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トロント・ブルージェイズ・投手陣

ブルージェイズの投手陣一覧

トロント・ブルージェイズ・投手陣

ブルージェイズのピッチャー一覧

最新版/2025年ワールドシリーズ対応

更新日:2025年10月23日(JST):

1993年以来となるワールドシリーズ進出を決めたトロント・ブルージェイズ。ここまでの戦いでは、投手陣の安定感と厚みが光りました。この記事では、2025年ポストシーズン(ALCS終了時点〜ワールドシリーズ開幕前)の最新情報をもとに、トロントブルージェイズの投手陣を一覧+役割別+個別プロフィール解説で詳しく紹介します。さらに、ワールドシリーズでのピッチャー起用予想、戦略、そして今季の軌跡まで徹底的に掘り下げます。


1) ポストシーズン登録投手(ALCS時点の26人枠・投手13名)

※最終ロスターは試合直前に若干の変更があり得ますが、ALCSの13投手構成が基本ベースとなります。

● 先発・ロング枠

  • ケビン・ゴーズマン(RHP) – チームのエース、安定感抜群。
  • シェーン・ビーバー(RHP) – 経験豊富な元サイ・ヤング賞投手。
  • トレイ・イェサヴェージ(RHP) – ルーキーながら堂々の先発候補。
  • マックス・シャーザー(RHP) – 経験と闘志を兼ね備えた伝説級ベテラン。
  • クリス・バシット(RHP) – イニング・イーターとしての信頼厚い。

● 救援(右)

  • ジェフ・ホフマン(RHP) – 守護神。9回を締める大黒柱。
  • セランソニー・ドミンゲス(RHP) – 8回担当。パワー右腕。
  • ヤリエル・ロドリゲス(RHP) – ブリッジ&マルチイニング可。
  • ルイス・バーランド(RHP) – 中盤の安定剤。
  • ブレイドン・フィッシャー(RHP) – 若手の勢いで勝ちパターンに食い込む。

● 救援(左)

  • ブレンドン・リトル(LHP) – 対左スペシャリスト。
  • メイソン・フルハーティ(LHP) – コントロール型の中継ぎ。
  • エリック・ラウアー(LHP) – ロングリリーフ、左の第2先発枠。

ブルージェイズの投手陣の中でもこの13人は、状況に応じて柔軟に役割を変化させる“可変的投手陣”であり、短期決戦に最も適した構成といえます。


2) 主要投手の詳細プロフィールと特徴

🟦 ケビン・ゴーズマン(Kevin Gausman)

  • 生年月日:1991年1月6日(コロラド州出身)
  • 今季成績:32先発/10勝11敗/防御率3.59/奪三振189/WHIP1.06
  • 投球スタイル:フォーシームとスプリットのコンビネーションが代名詞。特に低めへのスプリットは空振り率が極めて高く、相手打者を翻弄。
  • 特徴と課題:序盤は完璧でも、3巡目に入ると球威が落ちる傾向があり、首脳陣は球数80球を目安に継投へ移行する方針。
  • ポストシーズンでの位置付け:Game1先発濃厚。安定感でチームの流れを作る存在。
  • エピソード:2025年9月には2安打完封を記録し、地元ファンを熱狂させた。ブルージェイズの大黒柱として精神的支柱でもある。

🟦 ジェフ・ホフマン(Jeff Hoffman)

  • 生年月日:1993年1月8日(ニューヨーク州出身)
  • 今季成績:セーブ33/防御率4.37/奪三振84/WHIP1.19
  • 特徴:196cmの長身を活かした角度のある速球。スライダーとフォーシームのコンビで空振りを奪う。シーズンを通して終盤の試合を締める存在。
  • 役割:クローザー。接戦時の登板が多く、連投にも耐えるタフネス。
  • 強み:ピンチでの冷静さ。走者を出しても動じず、三振で切り抜ける。
  • トピック:3年契約で加入後、チームの“最後の砦”に。WSでは2イニング跨ぎ登板も想定。

🟦 シェーン・ビーバー(Shane Bieber)

  • 生年月日:1995年5月31日(カリフォルニア州オレンジ出身)
  • 今季成績:7先発/4勝2敗/防御率3.57/WHIP1.02
  • 特徴:2020年サイ・ヤング賞受賞。抜群の制球力と打者心理を読む投球術。スライダーとカーブの落差を生かした精密機械型。
  • ポストシーズンでの役割:Game2またはGame3先発濃厚。長いイニングを期待される。
  • 強み:球速よりも配球の緻密さで勝負。審判ゾーンを早めに把握して主導権を握る。
  • トピック:7月末にクリーブランドからトレードで加入し、短期間でローテの中核に定着。

🟦 トレイ・イェサヴェージ(Trey Yesavage)

  • 生年月日:2003年7月28日(ペンシルベニア州出身)
  • 今季成績:3先発/1勝0敗/防御率3.21/奪三振16/WHIP1.43
  • 特徴:速球と縦のスライダーで押す若手有望株。ルーキーながら堂々たるマウンドさばき。
  • ポストシーズンでの役割:第3戦または第7戦の先発投手候補。打線の裏をかくクレバーな配球で注目。
  • エピソード:デビュー戦で7奪三振を記録し、一気にローテ候補に。若さゆえの恐れ知らずな投球が魅力。
  • 課題:立ち上がりの制球。序盤の四球を減らすことが鍵。

🟦 マックス・シャーザー(Max Scherzer)

  • 生年月日:1984年7月27日(ミズーリ州出身)
  • 今季成績:12先発/6勝3敗/防御率3.72/奪三振108
  • 特徴:通算3300奪三振を超えるレジェンド。鋭い眼光と闘志むき出しの投球スタイルで、若手に影響を与える精神的支柱。
  • 役割:第4戦の先発、またはロングリリーフとして投入予定。
  • 強み:ビッグゲームでの経験値。過去に3球団でワールドシリーズ登板を経験。
  • エピソード:ALCSで復帰を果たし、チームを鼓舞。ブルージェイズでも“闘将”として存在感を発揮。

🟦 クリス・バシット(Chris Bassitt)

  • 生年月日:1989年2月22日(オハイオ州出身)
  • 今季成績:30先発/12勝9敗/防御率3.77/WHIP1.17
  • 特徴:多彩な球種で打者を翻弄。テンポが速く、守備陣にリズムをもたらす投球。
  • ポストシーズンでの役割:ロングリリーフまたは第5戦先発候補。必要に応じて第2先発として待機。
  • 強み:イニング消化能力。1試合で100球超を投げられる体力と安定性。
  • トピック:ローテの“縁の下の力持ち”としてブルペンを支える。

🟩 左投手陣の要

  • ブレンドン・リトル(Brendon Little):左打者封じのスペシャリスト。特にフリーマンら強打者へのワンポイント起用で重宝。
  • メイソン・フルハーティ(Mason Fluharty):ストライクゾーンを丁寧に突くタイプ。6〜7回の中継ぎに最適。
  • エリック・ラウアー(Eric Lauer):柔軟な起用が可能な左のロングリリーフ。左打者の外角スライダーが決め球。

3) ワールドシリーズ先発ローテ(予想)

試合 先発投手 期待される展開
Game 1 ケビン・ゴーズマン 球威と制球の両立でリズムを作る。初戦で流れを掴む。
Game 2 シェーン・ビーバー 精密なコマンドで長い回を投げ切る。
Game 3 トレイ・イェサヴェージ ルーキーの勢いで攻めの投球。新風を吹き込む。
Game 4 シャーザー/バシット 状況に応じた柔軟な起用。経験と安定を両立。
Game 5 ゴーズマン 休養十分で再登板。試合を締めるエース。
Game 6 ビーバー 終盤の流れを支配する投球が期待。
Game 7 総力戦 イェサヴェージ+救援陣の総動員。勝負の最終決戦。

4) 投手ごとのワールドシリーズ注目ポイント

  • ゴーズマン:立ち上がりの制球と初回失点を防ぐことが勝敗を左右。スプリットが低めに決まれば圧倒的。
  • ビーバー:打者3巡目以降も球速を維持できれば、完璧な展開に。
  • イェサヴェージ:経験不足をカバーする度胸が魅力。緊張感の中で成長を見せるか注目。
  • ホフマン:疲労の蓄積をどうコントロールするか。守護神としての気迫に期待。
  • シャーザー:短期決戦の“修羅場慣れ”が鍵。序盤から全開で攻めるスタイルで流れを変える可能性。
  • 左の3枚:フリーマンやマンシーへのワンポイント起用で試合の流れを変える存在。

5) 投手戦略と采配の方向性

ブルージェイズは“継投の早さ”を武器としています。

  • 6〜7回の中盤ではロドリゲス、バーランドを中心にテンポよく繋ぐ。
  • 8〜9回はホフマン&ドミンゲスの鉄壁リレー。状況により左右でマッチアップ変更。
  • ロングリリーフはバシット/ラウアーが柔軟に待機。先発が早期降板しても盤石。
  • 若手とベテランの融合により、どの展開でも対応可能な万能型投手陣。

6) 結論:悲願の優勝へ向けて

ブルージェイズの投手陣は、エースの安定感+ベテランの経験+若手の爆発力が理想的に組み合わさっています。
攻守のバランスが取れ、リリーフも厚い今季のチームは、1993年以来の悲願のワールドシリーズ制覇を狙うにふさわしい布陣です。
短期決戦の勝敗を分けるのは、いかに“流れを読む采配”と“中継ぎの使いどころ”を見極めるか。
ファンの期待を背負い、トロントのマウンドで再び歓喜の瞬間が訪れるか──その答えは間もなく明らかになります。

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