2026年シーズンの開幕が近づき、読売ジャイアンツ(巨人)の編成で改めて注目されているのが、助っ人外国人の顔ぶれです。近年のNPBでは「外国人4枠」の運用が勝敗に直結しやすく、特に巨人のように優勝を至上命題とする球団にとって、外国人補強は“保険”ではなく最初から計算に入れる主戦力と言っても過言ではありません。
新たに加わった選手がいる一方で、チーム全体としては「どの外国人をどの役割で固定するか」「4枠を誰に使うか」という現実的な運用設計がより重要になっています。シーズン序盤の戦い方を左右するのは、派手な補強のニュースだけではなく、1軍登録の回し方、状態の見極め、役割分担の明確化といった“運用の巧さ”です。
そして2026年の最大の話題のひとつが、メジャー経験を持つボビー・ダルベック内野手の加入です。巨人が求めてきたのは、単なる一発屋ではなく、打線の中で役割を持てる右の強打者(中軸候補)。一塁・三塁を中心に起用が想定され、ハマれば得点力の底上げにつながります。もちろん、日本の投手の配球や変化球、ストライクゾーンへの適応という壁はありますが、そこを越えられるかどうかが“当たり外れ”を分けるポイントになります。
投手陣も同様に、先発・中継ぎのどこに厚みを足すのかが焦点です。長いシーズンでは必ず故障や不調が起こり、そこで踏ん張れる外国人投手がいるかどうかで、夏場以降の順位が変わります。抑えにはライデル・マルティネスという絶対軸がいるからこそ、その前(8回・7回)をどう設計するか、あるいは先発の層をどう厚くするかが、2026年の巨人の“勝ち筋”を作るカギになります。
この記事では、2026年シーズンに向けた巨人の支配下登録外国人選手と外国人育成選手を一覧で整理し、それぞれの特徴、想定される役割、注目ポイントをまとめます。開幕前の予習としてはもちろん、シーズン中に「結局この選手は何が強みだったっけ?」と振り返る用途でも使えるよう、できるだけ分かりやすく整理していきます。
| 背番号 | 選手名 | 守備 | 生年月日 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 13 | トレイ・キャベッジ | 外野手 | 1997年5月3日 | 2025年加入。2年目の2026年は「NPB適応後の上積み」が最大の見どころ。長打力に加えて、出塁率の安定と守備の向上がポイント。 |
| 29 | ボビー・ダルベック 新加入 | 内野手 | 1995年6月29日 | 2026年の新戦力。MLB経験を持つ右の強打者で、一塁・三塁を中心に起用が想定される。日本の投手(特に変化球と配球)への対応がカギだが、ハマれば中軸としての破壊力が期待できる。 |
| 26 | フォレスト・ウィットリー 新加入 | 投手 | 1997年9月15日 | 長身右腕。先発・中継ぎのどちらにも対応できる素材として注目される。日本のボールや登板間隔への適応が進めば、ローテの柱候補にもなり得る。 |
| 28 | スペンサー・ハワード 新加入 | 投手 | 1996年7月28日 | 2026年加入。NPB経験を経ての加入で、即戦力として計算しやすいタイプ。先発の層を厚くする存在として期待される。 |
| 42 | ブライアン・マタ 新加入 | 投手 | 1999年5月3日 | 2026年加入。力強い球を持つ右腕で、先発・中継ぎの両面で起用可能性。調子が上がればブルペン強化にもつながる。 |
| 33 | カイル・ケラー | 投手 | 1993年4月28日 | ブルペンの重要ピース。速球とスライダーを軸に終盤のイニングを支える役割が期待される。安定感が出れば「勝ちパターンの一角」としてさらに存在感が増す。 |
| 49 | アルベルト・バルドナード | 投手 | 1993年2月1日 | 左のリリーフとして貴重な存在。対左打者への強さを生かし、ワンポイントから回跨ぎまで柔軟な起用が見込まれる。 |
| 92 | ライデル・マルティネス | 投手 | 1996年10月11日 | 最重要戦力の一人。守護神として9回を託される存在で、終盤の安定がチームの勝敗を左右する。 |
※育成枠は入れ替わりが多いため、この記事では「2025年版に登場した外国人育成選手」をベースにしつつ、最新の登録状況に合わせて見直しが必要な項目は追記できるようにしています。
| 背番号 | 選手名 | 守備 | 生年月日 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 035 | ルイス・ルシアーノ | 投手 | 2000年2月15日 | 剛速球が魅力の右腕。制球力と変化球の精度向上が次の課題。内容次第で支配下昇格も視野。 |
| 041 | 黄錦豪 | 投手 | 2005年12月4日 | 将来性豊かな若手左腕。長期育成での成長が期待される。 |
2026年の巨人は、外国人戦力の顔ぶれが大きく変化しました。特にダルベック加入による内野の打撃強化と、ウィットリー/ハワード/マタの加入による投手層の底上げが大きな注目点です。
巨人の歴史上、最初に入団した外国人選手は ハリス・マクラミー(Harris McClymont) というカナダ人投手でした。1936年に加入しましたが、わずか2試合で退団。そのため、ほとんど知られていません。
巨人には、MLBで活躍したスター選手が多く在籍しました。特に ロイ・ホワイト(元ヤンキース)、ウォーレン・クロマティ(元エクスポズ)は、巨人でも中心選手として活躍しました。
2013年、外野手の ジョン・ボウカー が、試合終盤に投手として登板。1回を無失点に抑える快投を見せ、話題になりました。NPBで野手が登板するのは珍しいケースです。
ラリー・パリッシュ は1989年に巨人でプレー。その後、MLBで「3試合連続満塁ホームラン」を記録し、大きな話題になりました。
巨人の助っ人外国人選手の中で最も体重が重かったのは フリオ・ズレータ。公称115kgでしたが、実際はさらに重かったとも言われています。パワフルな打撃で人気を集めました。
巨人の外国人選手でシーズン40本塁打を記録したのは タフィ・ローズ と アレックス・カブレラ(ただしカブレラの記録は西武時代)。意外にも、巨人での40本塁打達成者は少ないのです。
ダネル・コールズ は1996年に巨人を退団。その翌年、西武ライオンズで日本シリーズMVPに輝きました。巨人では目立たなかった選手が、移籍先で大活躍する例も少なくありません。