October 29, 2025
“Back-to-Back Champions” をチーム別・年表・時代背景・記録で完全整理。最後の連覇はいつ?最多連覇はどこ?を一気に把握。
最終更新:2025年10月29日(日本時間)
| 球団(当時の本拠地) | 連覇シーズン | 補足(ダイナスティ/象徴的出来事など) |
|---|---|---|
| シカゴ・カブス | 1907–1908 | 草創期の強豪。1907年は引分試合を含む独特のシリーズ形式。 |
| フィラデルフィア・アスレチックス | 1910–1911 | コニー・マック時代の最初の連覇。のちに1929–30でも連覇。 |
| ボストン・レッドソックス | 1915–1916 | デッドボール期の黄金。1912・1915・1916・1918と短期間で複数優勝。 |
| ニューヨーク・ジャイアンツ | 1921–1922 | ジョン・マグロー政権の全盛。のちのSF時代は“隔年王者(2010/12/14)”。 |
| ニューヨーク・ヤンキース | 1927–1928 | “殺人打線”の象徴。バベ・ルース/ルー・ゲーリッグら。 |
| フィラデルフィア・アスレチックス | 1929–1930 | 再びマック時代の黄金。打撃と投手が高水準で並立。 |
| ニューヨーク・ヤンキース | 1936–1939(4連覇) | 前人未到の4連覇。ディマジオらが旗手。 |
| ニューヨーク・ヤンキース | 1949–1953(5連覇) | 史上最多の5連覇。ケーシー・ステンゲル監督期の金字塔。 |
| ニューヨーク・ヤンキース | 1961–1962 | マーリス61本HRの翌年も制覇。伝統の強さを再証明。 |
| オークランド・アスレチックス | 1972–1974(3連覇) | “スウィンガーA’s”。Catfish Hunter/Reggie Jacksonらで王朝。 |
| シンシナティ・レッズ | 1975–1976 | “ビッグ・レッド・マシン”。75年は伝説の第6戦(フィスクHR)。 |
| ニューヨーク・ヤンキース | 1977–1978 | Reggie “Mr. October” Jacksonの名を決定づけた時期。 |
| トロント・ブルージェイズ | 1992–1993 | カナダ球団唯一の連覇。93年はジョー・カーターのサヨナラHRで決着。 |
| ニューヨーク・ヤンキース | 1998–2000(3連覇) | MLB最後の三連覇。1999はブレーブスをスイープ、2000は“サブウェイシリーズ”。 |
ヤンキースは連覇史の中心そのもの。攻守の名手に加え、監督のマネジメント(ステンゲル等)、球団運営の巧みさが重なり、“世代交代しながら強さを持続”する稀有なモデルを示しました。1998–2000はトーレ監督の下で投打の層が厚く、短期決戦最適化の采配も光りました。
1975–76はジョー・モーガン(MVP2年連続)、ピート・ローズ、ジョニー・ベンチ、トニー・ペレスら歴史級ラインアップ。守備指標的にも一級で、攻守走の完全体として短期決戦を制圧しました。
カナダ球団としての1992–93連覇は、MLB史の地理的多様性を象徴。1993年はジョー・カーターのサヨナラHRでシリーズ決着という劇的結末。ポストの広告塔的インパクトも含めて“記憶に残る王者”です。
近代黎明期の1907–08カブス、1915–16レッドソックス、1921–22ジャイアンツは、選手の移動や球団財政の偏在が相対的に大きかった時代背景もあって短期的な支配を実現。シリーズ形式の変遷も影響し、今日よりも“連覇”が成立しやすかった側面があります。
| 年代 | 主な連覇/傾向 |
|---|---|
| 1900s–1920s | 黎明期の草創王朝(カブス、レッドソックス、ジャイアンツ)。リーグ内格差が比較的大きい。 |
| 1930s–1950s | ヤンキースの4連覇/5連覇という超記録が集中。戦後復興とともに王朝化。 |
| 1970s | A’sの三連覇、レッズの連覇など“多極的強豪”が並立。育成+補強の高度化。 |
| 1990s | ブルージェイズ連覇、ヤンキース三連覇。ワイルドカード導入期でも高水準の継続強化が可能だった例。 |
| 2000s–2020s | プレーオフの層が厚くなり、短期決戦の不確実性上昇。連覇は消滅(2025年時点)。 |
| トピック | 内容 |
|---|---|
| 最長連覇 | ヤンキースの5連覇(1949–53)。メジャー全スポーツでも屈指の難記録。 |
| 三連覇 | オークランドA’s(1972–74)、ヤンキース(1998–2000)。1998–2000が直近最後。 |
| 初の連覇 | シカゴ・カブス(1907–08)。創設直後のフォーマット差異が色濃い時代。 |
| “地理の多様性” | 米国外の球団で唯一の連覇はトロント・ブルージェイズ(1992–93)。 |
| “短期決戦の伝説” | 1975WS第6戦(フィスクのフェンウェイ左翼ポール際HR)、1993WS(カーターのシリーズ決着HR)など。 |
※誌面の都合で連覇に関連する年代を中心に抜粋(1907–08、1910–11、1915–16、1921–22、1927–30、1936–39、1949–53、1961–62、1972–76、1977–78、1992–93、1998–2000)。
| 年 | 優勝球団 | メモ |
|---|---|---|
| 1907 | シカゴ・カブス | 連覇① |
| 1908 | シカゴ・カブス | 連覇② |
| 1910 | フィラデルフィア・アスレチックス | 連覇① |
| 1911 | フィラデルフィア・アスレチックス | 連覇② |
| 1915 | ボストン・レッドソックス | 連覇① |
| 1916 | ボストン・レッドソックス | 連覇② |
| 1921 | ニューヨーク・ジャイアンツ | 連覇① |
| 1922 | ニューヨーク・ジャイアンツ | 連覇② |
| 1927 | ニューヨーク・ヤンキース | 連覇①(殺人打線) |
| 1928 | ニューヨーク・ヤンキース | 連覇② |
| 1929 | フィラデルフィア・アスレチックス | 連覇① |
| 1930 | フィラデルフィア・アスレチックス | 連覇② |
| 1936 | ニューヨーク・ヤンキース | 4連覇① |
| 1937 | ニューヨーク・ヤンキース | 4連覇② |
| 1938 | ニューヨーク・ヤンキース | 4連覇③ |
| 1939 | ニューヨーク・ヤンキース | 4連覇④ |
| 1949 | ニューヨーク・ヤンキース | 5連覇① |
| 1950 | ニューヨーク・ヤンキース | 5連覇② |
| 1951 | ニューヨーク・ヤンキース | 5連覇③ |
| 1952 | ニューヨーク・ヤンキース | 5連覇④ |
| 1953 | ニューヨーク・ヤンキース | 5連覇⑤ |
| 1961 | ニューヨーク・ヤンキース | 連覇① |
| 1962 | ニューヨーク・ヤンキース | 連覇② |
| 1972 | オークランド・アスレチックス | 3連覇① |
| 1973 | オークランド・アスレチックス | 3連覇② |
| 1974 | オークランド・アスレチックス | 3連覇③ |
| 1975 | シンシナティ・レッズ | 連覇① |
| 1976 | シンシナティ・レッズ | 連覇② |
| 1977 | ニューヨーク・ヤンキース | 連覇① |
| 1978 | ニューヨーク・ヤンキース | 連覇② |
| 1992 | トロント・ブルージェイズ | 連覇① |
| 1993 | トロント・ブルージェイズ | 連覇②(カーター決着HR) |
| 1998 | ニューヨーク・ヤンキース | 3連覇① |
| 1999 | ニューヨーク・ヤンキース | 3連覇②(WSスイープ) |
| 2000 | ニューヨーク・ヤンキース | 3連覇③(サブウェイS) |