2026年FIFAワールドカップで、日本代表と同じグループFに入った国の一つが、アフリカの強豪チュニジア代表です。
チュニジア代表は、「カルタゴの鷲」という愛称で知られる北アフリカの実力国です。ワールドカップでは過去に何度も本大会へ出場しており、粘り強い守備、組織力、球際の強さを武器にしてきました。
2026年大会では、日本、オランダ、スウェーデンと同じグループFに入りました。オランダやスウェーデンのように有名選手が多いチームとはタイプが異なりますが、日本にとっては決して軽視できない相手です。
チュニジアは、守備を固めながら相手のミスを待ち、カウンターやセットプレーで得点を狙う戦い方を得意としています。日本代表がボールを持つ時間が長くなったとしても、簡単に勝てる相手ではありません。
以下では、チュニジア代表 W杯2026メンバー一覧として、背番号、ポジション、所属クラブ、代表歴、代表での得点、注目選手、日本代表が注意すべきポイントなどを整理します。
なお、代表歴や得点数は大会前時点の公開データをもとにした目安です。大会直前の親善試合や本大会で数字が変わる可能性があります。
以下は、2026年ワールドカップに臨むチュニジア代表のメンバー一覧です。チュニジア代表は、国内リーグ所属の選手だけでなく、フランス、ドイツ、イングランド、スイス、トルコ、デンマークなど、ヨーロッパ各国でプレーする選手を多く選出しています。
| 背番号 | 選手名 | ポジション | 所属クラブ | 代表歴 | 代表得点 |
|---|---|---|---|---|---|
| 16 | アイメン・ダーメン | GK | CSスファクシアン | 37試合 | 0得点 |
| 22 | サブリ・ベン・ハッサン | GK | エトワール・サヘル | 2試合 | 0得点 |
| 1 | ムヒブ・シャマフ | GK | クラブ・アフリカン | 1試合 | 0得点 |
| 3 | モンタサル・タルビ | DF | ロリアン | 62試合 | 4得点 |
| 6 | ディラン・ブロン | DF | セルヴェット | 52試合 | 2得点 |
| 2 | アリ・アブディ | DF | ニース | 45試合 | 7得点 |
| 20 | ヤン・ヴァレリー | DF | ヤングボーイズ | 21試合 | 0得点 |
| 21 | モハメド・アミン・ベン・ハミダ | DF | エスペランス・チュニス | 12試合 | 0得点 |
| 23 | ムタズ・ネファティ | DF | IFKノルシェーピン | 5試合 | 0得点 |
| 4 | オマル・レキク | DF | マリボル | 4試合 | 0得点 |
| 5 | アデム・アルス | DF | カスムパシャ | 1試合 | 0得点 |
| 24 | ラエド・シハウィ | DF | USモナスティル | 0試合 | 0得点 |
| 17 | エリス・スキリ | MF | アイントラハト・フランクフルト | 81試合 | 4得点 |
| 10 | ハンニバル・メイブリ | MF | バーンリー | 44試合 | 1得点 |
| 25 | アニス・ベン・スリマン | MF | ノリッジ・シティ | 39試合 | 4得点 |
| 15 | モハメド・ハジ・マフムード | MF | ルガーノ | 7試合 | 0得点 |
| 13 | ラニ・ケディラ | MF | ウニオン・ベルリン | 2試合 | 0得点 |
| 12 | モルタダ・ベン・ワネス | MF/FW | カスムパシャ | 17試合 | 0得点 |
| 11 | イスマエル・ガルビ | MF/FW | アウクスブルク | 15試合 | 2得点 |
| 7 | エリアス・アシュリ | FW | FCコペンハーゲン | 29試合 | 4得点 |
| 19 | フィラス・シャワト | FW | クラブ・アフリカン | 28試合 | 6得点 |
| 9 | ハゼム・マストゥリ | FW | ディナモ・マハチカラ | 18試合 | 4得点 |
| 8 | エリアス・サード | FW | ハノーファー96 | 14試合 | 4得点 |
| 26 | セバスティアン・トゥネクティ | FW | セルティック | 10試合 | 1得点 |
| 14 | ハリル・アヤリ | FW | パリ・サンジェルマン | 2試合 | 0得点 |
| 18 | ラヤン・エルミ | FW | バンクーバー・ホワイトキャップス | 2試合 | 0得点 |
2026年ワールドカップでチュニジア代表を率いるのは、サブリ・ラムシ監督です。
ラムシ監督は、現役時代にフランス代表としてもプレーした経験を持つ人物です。指導者としては、コートジボワール代表、レンヌ、ノッティンガム・フォレスト、カーディフ・シティなどを率いた経験があります。
チュニジア代表はもともと守備の組織力に定評がありますが、2026年大会では若い選手や欧州組を組み込みながら、より現代的なチームへ変化しようとしています。
ラムシ監督にとって重要なのは、守備の安定を保ちながら、限られた攻撃機会をどう得点につなげるかです。グループFにはオランダ、日本、スウェーデンという異なるタイプの相手がいるため、試合ごとの戦い方の切り替えも大きなポイントになります。
チュニジア代表で最も重要な選手の一人が、背番号17のエリス・スキリです。
スキリはアイントラハト・フランクフルトに所属するMFで、ドイツ・ブンデスリーガでプレーしている実力者です。中盤の守備、ボール奪取、ポジショニングに優れており、チュニジア代表のバランスを保つ役割を担います。
代表歴も80試合を超えており、チーム内でも非常に経験豊富な存在です。日本代表がチュニジアと対戦する場合、スキリの周辺で自由にプレーさせないことが大切になります。
背番号10のハンニバル・メイブリも、チュニジア代表の注目選手です。
かつてマンチェスター・ユナイテッドにも所属していた選手で、現在はバーンリーでプレーしています。若い頃から将来性を高く評価されてきたMFで、豊かな運動量、ボールを前に運ぶ力、相手に向かっていく積極性が特徴です。
チュニジア代表は守備的なイメージを持たれることも多いチームですが、ハンニバルのような選手が中盤でリズムを作ることができれば、攻撃にも変化が生まれます。
守備陣で中心となるのが、背番号3のモンタサル・タルビです。
タルビはフランスのロリアンに所属するDFで、代表でも60試合以上に出場しています。チュニジア代表の守備を支える存在であり、空中戦や対人守備で強さを発揮します。
チュニジア代表は、ワールドカップ予選で非常に堅い守備を見せました。その守備の中心にいる選手の一人がタルビです。日本代表がチュニジアを崩すには、タルビを中心とした守備ブロックをどう動かすかが重要になります。
背番号2のアリ・アブディは、ニースに所属するDFです。
サイドバックとしてプレーすることが多い選手ですが、代表では得点も記録しており、攻撃参加にも特徴があります。守備だけでなく、前線への飛び出しやクロス、セットプレーでの関与にも注意が必要です。
チュニジア代表の中では、DFながら代表得点が多い選手の一人です。日本としては、アブディの攻撃参加を放置すると、サイドから危険な形を作られる可能性があります。
攻撃陣では、背番号7のエリアス・アシュリにも注目です。
アシュリはFCコペンハーゲンに所属するアタッカーで、サイドからの仕掛けやチャンスメイクに関わる選手です。チュニジア代表が守備から攻撃へ切り替える場面では、アシュリのスピードやドリブルが重要になります。
日本代表はボールを持つ時間が長くなる可能性もありますが、その分、ボールを失った直後のカウンター対応が大切です。アシュリのような選手に前を向かせると、危険な速攻につながります。
背番号11のイスマエル・ガルビは、アウクスブルクに所属する攻撃的な選手です。
中盤から前線にかけてプレーでき、ボールを受けてから前を向く力があります。チュニジア代表が守備的に戦う時間が長くなった場合でも、ガルビのような選手が入ることで、攻撃に変化を加えることができます。
日本代表にとっては、試合途中から出てくる攻撃的な選手にも注意が必要です。チュニジアは派手な攻撃力で押し切るチームではありませんが、少ないチャンスを生かす力を持っています。
チュニジア代表の最大の特徴は、守備の粘り強さと組織力です。
チュニジアは、アフリカのチームの中でも規律ある守備を得意とする国です。相手にボールを持たせても、中央の危険なエリアを簡単には空けず、ゴール前で粘り強く対応します。
派手な攻撃力で相手を圧倒するというよりも、まず守備を安定させ、相手のミス、カウンター、セットプレーから得点を狙うタイプのチームといえます。
また、ヨーロッパでプレーする選手が多いため、国際試合のテンポにも慣れています。フランス、ドイツ、イングランド、スイス、トルコ、デンマークなどでプレーする選手がいることで、チーム全体の経験値も高くなっています。
特に、スキリ、タルビ、ブロン、アブディといった選手は、守備面で計算できる存在です。日本がボールを保持しても、簡単にゴール前まで侵入できる相手ではありません。
一方で、チュニジア代表の不安要素は、得点力です。
守備の安定感は高い一方で、前線に世界的な得点王タイプのストライカーがいるわけではありません。試合によっては、ボールを奪ってから攻撃に移るまでに時間がかかり、決定機の数が少なくなることも考えられます。
そのため、チュニジアが日本戦で勝利を狙う場合は、少ないチャンスを確実に生かす必要があります。逆に日本としては、先制点を許さないことが非常に重要です。チュニジアに先に点を取られると、相手は守備を固めて試合を進めやすくなります。
また、守備的に戦う時間が長くなると、前線の選手が孤立する可能性もあります。カウンターに出る場面で、スキリやハンニバル、アシュリ、サード、ガルビらがどれだけ前線をサポートできるかが、チュニジアの攻撃面の鍵になります。
日本代表がチュニジアと対戦する場合、最も注意したいのは焦らされる展開です。
チュニジアは守備ブロックを作って、相手にボールを持たせながらも危険な場所には入れさせない戦い方ができます。日本がボールを保持していても、なかなか決定機を作れない時間が続く可能性があります。
そのような展開で、日本が無理に中央をこじ開けようとすると、ボールを奪われてカウンターを受ける危険があります。特に、サイドの裏や中盤のスペースを使われると、アシュリやサードのような選手がスピードを生かして攻めてくる可能性があります。
また、チュニジアはセットプレーにも注意が必要です。タルビやブロンのように高さと強さのある選手がいるため、コーナーキックやフリーキックでは一瞬のマークのズレが失点につながる可能性があります。
日本代表がチュニジアを相手にする場合、重要になるのは、守備ブロックを横に動かすことです。
チュニジアは中央を固めてくる可能性が高いため、日本はサイドチェンジや細かいパス交換を使い、相手の守備を左右に揺さぶる必要があります。中央だけで攻めるのではなく、サイド、ハーフスペース、相手DFラインの背後を組み合わせて攻撃することが大切です。
また、ミドルシュートやこぼれ球への反応も重要になります。守備が固い相手に対しては、きれいに崩すことだけを考えると攻撃が遅くなることがあります。相手を押し込んだ場面では、積極的にシュートを打つことで、相手GKやDFのミスを誘うこともできます。
先制点を取ることができれば、日本はかなり戦いやすくなります。逆に、0対0の時間が長くなるほど、チュニジアの粘り強さが生きてくるでしょう。
チュニジア代表は、2026年ワールドカップのグループFに入りました。同じ組には、日本、オランダ、スウェーデンが入っています。
| 国 | 特徴 |
|---|---|
| 日本 | 技術、連動性、スピードのあるチーム |
| オランダ | 欧州屈指の強豪で、攻守にタレントが多い |
| スウェーデン | 大型選手と強力な前線を持つ北欧の強豪 |
| チュニジア | 守備の粘りと組織力を武器にする北アフリカの強豪 |
日本にとって、チュニジア戦はグループ突破を考えるうえで非常に重要な試合です。オランダやスウェーデンとの対戦が難しいものになる可能性を考えると、チュニジア戦で勝ち点3を取れるかどうかは大きな意味を持ちます。
チュニジア代表は、グループFで以下の3試合を戦います。日本の読者向けに、日本時間もあわせて記載します。
| 現地日付 | 日本時間 | 対戦カード | 会場 |
|---|---|---|---|
| 2026年6月14日 20:00 | 2026年6月15日 11:00 | スウェーデン vs チュニジア | モンテレイ・スタジアム |
| 2026年6月20日 22:00 | 2026年6月21日 13:00 | チュニジア vs 日本 | モンテレイ・スタジアム |
| 2026年6月25日 18:00 | 2026年6月26日 8:00 | チュニジア vs オランダ | カンザスシティ・スタジアム |
日本代表との試合は、現地時間2026年6月20日にメキシコのモンテレイで行われます。日本時間では6月21日13時キックオフとなります。
モンテレイはメキシコ北部の都市で、気温や移動、時差への対応も試合前のコンディション作りに関わってきます。日本代表にとっては、チュニジアの守備だけでなく、現地環境への適応も大切なポイントになります。
チュニジア代表が日本にとって難しい相手である理由は、守備が固く、試合を膠着させる力があるからです。
日本代表は、ボールを動かしながら相手を崩すサッカーを得意としています。しかし、チュニジアのように守備ブロックを作り、中央を閉めてくる相手には、攻撃が停滞する時間が生まれることがあります。
そのうえ、チュニジアはボールを奪った後のカウンターやセットプレーで得点を狙ってきます。日本が攻めている時間が長くても、ワンチャンスで失点する可能性があります。
つまり、チュニジア戦では「ボールを持っているから優勢」とは限りません。日本は、ボール保持とリスク管理のバランスを取りながら、相手の守備を少しずつ崩していく必要があります。
今回のチュニジア代表メンバーを見ると、守備的な安定感と欧州組の経験が目立ちます。
中盤では、エリス・スキリが中心になります。ブンデスリーガでプレーする経験豊富なMFで、守備のバランスを取りながら、チーム全体を落ち着かせる役割を担います。ハンニバル・メイブリやアニス・ベン・スリマンも、中盤から前線へつなぐうえで重要な選手です。
守備陣では、モンタサル・タルビ、ディラン・ブロン、アリ・アブディ、ヤン・ヴァレリーなど、ヨーロッパでプレーする選手がそろっています。組織的な守備に加え、対人守備や空中戦でも強さを発揮できるメンバーです。
攻撃陣では、エリアス・アシュリ、エリアス・サード、セバスティアン・トゥネクティ、イスマエル・ガルビといった選手が、サイドやカウンターで違いを作れるかが注目されます。チュニジアは大量得点で押し切るチームではありませんが、少ないチャンスを生かす力が試合の行方を左右します。
チュニジア代表 W杯2026メンバー一覧を見ると、派手なスター選手が多いチームというよりも、守備の組織力と経験を重視したチームであることが分かります。
エリス・スキリ、モンタサル・タルビ、ディラン・ブロン、アリ・アブディなど、守備面で計算できる選手がそろっています。さらに、ハンニバル・メイブリ、エリアス・アシュリ、イスマエル・ガルビのように、攻撃で変化を作れる選手もいます。
日本代表にとって、チュニジア戦は簡単な試合にはなりません。相手の守備を崩しきれないまま時間が進むと、チュニジアの粘り強さが生きてきます。
一方で、日本が先制点を取ることができれば、チュニジアは前に出ざるを得なくなり、日本のスピードや連動性を生かしやすくなります。
2026年ワールドカップの日本対チュニジアは、派手な点の取り合いというよりも、我慢比べのような展開になる可能性があります。グループF突破を目指す日本にとって、非常に重要な一戦になるでしょう。