神奈川県警の新たな刑事部長に、斎藤智子(さいとう・ともこ)警視長が就任することが発表され、注目を集めています。
斎藤氏は2026年8月24日付で神奈川県警刑事部長に就任する予定です。
神奈川県警によると、女性が刑事部長に就任するのは、記録が残っている1953年以降で初めて。県警の犯罪捜査部門を統括する重要ポストだけに、今回の人事は大きな意味を持つものといえそうです。
では、斎藤智子氏とはどのような人物なのでしょうか。
これまでに確認できる人事記録などをもとに、その経歴を詳しく見ていきます。
| 氏名 | 斎藤 智子(さいとう ともこ) |
|---|---|
| 年齢 | 45歳(2026年8月時点) |
| 所属 | 警察庁 |
| 直前の役職 | 警察庁総務課留置管理室長 |
| 階級 | 警視長 |
| 新役職 | 神奈川県警刑事部長 |
| 就任日 | 2026年8月24日付 |
生年月日、出身地、出身高校、大学などの詳しいプロフィールについては、2026年8月11日時点では一般向けの報道などで広く公表されている情報は確認できません。
年齢については、今回の人事報道で45歳とされています。
斎藤智子氏は、警察庁と都道府県警察の双方で経験を積んできた警察官です。
確認できる範囲では、刑事部門だけでなく、警察庁の総務・企画部門や大阪府警の警務部門など、幅広いポストを経験しています。
| 時期 | 主な役職 |
|---|---|
| 2011年ごろ | 宮城県警刑事部捜査第二課長 |
| ~2017年4月 | 神奈川県警捜査第二課長 |
| 2017年4月 | 警察庁刑事局刑事企画課長補佐 |
| 2018年 | 警察庁長官官房総務課長補佐 |
| 2019年 | 警察庁長官官房企画課理事官 |
| その後 | 警察庁長官官房教養厚生課理事官など |
| 2021年6月 | 大阪府警警務課長 |
| 2023年1月 | 大阪府警から警察庁へ異動 |
| 2026年8月まで | 警察庁総務課留置管理室長 |
| 2026年8月24日 | 神奈川県警刑事部長に就任予定 |
今回の人事で注目したいのが、斎藤智子氏にとって神奈川県警は初めての勤務先ではないという点です。
斎藤氏は過去に、神奈川県警刑事部捜査第二課長を務めています。
捜査第二課、いわゆる「捜査2課」は、主として詐欺、横領、背任などの知能犯罪のほか、汚職事件や選挙違反事件などを扱う部署です。
2017年4月には神奈川県警捜査第二課長から警察庁刑事局刑事企画課長補佐へ異動しています。
つまり斎藤氏は、今回、警察庁から単に県警の幹部として送り込まれるというだけでなく、以前に神奈川県警の刑事部門で実際に勤務していた経験を持つ人物ということになります。
さらに以前には、宮城県警でも刑事部捜査第二課長を務めた経歴が確認されています。
2011年には、振り込め詐欺対策をテーマとした講演で、宮城県警刑事部捜査第二課長として名前が確認されています。
捜査第二課長を複数の県警で経験したことからも、斎藤氏が知能犯罪・経済犯罪などの刑事捜査分野で経験を積んできたことが分かります。
2017年に神奈川県警から警察庁へ戻った斎藤氏は、刑事局刑事企画課長補佐に就任しました。
その後、長官官房総務課長補佐、長官官房企画課理事官などを歴任しています。
刑事事件の捜査だけではなく、警察組織全体の企画や運営に関わる中央官庁での業務も経験してきたことになります。
刑事部長は個々の事件を直接捜査する立場というより、県警本部の刑事部門全体を指揮・統括する立場です。その意味では、現場の捜査経験に加えて、警察庁での企画・管理部門の経験も重要になってくると考えられます。
2021年6月には、警察庁長官官房教養厚生課理事官から大阪府警警務課長へ異動しました。
警務課は、人事や組織運営など警察組織の中枢を担う部署です。
斎藤氏は、それまでの刑事畑だけではなく、大規模警察組織である大阪府警で人事・組織運営を担うポストも経験したことになります。
そして2023年1月、大阪府警警務課長から警察庁へ異動しました。
神奈川県警刑事部長への就任直前には、警察庁総務課留置管理室長を務めています。
留置管理は、警察署などに設置されている留置施設の運用や被留置者の処遇などに関わる分野です。
犯罪捜査を行う部門と、逮捕された人を管理する留置部門を分離する「捜留分離」の考え方もあり、適正な留置管理は警察行政における重要な業務の一つです。
斎藤氏は刑事捜査、警察行政、組織運営、留置管理と、かなり幅広い分野を経験してきたことが分かります。
神奈川県警は2026年8月10日、斎藤智子警視長を新しい刑事部長とする人事を発表しました。
発令は2026年8月24日付です。
神奈川県警警務課によると、女性が刑事部長に就任するのは、記録が残る1953年以降で初めてです。
神奈川県警は全国でも規模の大きな警察組織の一つです。その刑事部を女性が率いることになるという点でも、今回の人事は注目されます。
刑事部長は、県警本部に設置されている刑事部のトップです。
神奈川県警の刑事部には、刑事総務課、捜査第一課、捜査第二課、捜査第三課、鑑識課、機動捜査隊、科学捜査研究所などがあります。
さらに組織犯罪対策部門では、暴力団などの犯罪組織、薬物・銃器、国際犯罪などへの対応も行われています。
殺人、強盗、詐欺、横領、窃盗など県内で発生する重大事件に対応する刑事警察部門の責任者であり、非常に重い責任を担う役職です。
斎藤智子氏の階級は警視長です。
警察官の階級は、下からおおむね次のようになっています。
警視長は上から3番目に位置する非常に高い階級です。
都道府県警察では、本部長や主要な部長などの幹部ポストに警視長クラスが配置されることがあります。
斎藤智子氏の出身大学についてでですが、2026年8月11日時点では、大学名や学部を確認できる信頼性の高い公開資料は見つかっていません。
一方、過去の人事記録などから、斎藤氏は2004年ごろに警察庁へ入庁したキャリア官僚とみられます。
その後、宮城県警捜査第二課長、神奈川県警捜査第二課長、警察庁刑事局刑事企画課長補佐、大阪府警警務課長などを歴任しており、警察庁と都道府県警察の双方で経験を積んできました。
警察庁のキャリア官僚には法学部などの出身者も少なくありませんが、斎藤氏について特定の大学・学部を裏付ける資料は確認できないため、現段階で大学名を推測して記載するのは避けた方がよいでしょう。
今後、神奈川県警刑事部長への正式就任に伴う人物紹介やインタビューなどで、学歴が明らかになる可能性があります。
出身地についても、現時点で信頼できる公開情報からは確認できません。
今後、神奈川県警刑事部長として正式に着任した際の記者会見や人物紹介などで、出身地やこれまでの詳しい経歴が明らかになる可能性があります。
斎藤智子氏の経歴を見ると、一つの分野だけを歩いてきた人物ではないことが特徴です。
といったポストを経験しており、刑事捜査と警務・組織運営の双方を経験していることが分かります。
特に神奈川県警捜査第二課長を務めた経験があるため、県警刑事部の組織や捜査実務について一定の経験を持っている点は、新刑事部長として大きな特徴となりそうです。
今回は、2026年8月24日付で神奈川県警刑事部長に就任する斎藤智子警視長の経歴についてまとめました。
斎藤氏は45歳で、直前まで警察庁総務課留置管理室長を務めています。
過去には宮城県警と神奈川県警で捜査第二課長を務め、警察庁刑事局刑事企画課長補佐、長官官房の企画部門、大阪府警警務課長などを歴任してきました。
そして2026年8月24日、神奈川県警の刑事部長に就任する予定です。
女性の刑事部長は、神奈川県警で記録が残る1953年以降初めてとなります。
過去に神奈川県警の捜査第二課長を務めているだけに、県警の刑事部門とは縁の深い人物でもあります。
学歴や出身地などについては現時点では公表情報が限られていますが、正式着任後に詳しい人物像が紹介される可能性もあります。神奈川県警の刑事部門を率いる新たな責任者として、今後の動向が注目されます。