2026年7月10日更新
2026年シーズンの読売ジャイアンツは、外国人選手を積極的に入れ替えながら戦っています。
開幕前には、メジャーリーグ経験を持つボビー・ダルベック、フォレスト・ウィットリー、スペンサー・ハワード、ブライアン・マタが新たに加入しました。
さらに、育成選手だったルイス・ルシアーノが3月24日、フリアン・ティマが5月25日に支配下登録され、7月時点では支配下外国人9人、育成外国人3人という陣容になっています。
一軍では、トレイ・キャベッジとダルベックが打線の中心を担い、ウィットリーが先発ローテーションに定着。守護神のライデル・マルティネスも高い安定感を見せています。
この記事では、2026年の巨人に所属する外国人選手を一覧で整理し、シーズン中盤までの成績や役割、今後の注目ポイントを紹介します。
※選手登録と成績は2026年7月9日終了時点です。
2026年7月時点で、巨人に所属している外国人選手は合計12人です。
ただし、支配下登録されている外国人選手全員が、同時に一軍でプレーできるわけではありません。
現在のNPBでは、外国人選手を一軍の出場選手として登録できるのは最大5人、1試合でベンチ入りできるのは最大4人です。そのため、巨人では先発投手の登板日や選手の状態に応じて、外国人枠を入れ替えながら運用しています。
| 背番号 | 選手名 | 出身 | 守備 | 2026年の成績・状況 |
|---|---|---|---|---|
| 13 | トレイ・キャベッジ | アメリカ | 外野手 | 75試合、打率.244、13本塁打、28打点 |
| 29 | ボビー・ダルベック | アメリカ | 内野手 | 74試合、打率.248、12本塁打、36打点 |
| 50 | フリアン・ティマ | ドミニカ共和国 | 外野手 | 5月25日に支配下昇格。一軍13試合、打率.100 |
| 26 | フォレスト・ウィットリー | アメリカ | 投手 | 11試合、3勝4敗、防御率2.51 |
| 28 | スペンサー・ハワード | アメリカ | 投手 | 2試合、0勝1敗、防御率3.86 |
| 42 | ブライアン・マタ | ベネズエラ | 投手 | 一軍3試合、0勝1敗、防御率3.29 |
| 48 | ルイス・ルシアーノ | ドミニカ共和国 | 投手 | 3月24日に支配下昇格。11試合、6ホールド、防御率3.27 |
| 49 | アルベルト・バルドナード | パナマ | 投手 | 一軍登板なし。ファーム22試合、防御率2.08 |
| 92 | ライデル・マルティネス | キューバ | 投手 | 31試合、25セーブ、防御率1.53 |
トレイ・キャベッジは、2025年に巨人へ加入した左打ちの外野手です。
来日2年目となる2026年は、7月9日までに75試合へ出場し、打率.244、13本塁打、28打点を記録しています。すでに本塁打数はチームの外国人野手の中で最多となっており、打線に欠かせない長距離打者になっています。
三振は多いものの、甘い球を一振りでスタンドへ運べるパワーが最大の魅力です。外野だけでなく一塁を守れる点も、外国人枠を運用するうえで大きな強みとなっています。
後半戦では打率と出塁率をどこまで上げられるかがポイントです。安定して走者をかえせるようになれば、20本塁打以上も十分に狙えます。
ボビー・ダルベックは、2026年から巨人に加入した右の長距離打者です。
ボストン・レッドソックスなどでメジャーリーグ通算47本塁打を記録した実績があり、巨人では岡本和真に代わる中軸候補として期待されました。
7月9日までに74試合へ出場し、打率.248、12本塁打、36打点を記録。極端な低打率に陥ることなく、長打と勝負強さの両面で一定の結果を残しています。
一方で、266打数で97三振と三振数は多く、日本の投手が多用する低めの変化球への対応には課題も見られます。それでも四球を30個選んでおり、打率だけでは分からない出塁能力もあります。
三振を減らしながら現在の長打力を維持できれば、シーズン20本塁打、70打点以上も視野に入ってきます。
2026年の新外国人選手の中で、特に大きな戦力となっているのがフォレスト・ウィットリーです。
身長201センチの大型右腕で、角度のある速球と空振りを奪える変化球を武器としています。
7月9日までに11試合へ登板し、3勝4敗、防御率2.51。64回2/3を投げて74三振を奪っており、高い奪三振能力を示しています。
勝敗は負け越しているものの、防御率を見る限り、先発投手として十分に試合をつくっています。被安打は37本に抑えており、走者を多く出さない点も評価できます。
後半戦では四球を減らし、より長いイニングを投げられるかが課題です。登板間隔や夏場の気候にも適応できれば、巨人の先発陣を支える存在となりそうです。
ライデル・マルティネスは、2026年も巨人の守護神として圧倒的な存在感を見せています。
7月9日までに31試合へ登板し、25セーブ、防御率1.53。29回1/3で33三振を奪い、被安打は18本にとどめています。
2025年に中日から巨人へ移籍した当初から、最大の期待は試合終盤の安定でした。2026年もその役割は変わらず、リードした状態で9回につなげれば勝利を計算できる投手です。
一方で、すでに2敗を喫しており、前年までと比べて全く打たれないという状態ではありません。それでも防御率1点台と25セーブという数字は優秀で、依然として巨人の最重要外国人選手の一人です。
ルイス・ルシアーノは、2023年から育成選手として巨人に所属してきた右投手です。
2026年3月24日に支配下登録され、背番号は育成時代の035から48へ変更されました。
一軍では11試合に登板し、0勝1敗、6ホールド、防御率3.27。速球を軸に、試合中盤から終盤を任されるリリーフとして起用されています。
一軍で一定の結果を残していることから、支配下昇格は単なる人数調整ではなく、戦力として評価された結果といえます。
外国人枠の競争は激しいものの、安定した投球を続ければ、ライデル・マルティネスにつなぐ勝ちパターンの一角に入る可能性があります。
ブライアン・マタは、力強い速球を持つベネズエラ出身の右投手です。
一軍では3試合に登板し、0勝1敗、防御率3.29。13回2/3で15三振を奪っており、投球内容には将来性が表れています。
ファームでは11試合に登板して5勝3敗、防御率2.78。55回を投げて47三振を記録しており、先発投手として登板を重ねています。
ウィットリーらとの外国人枠争いがあるため一軍での登板機会は限られていますが、日本の打者やボールへの適応が進めば、後半戦の先発候補になる可能性があります。
スペンサー・ハワードは、2025年に楽天でプレーした経験を持つ右投手です。
日本球界での経験があることから即戦力として期待されましたが、巨人では7月9日までに一軍2試合の登板にとどまっています。
成績は0勝1敗、防御率3.86。9回1/3で14三振を奪っており、短い登板数ながら奪三振能力の高さを見せています。
外国人投手の選択肢が多い巨人では、一軍に定着するために登板ごとの結果が求められます。先発陣に故障や不調が出た場合には、すぐに候補となる存在です。
アルベルト・バルドナードは、身長196センチ、体重122キロの大型左腕です。
2023年途中に巨人へ加入し、2024年には58試合に登板するなど、左のリリーフとして実績を残してきました。
2026年は外国人投手の競争が激しく、7月9日まで一軍登板はありません。一方、ファームでは22試合に登板し、防御率2.08、2セーブを記録しています。
ファームでの成績は安定しており、一軍の左の中継ぎ陣や外国人投手の状態次第では、再昇格する可能性があります。
フリアン・ティマは、ドミニカ共和国出身の大型野手です。
2021年に育成選手として巨人へ加入し、長い育成期間を経て、2026年5月25日に支配下登録されました。背番号は013から50へ変更されています。
ファームでは40試合に出場し、打率.303、5本塁打、22打点を記録。一軍昇格につながる結果を残しました。
一軍では13試合、30打数3安打の打率.100と苦戦していますが、21歳と若く、現時点では完成された助っ人というよりも将来を見据えた長距離打者です。
一軍投手の変化球や配球に慣れ、持ち前のパワーを発揮できるかが今後の課題になります。
| 背番号 | 選手名 | 出身 | 守備 | 生年月日 |
|---|---|---|---|---|
| 041 | 黄錦豪 | 台湾 | 投手 | 2005年12月4日 |
| 042 | フランシス・グズマン | ドミニカ共和国 | 投手 | 2006年12月30日 |
| 049 | クリスチャン・フェリス | ドミニカ共和国 | 外野手 | 2002年9月7日 |
黄錦豪は、台湾出身の若手左腕です。2024年から育成選手として巨人に所属しています。
身長184センチの体格を生かした投球が期待されており、現在は三軍を中心に実戦経験を積んでいます。まだ20歳と若く、短期間での一軍昇格よりも、球速や制球力を伸ばしながら長期的に育成する段階にあります。
フランシス・グズマンは、2025年8月に育成契約を結んだドミニカ共和国出身の左投手です。
2006年生まれの若手で、将来性を重視して獲得された選手です。体づくりや投球フォームの安定、変化球の精度向上に取り組みながら、まずは三軍で登板機会を増やすことが目標になります。
クリスチャン・フェリスも、グズマンと同じく2025年8月に育成契約を結んだドミニカ共和国出身の選手です。
身長200センチ、体重127キロという非常に大きな体格を持ち、規格外のパワーが期待されています。
2026年はファーム公式戦にも出場していますが、まだ実戦経験を積んでいる段階です。確実性や守備力を高め、ティマに続く支配下昇格を目指します。
2024年と2025年に巨人でプレーしたカイル・ケラーは、2026年度の巨人の支配下登録選手一覧には入っていません。
2026年の外国人リリーフ陣は、ライデル・マルティネス、ルシアーノ、バルドナードを中心に構成されています。
外国人選手を一軍に登録できる人数には制限があるため、巨人は全員を同時に起用できません。
シーズン中盤までの成績を考えると、優先度が高いのは次の4人です。
この4人に加え、先発が必要な場合はマタ、ハワード、中継ぎを強化したい場合はルシアーノやバルドナードが候補になります。
ウィットリーが先発する日は外国人野手の一人がベンチを外れる可能性があるなど、対戦相手や登板予定に合わせた運用が必要です。
キャベッジは13本塁打、ダルベックは12本塁打を記録しています。現在のペースを維持できれば、両選手が20本塁打を超える可能性があります。
巨人打線にとって、外国人野手2人がそろって長打を打てることは大きな強みです。
ウィットリーは防御率2.51と安定していますが、登板数は11試合です。
後半戦も先発ローテーションを守り、登板間隔を空けずに投げられるかが注目されます。
ライデル・マルティネスは、すでに25セーブを記録しています。
チームが接戦を多く制すれば、40セーブ以上に到達する可能性もあります。セーブ王争いでも引き続き注目される存在です。
2026年はルシアーノとティマが育成から支配下へ昇格しました。
巨人が海外から獲得した若手選手を数年かけて育成し、一軍戦力へつなげる流れが形になりつつあります。
黄錦豪、グズマン、フェリスが今後どのように成長するかも、中長期的な注目ポイントです。
2026年の巨人には、支配下9人、育成3人の外国人選手が所属しています。
一軍では、キャベッジとダルベックが打線の中心となり、ウィットリーが先発ローテーションで好投。ライデル・マルティネスも守護神として25セーブを記録しています。
ルシアーノとティマが育成から支配下へ昇格したことも、2026年の外国人編成における大きな変化です。
後半戦では、外国人枠をどのように使い分けるかが重要になります。打線を優先するのか、先発投手を増やすのか、リリーフを厚くするのかによって、登録される選手も変わります。
主力外国人の活躍だけでなく、マタ、ハワード、バルドナード、ティマらが一軍で出番をつかめるかも、巨人の順位を左右するポイントになりそうです。