2026年2月8日に投開票された第51回衆議院議員総選挙では、立憲民主党と公明党が合流して誕生した「中道改革連合」が選挙に臨みました。
中道改革連合は、小選挙区と比例代表を合わせて49議席を獲得しました。本記事では、その中から合流前に立憲民主党に所属していた「立憲出身議員」に絞り、当選者を一覧で整理します。
なお、ここでいう「旧立憲民主党」とは、合流後の中道改革連合内での役職や立場ではなく、合流前の所属政党が立憲民主党だった議員という意味です。
2026年衆院選で、中道改革連合は合計49議席を獲得しました。内訳は、小選挙区で7議席、比例代表で42議席です。
この49人のうち、立憲民主党出身の議員は21人、公明党出身の議員は28人とされています。
つまり、中道改革連合の当選者名簿を見るだけでは、旧立憲民主党出身者と旧公明党出身者が混在しており、どの議員がどちらの系譜に属するのか分かりにくくなっています。
そのため本記事では、旧立憲民主党出身者に限定して、小選挙区当選者と比例代表当選者を分けて整理します。
2026年衆院選で当選した旧立憲民主党出身議員は、合計21人です。
内訳は、小選挙区当選者が7人、比例代表当選者が14人です。
旧立憲民主党出身者のうち、小選挙区で当選した議員は以下の7人です。
| 選挙区 | 当選者 |
|---|---|
| 北海道10区 | 神谷裕 |
| 岩手1区 | 階猛 |
| 千葉14区 | 野田佳彦 |
| 京都3区 | 泉健太 |
| 香川1区 | 小川淳也 |
| 宮崎1区 | 渡辺創 |
| 鹿児島3区 | 野間健 |
小選挙区で当選した旧立憲民主党出身議員には、野田佳彦氏、泉健太氏、小川淳也氏のような党代表経験者・幹部経験者が含まれています。
また、階猛氏、神谷裕氏、渡辺創氏、野間健氏のように、地域での活動基盤を持つ議員も小選挙区で議席を確保しました。
中道改革連合全体では小選挙区当選者が7人でしたが、その7人はいずれも旧立憲民主党出身議員です。この点は、旧立憲系議員の特徴を考えるうえで重要です。
比例代表で当選した旧立憲民主党出身議員は、以下の14人です。
| 比例ブロック | 当選者 |
|---|---|
| 北海道ブロック | 山岡達丸 |
| 東北ブロック | 金子恵美、有田芳生 |
| 北関東ブロック | 大島敦 |
| 南関東ブロック | 田嶋要、笠浩史、後藤祐一、早稲田ゆき |
| 東京ブロック | 長妻昭、落合貴之 |
| 北陸信越ブロック | 菊田真紀子、西村智奈美、近藤和也 |
| 東海ブロック | 重徳和彦 |
比例代表では、南関東ブロックの4人、北陸信越ブロックの3人が目立ちます。
長妻昭氏、西村智奈美氏、菊田真紀子氏、重徳和彦氏など、旧立憲民主党時代から国会論戦や党運営で存在感を示してきた議員も比例代表で当選しています。
一方で、比例代表に回った議員が多いことは、旧立憲民主党系が全国的な比例票によって一定の議席を確保した一方、小選挙区で勝ち切ることの難しさも残ったことを示しています。
旧立憲民主党出身の比例当選者が最も多いのは南関東ブロックです。
田嶋要氏、笠浩史氏、後藤祐一氏、早稲田ゆき氏の4人が比例代表で当選しました。
南関東は千葉県・神奈川県・山梨県を含む大きなブロックであり、都市部と郊外の両方を抱える地域です。旧立憲民主党系の候補者にとっても、重要な比例ブロックだったといえます。
北陸信越ブロックでは、菊田真紀子氏、西村智奈美氏、近藤和也氏の3人が比例代表で当選しました。
新潟県や石川県などで活動してきた旧立憲民主党系議員が比例で議席を確保しており、地域に根ざした活動実績が一定の支持につながったとみられます。
東京ブロックでは、長妻昭氏と落合貴之氏が比例代表で当選しました。
長妻氏は旧民主党・旧立憲民主党を通じて社会保障政策で知られた議員です。落合氏も東京を地盤に活動を続けてきた議員であり、都市型の野党支持層を背景に議席を確保しました。
野田佳彦氏は、元首相であり、旧民主党・旧立憲民主党系を代表する政治家の一人です。
2026年衆院選では千葉14区で当選しました。中道改革連合の結成時にも中心的な役割を担った人物であり、選挙後の党運営にも大きな影響力を持つとみられます。
小川淳也氏は、香川1区で当選した旧立憲民主党出身の政治家です。
旧立憲民主党時代から政策論争や発信力で注目されてきた人物であり、2026年衆院選後には中道改革連合の代表に選出されました。
泉健太氏は、京都3区で当選しました。
旧立憲民主党の代表を務めた経験を持ち、国会運営や党内調整に関わってきた議員です。中道改革連合の中でも、旧立憲民主党系の有力議員の一人といえます。
長妻昭氏は、比例東京ブロックで当選しました。
社会保障政策や年金問題で知られ、旧民主党・旧立憲民主党系の政策通として長く活動してきた議員です。
西村智奈美氏は、比例北陸信越ブロックで当選しました。
旧立憲民主党では幹部経験もあり、ジェンダー政策、社会保障、地域政策などの分野で発信してきました。
中道改革連合の当選者の中には、合流前に公明党に所属していた議員も多く含まれています。
たとえば、斉藤鉄夫氏、岡本三成氏、石井啓一氏、赤羽一嘉氏、中野洋昌氏、伊佐進一氏、國重徹氏、山本香苗氏、濵地雅一氏などは、旧公明党出身者として整理されます。
また、庄子賢一氏、角田秀穂氏、沼崎満子氏、原田直樹氏、河西宏一氏、大森江里子氏、西園勝秀氏、犬飼明佳氏、平林晃氏、山崎正恭氏、吉田宣弘氏、金城泰邦氏、河野義博氏なども、旧立憲民主党系の一覧には含めない方が整理として自然です。
旧立憲民主党・旧公明党の合流後は同じ中道改革連合の所属議員となっていますが、この記事ではあくまで「合流前の所属政党」を基準に分類しています。
中道改革連合全体の小選挙区当選者は7人ですが、その7人はいずれも旧立憲民主党出身です。
これは、旧立憲民主党系の一部議員が、地域での個人票や地盤を維持していたことを示しています。
旧立憲民主党出身議員は、比例代表でも14人が当選しました。
ただし、中道改革連合の比例当選者42人全体で見ると、旧公明党系議員の比重も大きく、旧立憲民主党系だけで比例代表を支配していたわけではありません。
旧立憲民主党出身の当選者には、野田佳彦氏、長妻昭氏、階猛氏、田嶋要氏、菊田真紀子氏、西村智奈美氏など、国会経験の長い議員が多く含まれています。
その一方で、新しい世代の議員をどのように育てていくかは、中道改革連合にとって今後の課題になる可能性があります。
中道改革連合という新党名だけを見ると、旧立憲民主党出身者と旧公明党出身者の違いは分かりにくくなります。
しかし、政党合流直後の段階では、議員の政策傾向、支持基盤、選挙での強み、国会での役割は、合流前の所属政党と深く関係しています。
旧立憲民主党系は、小選挙区で勝ち残った有力議員を中心に、国会論戦や政策発信で存在感を発揮することが期待されます。
一方で、中道改革連合内では旧公明党系の議員数も多いため、旧立憲民主党系がどのように党内で主導権を握り、政策の方向性を示していくのかが注目されます。
2026年衆院選で、中道改革連合は49議席を獲得しました。そのうち、旧立憲民主党出身議員は21人です。
内訳は、小選挙区当選者が7人、比例代表当選者が14人です。
小選挙区では、神谷裕氏、階猛氏、野田佳彦氏、泉健太氏、小川淳也氏、渡辺創氏、野間健氏が当選しました。
比例代表では、山岡達丸氏、金子恵美氏、有田芳生氏、大島敦氏、田嶋要氏、笠浩史氏、後藤祐一氏、早稲田ゆき氏、長妻昭氏、落合貴之氏、菊田真紀子氏、西村智奈美氏、近藤和也氏、重徳和彦氏が当選しました。
旧立憲民主党出身議員は、中道改革連合の中では21人にとどまりますが、小選挙区当選者をすべて占めている点が大きな特徴です。
今後、中道改革連合の中で旧立憲民主党系議員がどのような政策分野を担い、党運営にどのような影響を与えるのかが注目されます。