ロサンゼルス・ドジャースのキム・ヘソン(Hyeseong Kim/김혜성)選手について、「契約解除された?」「ドジャースを退団した?」「戦力外になった?」と検索する人が増えているようです。
結論から言うと、2026年8月16日現在、キム・ヘソン選手がドジャースから契約解除されたという事実はありません。
【2026年8月16日現在の結論】
つまり、「ドジャースを退団した」のではなく、より正確には「ドジャース所属のままマイナーに降格している」という状況です。
いいえ。契約解除されていません。
現在キム・ヘソンは、ドジャース傘下AAAのオクラホマシティ・コメッツでプレーしています。
2026年5月29日、ドジャースはキム・ヘソンをAAAへ「optioned(オプション)」しました。
ここが非常に重要です。
「optioned=契約解除」ではありません。
MLBの「option」は、40人枠に登録されている選手を、契約を維持したままマイナーリーグへ移す制度です。
そのため、現在のキム・ヘソンは、
という状態です。
日本のプロ野球の感覚でいえば、「二軍に落ちた」に近い部分がありますが、MLBには40人枠やオプションなど独特のロースター制度があるため、単純に同じとはいえません。
「契約解除」という検索が増える理由として、いくつかの要因が考えられます。
最も大きな理由は、2026年5月29日のマイナー降格でしょう。
キム・ヘソンは4月5日にメジャーへ昇格し、その後しばらくドジャースでプレーしていました。
しかし5月29日、球団はキムをAAAオクラホマシティへオプションしました。
「ドジャースがキム・ヘソンをマイナーへ送った」というニュースだけを見ると、戦力外や退団のように感じる人もいるかもしれません。
しかし、これは契約解除ではなくロースター上の降格です。
2025年11月には、米国のドジャース関連メディアの一部で、キム・ヘソンが将来的に余剰戦力となる可能性や、トレード・放出候補になる可能性について論じる記事が掲載されました。
こうした記事が韓国メディアなどで「放出の可能性」「2026年に居場所がなくなる可能性」などと紹介されたことで、「契約解除されたのでは?」という印象が広がった可能性があります。
しかし、これらはあくまで将来を予想した記事です。
実際にドジャースがキム・ヘソンとの契約を解除したという発表ではありません。
キム・ヘソンは2026年のスプリングトレーニングで好成績を残しましたが、3月22日にAAA行きが決まり、開幕26人枠から外れました。
ドジャースはアレックス・フリーランドを開幕ロースターに選択。
キムについては、ベンチで限られた出場機会を与えるよりも、AAAで毎日のように打席に立たせた方がよいという育成面の判断もありました。
その後、ムーキー・ベッツが故障者リスト入りしたことに伴い、4月5日にキムはメジャーへ再昇格しています。
この経緯からも分かるように、AAAへのオプションとメジャー昇格を行き来すること自体は、契約解除を意味しません。
今回の降格には、単なる人数調整だけでなく打撃フォームを立て直す目的もありました。
2026年にメジャーへ昇格したキムは、最初の26試合では打率やOPSも比較的好調でした。
ところが、その後17試合では打撃成績が大きく低下。
ドジャース側は、限られたベンチ起用の中で修正させるのではなく、AAAで毎日打席に立たせながらスイングを修正する方がよいと判断しました。
球団側が問題視していたのは、キムの守備力や走力そのものというよりも、打席でのセットアップやスイングの再現性でした。
そのため今回のAAA降格は、「完全に構想外になった」というより、打撃を立て直しながら再昇格を目指す意味合いが強いと見るのが適切です。
2026年、キム・ヘソンはメジャーで43試合に出場しました。
| 項目 | 2026年MLB成績 |
|---|---|
| 試合 | 43 |
| 打数 | 116 |
| 安打 | 30 |
| 打率 | .259 |
| 出塁率 | .323 |
| 長打率 | .328 |
| OPS | .651 |
| 本塁打 | 1 |
| 打点 | 11 |
| 盗塁 | 5 |
数字だけを見ると、2025年の打率.280からやや低下しています。
特に長打力を含めた打撃面では課題が残っており、ドジャースがAAAでスイング修正に取り組ませている理由の一つとなっています。
2026年8月16日現在、キム・ヘソンはAAAオクラホマシティ・コメッツの現役選手としてプレーを続けています。
2026年のマイナーリーグでは、ここまで238打数62安打、打率.261、2本塁打、24打点、8盗塁、出塁率.332、OPS.672を記録しています。
7月25日にも好守を見せるなど、二塁・遊撃を中心に守備面では持ち味を発揮しています。
つまり、球団から離れているわけではなく、ドジャース傘下でメジャー再昇格を目指している状態です。
キム・ヘソンは2025年1月、ドジャースと3年総額1,250万ドルの保証契約を結びました。
したがって、2026年はまだ保証契約期間の途中です。
もちろんMLBでは、保証契約の途中でも球団が選手をリリースしたり、トレードしたりすることは制度上可能です。
しかし、2026年8月16日時点でキム・ヘソンについて、そのような手続きは行われていません。
キム・ヘソンの現在の状況を理解するうえで非常に重要なのが、40人枠(40-man roster)です。
MLBには主に、
があります。
キム・ヘソンは現在アクティブロースターには入っていませんが、ドジャースの40人枠には残っています。
つまり、ドジャースが必要と判断すれば、再びメジャーへ昇格させることができます。
「契約解除」という誤解が生じやすいので、MLBの主な用語を整理しておきます。
| 用語 | 意味 | キム・ヘソン |
|---|---|---|
| Optioned | 40人枠に残したままマイナーへ降格 | 現在これに該当 |
| DFA | 40人枠から外すための手続き。トレード、ウェーバー、アウトライト、リリースなどにつながる可能性がある | されていない |
| Release | 球団が選手をリリースし、原則として自由に他球団と契約できる状態になる | されていない |
| Trade | 他球団への移籍 | されていない |
したがって、現在のキム・ヘソンについて「マイナー降格=戦力外=契約解除」と理解するのは正しくありません。

キム・ヘソンは2025年にMLBデビュー。
レギュラーシーズンでは71試合、打率.280、3本塁打、17打点、13盗塁、OPS.699を記録しました。
二塁だけでなく遊撃やセンターも守り、スピードと守備のユーティリティ性を示しました。
ポストシーズンの出場機会は限られたものの、ドジャースのワールドシリーズ制覇メンバーにも名を連ねています。
したがって、2026年のAAA降格は、わずか1年前にワールドシリーズ制覇を経験した選手の「退団」ではなく、メジャー定着へ向けた競争の途中と見るべきでしょう。
再昇格する可能性は十分にあります。
キム・ヘソンが40人枠に残っている以上、内野手の故障や不調、ロースター変更などがあればメジャーへ呼び戻される可能性があります。
また、キムには、
という複数の武器があります。
一方で、現在のドジャースは選手層が非常に厚く、単にAAAで平均的な成績を残すだけではメジャーで安定した出場機会を得るのは簡単ではありません。
今後の最大のポイントは、やはり打撃面で明確な改善を示せるかでしょう。
もう一つ注意したいのが、キム・ヘソン(Hyeseong Kim)とキム・ハソン(Ha-Seong Kim)の混同です。
日本語では「ヘソン」「ハソン」と一文字しか違わないため、ニュースや検索結果を取り違えないよう注意が必要です。
A. いいえ。2026年8月16日現在、契約解除されていません。ドジャースとの契約は継続しており、40人枠にも残っています。
A. 2026年5月29日にAAAオクラホマシティへオプションされたためです。現在はAAAで試合に出場しています。
A. いいえ。MLBの「optioned」は40人枠に残したままマイナーへ移す制度であり、DFAやリリースとは異なります。
A. はい。2026年8月16日現在、ドジャースの40人枠に残っています。
A. 可能です。40人枠に残っているため、球団が必要と判断すればメジャーへ再昇格できます。
A. 基本契約は2027年までの3年契約です。さらに2028年、2029年について球団オプションが設定されています。
A. 2025年オフには、一部メディアが将来的なトレードや放出の可能性を予想した記事を掲載しました。ただし、それは球団による契約解除の発表ではなく、あくまでロースターを予想した記事でした。
2026年8月16日現在の状況をまとめると、次の通りです。
したがって、ネット上で見かける「キム・ヘソンがドジャースから契約解除された」「すでに退団した」という情報は、2026年8月16日現在の事実とは異なります。
ただし、現在メジャー26人枠から外れてAAAでのプレーが長期化していることは事実です。今後、再昇格するのか、トレードなど別の動きがあるのかは、2026年シーズン終盤に向けて注目されるポイントとなりそうです。