アメリカ政府によるUFO情報の公開が、再び大きな注目を集めています。特に2026年5月には、アメリカ政府がUFO・UAPに関する機密解除済み資料を新たに公開し、動画、証言、過去の目撃記録などを政府系サイトで確認できるようになりました。
かつては「UFO」という言葉が一般的でしたが、近年のアメリカ政府機関では、より広い意味を持つUAPという表現が使われることが増えています。UAPとは、Unidentified Anomalous Phenomenaの略で、日本語では「未確認異常現象」などと訳されます。空中の未確認物体だけでなく、海中、宇宙空間、センサー上の異常なども含めて扱うため、従来のUFOよりも広い概念です。
この記事では、アメリカ政府が公開しているUFO・UAP関連サイトを紹介しながら、どのサイトで何を確認できるのか、2026年5月の新公開資料が何を意味するのかをわかりやすく整理します。
アメリカ政府のUFO公開サイトとして特に注目されているのが、国防総省系の公開ページであるPURSUEです。正式には、Presidential Unsealing and Reporting System for UAP Encountersとされ、UFO・UAPに関する機密解除済み資料を一般公開するためのページです。
この公開ページは、以下から確認できます。
このページでは、公開時期ごとに資料が分類されており、Release 01、Release 02のような形で確認できます。2026年5月8日に第1弾、2026年5月22日に第2弾が公開され、動画や文書資料などが追加されました。
特に2026年5月22日の第2弾公開では、UFO・UAPに関する機密解除済みファイル、映像、証言資料などが公開されたと報じられています。ロイターは、アメリカ国防総省がUFO目撃情報に関する機密解除済み政府ファイルの第2弾を公開したと伝えています。
ただし、ここで重要なのは、これらの公開資料が「宇宙人の存在を証明した資料」ではないという点です。公開されたのは、あくまで過去に未確認とされた現象、目撃情報、映像、報告書などです。未確認であることと、地球外生命体であることは同じではありません。
2026年5月の公開で注目されたのは、アメリカ政府がUFO・UAP関連資料を段階的に公開したことです。5月8日に第1弾、5月22日に第2弾が公開され、政府サイト上で一般の人も確認できるようになりました。
報道によると、第2弾では200件以上のファイルが公開され、緑色の球体、円盤状の物体、火球のような現象に関する報告も含まれていたとされています。また、軍関係者や民間人の証言、過去の宇宙飛行士の記録に関連する資料なども含まれていると報じられています。
このような内容は、UFOに関心を持つ人にとって非常に興味深いものです。しかし、政府が公開したからといって、すべての映像や資料が「説明不能なもの」と確定したわけではありません。中には、気球、鳥、ドローン、センサーの誤認、自然現象、人工物などとして説明できるものもあります。
そのため、公開資料を見る際には、次の2点を分けて考えることが大切です。
前者は事実ですが、後者については、現時点で断定できるものではありません。
アメリカ政府のUFO・UAP情報を見るうえで、もう一つ重要なのがAAROです。AAROは、All-domain Anomaly Resolution Officeの略で、アメリカ国防総省内に設置されたUAP調査機関です。
AAROの公式サイトはこちらです。
AAROは、UAPに関する報告の収集、分析、評価を行う組織です。公式サイトでは、UAPの映像、分析結果、ケースごとの説明、議会向け資料などが公開されています。
特に見る価値があるのは、以下のページです。
このページでは、実際にAAROが扱ったUAP映像や画像が掲載されています。興味深いのは、未解決のケースだけでなく、すでに説明がついたケースも掲載されていることです。たとえば、鳥や気球と判断された事例もあります。
つまり、AAROの公開情報は「謎をあおるためのサイト」ではなく、政府がどのようにUAPを分析しているのかを示すための資料です。UFO情報を冷静に調べたい場合、AAROは非常に重要な公式情報源です。
アメリカ政府のUFO公開資料は、国防総省系のサイトだけではありません。FBIも、情報公開サイトThe VaultでUFO関連文書を公開しています。
FBIのUFO関連文書はこちらから確認できます。
FBI Vaultには、過去のUFO目撃情報、調査記録、報告書などがPDF形式で掲載されています。歴史的なUFO事件に関心がある人にとっては、非常に興味深い資料群です。
FBIの資料は、現在進行形のUAP分析というよりも、過去の記録を確認するためのものという性格が強いです。ロズウェル事件や冷戦期のUFO目撃情報など、アメリカ社会で長く語られてきたUFO関連の文書を調べる際に役立ちます。
CIAも、公開資料サイトReading RoomでUFO関連資料を公開しています。CIAのUFO関連コレクションは、以下のページから確認できます。
CIA Reading Room「UFOs: Fact or Fiction?」
CIAの資料には、過去のUFO目撃情報、分析文書、報告書、海外での目撃情報に関する記録などが含まれています。CIAという機関の性質上、冷戦期の安全保障、偵察、航空技術、ソ連との関係などと重なる文脈でUFO資料が出てくることもあります。
UFOというテーマは、単なるオカルトや都市伝説の問題ではなく、軍事技術、航空機開発、敵国の偵察活動、レーダーやセンサーの誤認などとも深く関わっています。その意味で、CIAの公開資料は、UFO問題を安全保障の観点から見るうえで役立ちます。
歴史的なUFO・UAP資料を体系的に調べたい場合は、アメリカ国立公文書館、つまりNARAも重要です。NARAは、アメリカ政府の歴史的文書を保管・公開する機関です。
NARAのUFO・UAP関連ページはこちらです。
NARAでは、UFOやUAPに関連する記録を複数の記録群やコレクションから探すことができます。写真、動画、音声、テキスト文書、マイクロフィルム、歴代大統領図書館の資料など、さまざまな形の記録が含まれています。
また、UAP関連の記録群として、以下のページも用意されています。
NARA Record Group 615: Unidentified Anomalous Phenomena Records Collection
NARAの資料は、UFO・UAPを歴史資料として調べたい場合に向いています。たとえば、過去の政府機関がどのようにUFO目撃情報を扱ってきたのか、どの時期にどのような記録が残されているのかを確認できます。
日本では今でも「UFO」という言葉のほうが一般的です。UFOは、Unidentified Flying Objectの略で、日本語では「未確認飛行物体」と訳されます。
一方、アメリカ政府機関では近年、UAPという言葉が使われるようになっています。UAPは、以前は「Unidentified Aerial Phenomena」と説明されることが多く、現在はより広い意味で「Unidentified Anomalous Phenomena」とされることがあります。
UFOが主に「空を飛ぶ未確認物体」を意味するのに対し、UAPは空中だけに限定されません。海中、宇宙空間、センサー上の異常、複数領域にまたがる未確認現象なども含めて扱うことができます。
この言い換えには、いくつかの意味があります。
そのため、アメリカ政府の公開サイトを調べる場合は、「UFO」だけでなく「UAP」というキーワードも使うことが重要です。
アメリカ政府がUFO・UAP情報を公開する背景には、いくつかの理由があります。
第一に、国民の関心が非常に高いことです。UFOに関する政府文書は長年にわたり機密扱いされてきたため、「政府が何かを隠しているのではないか」という疑念が根強く存在してきました。資料公開は、こうした疑念に対する透明性確保の意味を持ちます。
第二に、安全保障上の理由があります。軍のパイロットやセンサーが正体不明の物体を検知した場合、それが敵国の航空機、ドローン、偵察機、新型兵器である可能性もあります。つまり、UAPは単なる好奇心の対象ではなく、軍事上のリスクとしても扱われます。
第三に、議会や世論からの圧力もあります。近年、アメリカではUAPに関する公聴会や報告書の提出が行われ、政府に対して情報公開を求める動きが強まりました。その流れの中で、AAROの設置や関連資料の公開が進められてきました。
第四に、誤情報対策という面もあります。UFOに関する話題は、根拠の薄い情報や陰謀論と結びつきやすい分野です。政府が公式資料を公開することで、少なくとも一次情報にアクセスできる環境を整えることができます。
アメリカ政府のUFO公開サイトを見る際には、いくつか注意すべき点があります。
最も大切なのは、未確認であることと、宇宙人であることは違うという点です。UAPとは、現時点で十分に説明できない現象を指す言葉です。説明できないからといって、すぐに地球外生命体や宇宙船を意味するわけではありません。
AAROの公式映像ページを見ると、鳥、気球、異常ではない物体などとして説明されたケースも掲載されています。これは、政府がすべてを「謎」として扱っているわけではなく、分析によって説明できるものは説明していることを示しています。
UAP映像は、暗視カメラ、赤外線センサー、軍用機の照準装置、レーダー情報などと組み合わされることがあります。一般の人が短い映像だけを見ると、非常に不思議に見える場合があります。しかし、距離、速度、角度、センサーの特性、撮影条件などを考慮しないと、正確な判断はできません。
ニュース記事は、公開資料の概要を知るには便利です。しかし、正確に確認するには、政府公式サイトの一次資料を見ることが重要です。報道で興味を持った後に、PURSUE、AARO、FBI Vault、CIA Reading Room、NARAなどの公式ページを確認すると、より正確に理解できます。
アメリカ政府のUFO・UAP関連資料を調べる際に役立つ主要サイトをまとめると、以下のようになります。
| サイト名 | 内容 | リンク |
|---|---|---|
| PURSUE / WAR.GOV UFO | 2026年5月に公開されたUFO・UAP関連資料、動画、文書などを確認できる政府公開ページ | 公式ページ |
| AARO | アメリカ国防総省系のUAP調査機関。公式映像、分析資料、報告書などを公開 | 公式ページ |
| AARO Official UAP Imagery | UAP映像や画像、解決済み・未解決ケースの情報を掲載 | 公式映像ページ |
| FBI Vault UFO | FBIが公開している過去のUFO関連文書 | 公式ページ |
| CIA Reading Room | CIAが公開しているUFO関連文書コレクション | 公式ページ |
| NARA UFO・UAP Records | 米国立公文書館が保管・公開するUFO・UAP関連記録 | 公式ページ |
| NARA Record Group 615 | UAP関連記録コレクション | 公式ページ |
アメリカ政府がUFO・UAP関連資料を公開していることは、非常に大きな意味を持ちます。かつてUFOは、陰謀論や都市伝説の文脈で語られることが多いテーマでした。しかし現在では、軍事、安全保障、航空技術、センサー分析、情報公開の問題として、政府機関が正式に扱うテーマになっています。
特にAAROのような専門機関が設置され、公式映像や報告書が公開されていることは、UAP問題が単なる娯楽的な話題ではなく、国家安全保障上の調査対象になっていることを示しています。
一方で、公開された資料を過度に解釈することには注意が必要です。UFO公開サイトが存在することは、「アメリカ政府が宇宙人を認めた」という意味ではありません。むしろ、未確認現象を科学的・制度的に調べ、説明できるものと説明できないものを分けていくための取り組みと見るべきです。
アメリカ政府のUFO公開サイトとして最も注目されているのは、2026年5月に新たな資料公開が行われたPURSUE / WAR.GOV UFOです。このページでは、機密解除済みのUFO・UAP関連資料、動画、証言などを確認できます。
また、UAP調査機関であるAAROの公式サイトでは、UAP映像、分析資料、ケースごとの説明などが公開されています。さらに、FBI Vault、CIA Reading Room、NARAにも、過去のUFO・UAP関連文書が多数掲載されています。
ただし、これらの公開資料は、宇宙人や地球外生命体の存在を証明するものではありません。あくまで、未確認現象に関する政府資料が公開されたということです。中には説明済みのケースもあり、未解決のケースについても、今後の分析によって自然現象、人工物、センサーの誤認などとして説明される可能性があります。
UFOやUAPについて調べる場合は、SNS上の噂や断片的な動画だけで判断するのではなく、PURSUE、AARO、FBI、CIA、NARAといった公式サイトの一次情報を確認することが大切です。アメリカ政府のUFO公開サイトは、UFOをめぐる議論を、憶測ではなく資料に基づいて考えるための重要な入口になっています。