更新日:2025年11月3日(日本時間)
今オフ(2025-26)のMLBフリーエージェント(FA)市場が開幕しました。米国東部時間では11月6日(木)に交渉解禁、日本時間では11月7日(金)に本格始動となります。
この記事では主要メディアのリストや評価、直近2年のパフォーマンス、年齢・ポジションバランス、ケガの履歴、ポストシーズン適性、守備走塁の総合力を加味して独自のメジャーリーグFAランキングを作成しました(年齢表記は原則2026年シーズン時点)。
※本FAランキングは複数の一次情報(公式のポジション別FAリスト、各社のTopリスト、今季成績)を集約した編集部版コンセンサスです。契約年数・総額は目安レンジで示し、出来高やオプションは除外しています。
1. カイル・タッカー(右翼手/29歳/前所属:カブス)
5ツール寄りの完成度。コンタクトと飛距離、守備指標も高水準で今オフ最高額候補。外野のコーナーを長期で埋めるフランチャイズ級。
想定レンジ:10〜12年/年平均年俸 35〜42百万ドル
適性チーム例:大型市場(ヤンキース、ドジャース ほか)
2. アレックス・ブレグマン(三塁手/32歳/前所属:レッドソックス)
出塁・選球眼・三塁守備の総合力。健康なら年間4–5WAR級の安定供給源。
想定レンジ:5〜7年/年平均年俸 28〜35百万ドル
3. カイル・シュワーバー(指名打者-左翼手/33歳/前所属:フィリーズ)
56本塁打の超一級スラッガー。DH中心でも長打インパクトが唯一無二。
想定レンジ:4〜6年/年平均年俸 27〜33百万ドル
4. ボー・ビシェット(遊撃手/28歳/前所属:ブルージェイズ)
遊撃市場の目玉。純粋打撃の天井値が高く、三塁や二塁への将来的なコンバートも視野に。
想定レンジ:8〜10年/年平均年俸 25〜32百万ドル
5. コディ・ベリンジャー(中堅手/一塁手/30歳/前所属:ヤンキース)
打撃復調+複数ポジ対応。年齢・左打・走守も含め総合点が高い。
想定レンジ:6〜8年/年平均年俸 24〜30百万ドル
6. ピート・アロンソ(一塁手/31歳/前所属:メッツ)
40発級の右の本塁打製造機。打線の真ん中を即時強化。
想定:5〜7年
7. フランバー・バルデス(左投手/32歳/前所属:アストロズ)
ゴロ誘導+球威の実戦派エース級左腕。回を重ねる強さ。
想定:5〜6年
8. ディラン・シーズ(右投手/30歳/前所属:パドレス)
奪三振エリート。球威・スライダー頼みのアップサイド型。
想定:5〜6年
9. レンジャー・スアレス(左投手/30歳/前所属:フィリーズ)
先発としての安定性とポストシーズン実績で評価上昇中。
想定:4〜6年
10. ザック・ギャレン(右投手/30歳/前所属:ダイヤモンドバックス)
制球・球質・試合運びに優れる実質的エース格。
想定:5〜7年
11. マイケル・キング(右投手/31歳/前所属:パドレス)
救援→先発転向後に高水準。健康面クリアで上振れ。
想定:3〜5年
12. ジョシュ・ネイラー(一塁手/29歳/前所属:ガーディアンズ)
左の中軸として高いコンタクトとギャップパワー。
想定:4〜6年
13. グレイバー・トーレス(二塁手/29歳/前所属:ヤンキース)
二塁の希少価値+長打もあるオールラウンダー。
想定:4〜6年
14. J.T.リアルミュート(C/35歳/前所属:フィリーズ)
捕手市場のトップ。年齢要素で年数短め×年平均年俸高めが基本線。
想定:2〜3年
15. ルイス・アラエス(IF/指名打者/29歳/前所属:パドレス)
超巧打で出塁を上積み。守備配置の最適化が鍵。
想定:4〜5年
16. ロベルト・スアレス(右投手/35歳/前所属:パドレス)—NL最多セーブ級のクローザー。
17. シェーン・ビーバー(右投手/31歳/前所属:ブルージェイズ)—復帰後も先発3–4番手以上の期待。
18. マーセル・オズナ(指名打者/35歳/前所属:ブレーブス)—純打撃特化の中軸候補。
19. セドリック・マリンズ(中堅手/31歳/前所属:メッツ)—中堅守備+走塁で総合貢献。
20. ユージェニオ・スアレス(三塁手/34歳/前所属:ダイヤモンドバックス)—長打力再点火で3B補強に。
21. ライアン・オヘーン(一塁手/指名打者/32歳/前所属:オリオールズ)—対右の即戦力バット。
22. トレント・グリシャム(中堅手/29歳/前所属:ヤンキース)—守備走塁+長打復活の兆し。
23. マイク・ヤストレムスキー(外野手/35歳/前所属:ジャイアンツ)—即効性のある外野手。
24. ブランドン・ラウ(二塁手/31歳/前所属:レイズ)—オプション次第、二塁の長打。
25. クリス・セール(左投手/37歳/前所属:ブレーブス)—オプション結果次第、短期高年平均年俸候補。
26. エドウィン・ディアス(右投手/32歳/前所属:メッツ)—オプトアウトにより超一流守護神が市場へ。
27. レーン・トーマス(外野手/30歳/前所属:ナショナルズ)—右の平均超え外野手。
28. ラモン・ロレアーノ(右翼手/31歳/前所属:ブレーブス)—守備走塁型の買い物。
29. マックス・ケプラー(右翼手/33歳/前所属:ツインズ)—対右偏重の長打。
30. ジャック・フラハーティ(右投手/30歳/前所属:タイガース)—オプトアウト行使なら再浮上狙い。
注:オプション条項(球団/選手/相互)により市場入りが前提でない選手も含みます。最新のオプション決定は随時反映してください。
**FAではなく「ポスティングによる移籍」**ですが、今オフは日本人スラッガーの名前が複数取り沙汰されています。契約プロセスや契約金の仕組みが異なる点にご注意ください。
FAは相場と需要の動的な綱引きです。ここでの序列は「初期位置」。契約合意・オプション結果・メディカル情報・トレードの発生で1日単位で順位が動きます。本記事は随時アップデート予定です。