2026年8月、長野県警察本部の新しい警務部長に就任し、注目を集めているのが大竹智子(おおたけ・ともこ)警視正です。
大竹智子氏は東京都出身で、中央大学法学部を卒業後、2003年に警察庁へ入りました。その後、警察庁本庁だけでなく奈良県警でも勤務し、生活安全、捜査、犯罪被害者支援など幅広い分野を経験してきた警察官僚です。
2026年8月7日付で長野県警の警務部長に就任。長野県警で女性が「部長」に就任するのは初めてで、その経歴や人物像に関心が集まっています。
45歳という比較的若い年齢で県警本部の部長職を任されており、警察庁のいわゆるキャリア官僚として経験を積んできた人物です。
大竹智子氏は中央大学法学部を卒業しています。
中央大学法学部は、法曹界や公務員の世界に多くの人材を送り出してきたことで知られる学部です。
大学卒業後の2003年4月に警察庁へ採用され、警察行政の道に進みました。
高校については、2026年8月時点で広く公表されている略歴では明らかにされていません。

中央大学法学部を卒業後、2003年4月に警察庁に採用されました。
警察庁は全国の警察行政を統括する国の機関です。各都道府県警察での勤務と警察庁本庁での勤務を経験しながら、幹部としてキャリアを重ねていくことになります。
2017年4月には警察庁生活安全局地域課付となりました。
地域警察は、交番や駐在所をはじめ、地域住民に最も身近な警察活動に関係する分野です。大竹氏は警察行政の中でも、国民の日常生活に直結する分野で経験を積んでいます。
2018年7月には警察庁長官官房総務課付に異動しました。
警察庁長官官房は、警察庁全体の運営や調整などに関わる重要な部門です。
大竹智子氏の経歴の中でも注目されるのが、2021年7月の奈良県警察本部刑事部捜査第二課長への就任です。
捜査第二課は一般に、詐欺や横領、贈収賄などの知能・経済犯罪を扱う部署です。
警察庁本庁での行政経験だけでなく、県警の刑事部門で捜査を指揮する立場も経験していることになります。
2023年2月には警察庁に戻り、生活安全局生活安全企画課課長補佐に就任しました。
さらに生活経済対策管理官付課長補佐を兼務しています。
生活安全分野は、特殊詐欺をはじめとする市民生活を脅かす犯罪への対策や、犯罪防止に向けた各種施策とも深く関係しています。
2024年2月からは警察庁長官官房犯罪被害者等施策推進課課長補佐を務めました。
ここでは犯罪被害者に対する経済的な支援や、心身の回復を支援するための施策などに携わっています。
この経験は、後に長野県警の警務部長として重点的に取り組みたい分野にもつながっています。
そして2026年8月7日付で、長野県警察本部の警務部長に就任しました。
長野県警にとって大きな節目となったのは、大竹氏が県警史上初の女性部長となったことです。
女性警察官そのものは珍しい存在ではなくなりましたが、県警本部の主要部門を率いる部長職への女性登用という点で注目されました。
今回の人事で特に注目されたのが、大竹智子氏が長野県警で初めての女性部長となった点です。
警察本部には警務部、生活安全部、刑事部、交通部、警備部など複数の主要部門があります。その一つを率いる部長は、県警の幹部の中でも重要なポストです。
大竹氏が就任した警務部は、警察官や職員の人事、採用、教育、福利厚生など、警察組織そのものを支える業務を幅広く担っています。
そのため警務部長は、事件捜査を直接指揮するだけではなく、県警という大きな組織をどのように運営し、人材を育成していくかという面で重要な役割を担います。
大竹智子氏が長野県警で力を入れたい分野の一つとして挙げているのが、犯罪被害者支援です。
警察庁では犯罪被害者に対する経済的支援や心身の回復を図る施策に携わってきました。
長野県警でも、その経験を生かして犯罪被害に遭った人に寄り添った支援を進め、県や市町村、民間の支援団体などとの連携を強化していく考えを示しています。
捜査によって犯人を検挙するだけではなく、事件後の被害者や家族をどのように支えていくかも、現在の警察行政における重要なテーマとなっています。

大竹氏は、性別にかかわらず警察官や職員が働きやすい環境を整えることにも力を入れる考えを示しています。
警務部長は人事や採用などを担当する立場でもあるため、人材確保や職場環境の改善は重要なテーマです。
長野県警初の女性部長となった大竹氏自身の存在も、女性警察官のキャリア形成を考える上で一つの象徴的な人事といえそうです。
大竹智子氏について「大竹智子警視正」「大竹智子警務部長」という二つの呼び方が使われているため、違いが分かりにくいと感じる人もいるかもしれません。
警視正は警察官の「階級」で、警務部長は「役職」です。
つまり、大竹氏の階級が「警視正」であり、その警視正である大竹氏が現在務めている役職が「長野県警察本部警務部長」ということになります。
公務上の経歴だけを見ると硬い印象を受けますが、大竹智子氏の趣味は温泉巡りだと紹介されています。
これまでにも長野県内の温泉を訪れたことがあり、休日には県内の温泉を巡ってみたいと話しています。
全国有数の温泉地を抱える長野県だけに、大竹氏にとっては仕事だけでなくプライベートでも魅力の多い赴任地となりそうです。
大竹智子警視正は、東京都出身で中央大学法学部を卒業し、2003年に警察庁へ入った警察官僚です。
警察庁の生活安全部門や長官官房のほか、奈良県警捜査第二課長などを歴任し、近年は犯罪被害者支援に関する政策にも携わってきました。
2026年8月7日付で長野県警察本部警務部長に就任し、長野県警史上初の女性部長となりました。
犯罪被害者支援、人材確保、働きやすい職場環境づくりなど、これまでの経験をどのように長野県警の組織運営に生かしていくのか、今後の活動が注目されます。