在ではカル・リプケン・ジュニアによって記録は更新されていますが、当時としては驚異的な大記録でした。

さらに、ゲーリッグはベーブ・ルースとともにヤンキース黄金時代を支えた存在でもあります。ヤンキースの強力打線の中心にいた選手であり、メジャーリーグの歴史を語るうえで欠かせない人物です。

なぜ6月2日がルー・ゲーリッグ・デーなのか

メジャーリーグでは、毎年6月2日をルー・ゲーリッグ・デーとしています。

6月2日が選ばれているのには、重要な理由があります。

まず、1925年6月2日は、ルー・ゲーリッグがヤンキースの先発一塁手となり、のちに続く連続試合出場記録の出発点となった日とされています。

そして、1941年6月2日は、ゲーリッグがALSの合併症により亡くなった日でもあります。

つまり、6月2日は、ゲーリッグの野球人生の始まりを象徴する日であると同時に、彼の人生の終わりとも深く結びついた日なのです。

そのため、メジャーリーグではこの日を、ゲーリッグの功績を称え、ALSへの理解を広げる日として位置づけています。

ALSとは何か

ルー・ゲーリッグ・デーを理解するうえで重要なのが、ALSという病気です。

ALSは、日本語では筋萎縮性側索硬化症と呼ばれる難病です。体を動かすための神経が少しずつ障害され、筋肉を自由に動かすことが難しくなっていく病気です。

アメリカでは、ALSが「ルー・ゲーリッグ病」と呼ばれることもあります。これは、ルー・ゲーリッグがこの病気によって現役生活を終え、若くして亡くなったことが広く知られているためです。

ルー・ゲーリッグ・デーは、単に昔の名選手を称えるだけの日ではありません。ALSという病気について多くの人に知ってもらい、患者や家族、研究支援への関心を高めるための日でもあります。

ユニフォームの「④」は追悼だけではない

ユニフォームに付けられている「④」を見ると、「誰かが亡くなったから追悼しているのか」と思う人もいるかもしれません。

確かに、ルー・ゲーリッグはすでに亡くなっている人物です。その意味では、彼をしのぶ意味もあります。

しかし、この「④」のマークには、単なる追悼以上の意味があります。

それは、ゲーリッグの功績を称えること、ALSへの理解を広げること、そしてALSと向き合う人々を支援することです。

そのため、ルー・ゲーリッグ・デーでは、球場でALS患者や支援団体が紹介されたり、選手が啓発活動に参加したりすることがあります。試合中継でも、ALSに関する説明やルー・ゲーリッグの映像が紹介されることがあります。

なぜドジャースの選手も④を付けているのか

ルー・ゲーリッグはヤンキースの選手だったため、「なぜドジャースの選手も4のマークを付けているのか」と疑問に思う人もいるでしょう。

理由は、ルー・ゲーリッグ・デーがヤンキースだけの記念日ではなく、MLB全体の記念日だからです。

ルー・ゲーリッグはヤンキースの伝説的選手ですが、その功績やALS啓発の意味は、球団の枠を超えています。そのため、ドジャース、メッツ、レッドソックス、カブス、パドレスなど、メジャーリーグの各球団がこの取り組みに参加します。

ドジャースの選手がユニフォームに「④」を付けている場合、それはドジャース独自の背番号や球団内の記念ではなく、ルー・ゲーリッグ・デーに合わせたMLB全体の取り組みと考えるとわかりやすいです。

④のデザインがヤンキース風に見える理由

「④」のマークをよく見ると、デザインがどことなくヤンキース風に見える場合があります。

これは偶然ではありません。ルー・ゲーリッグがニューヨーク・ヤンキースの選手だったため、背番号4のデザインにはヤンキースを意識した色や書体が使われることがあります。

ヤンキースのユニフォームといえば、ネイビー系の色や伝統的な書体が印象的です。ルー・ゲーリッグ・デーの「4」のマークも、その歴史的背景を反映したデザインになっています。

そのため、ドジャースの青いユニフォームや他球団のユニフォームに付いていても、数字の雰囲気だけはヤンキースらしく見えることがあります。

これは、ゲーリッグがヤンキースで背番号4を着けていたことを明確に示すためのものです。

2026年のルー・ゲーリッグ・デー

2026年6月2日にも、メジャーリーグではルー・ゲーリッグ・デーが行われています。

2026年は、MLBにおける第6回のルー・ゲーリッグ・デーです。全30球団が関わる形で、ゲーリッグの功績とALSへの啓発を目的とした取り組みが行われます。

試合では、選手や関係者が「4」のマークを身につけたり、球場内でALSに関するメッセージが紹介されたりします。また、球団によっては始球式やセレモニー、支援団体との連携イベントが行われることもあります。

そのため、2026年6月2日前後のメジャーリーグ中継で「④」のようなマークを見かけた場合、それはルー・ゲーリッグ・デーに関連するものです。

「4-ALS」という表記もある

ルー・ゲーリッグ・デーでは、ユニフォームの「4」だけでなく、「4-ALS」という表記が使われることもあります。

この「4」は、ルー・ゲーリッグの背番号です。そして「ALS」は、彼が患った病気である筋萎縮性側索硬化症を表しています。

つまり、「4-ALS」は、ゲーリッグの背番号とALS啓発を結びつけた表現です。

選手が赤い「4-ALS」のリストバンドを着用したり、球場内の表示や映像で「4-ALS」のロゴが使われたりすることがあります。

テレビ中継ではユニフォームの「4」が目立ちやすいですが、球場全体では「4-ALS」という形で啓発メッセージが展開されている場合もあります。

スポンサーのロゴや個人の背番号ではない

メジャーリーグのユニフォームには、近年スポンサーのロゴが付けられることもあります。そのため、「④」もスポンサーのマークだと思う人がいるかもしれません。

しかし、ルー・ゲーリッグ・デーの「④」はスポンサーのロゴではありません。

また、ドジャースの特定選手の背番号を表しているわけでもありません。たとえば、試合に出ている選手の背番号とは関係なく、チーム全体で同じ「4」のマークを付けることがあります。

これは、ルー・ゲーリッグの背番号4を通じて、MLB全体で共通のメッセージを示しているためです。

日本のファンが見落としやすいポイント

日本でメジャーリーグ中継を見ていると、画面上では小さなマークにしか見えないため、「④」が何を意味しているのかわかりにくいことがあります。

特に、ドジャースの試合を見ている場合、大谷翔平選手や山本由伸投手など日本人選手に注目している人が多いため、ユニフォームの細かな記念マークまでは説明されないこともあります。

また、日本のプロ野球では、全球団共通で特定の数字のマークを付ける機会はそれほど多くありません。そのため、MLB特有の記念日や啓発活動の一部として理解する必要があります。

「ドジャースのユニフォームに④が付いている」と見えたとしても、それはドジャースだけの意味ではなく、メジャーリーグ全体でルー・ゲーリッグを称えているサインなのです。

ルー・ゲーリッグの「4」が今も使われる意味

ルー・ゲーリッグは、すでに80年以上前に亡くなった選手です。それでも、彼の背番号4は今もメジャーリーグで特別な意味を持ち続けています。

その理由は、ゲーリッグが単に成績の優れた選手だっただけではないからです。

彼は「鉄人」と呼ばれるほど試合に出続け、チームのためにプレーし続けました。しかし、ALSという病気によって突然、選手生活を終えなければならなくなりました。

それでも、引退時のスピーチで感謝を述べた姿は、アメリカのスポーツ史に残る名場面として語り継がれています。

そのため、背番号4は、強さ、誠実さ、困難に向き合う姿勢、そしてALSへの理解を象徴する数字になっているのです。

まとめ|メジャーリーグの④はルー・ゲーリッグを称えるマーク

メジャーリーグのユニフォームに付けられている「④」は、ルー・ゲーリッグの背番号4を表す記念マークです。

これは、毎年6月2日に行われるルー・ゲーリッグ・デーに合わせたもので、MLB全体で行われる取り組みです。

ルー・ゲーリッグは、ニューヨーク・ヤンキースで活躍した伝説的選手であり、「鉄人」と呼ばれた名選手でした。しかし、ALSという難病により現役生活を終え、若くして亡くなりました。

そのため、メジャーリーグでは6月2日にゲーリッグの功績を称えるとともに、ALSへの理解や研究支援を広げる活動を行っています。

ドジャースの選手がユニフォームに「④」を付けている場合も、それはドジャース独自の記念ではなく、ルー・ゲーリッグ・デーに合わせたMLB全体の啓発活動です。

テレビ中継でこの「④」を見かけたら、ルー・ゲーリッグという偉大な選手の背番号であり、ALSと闘う人々への支援を示す大切なマークだと理解するとよいでしょう。

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