ロサンゼルス・ドジャースといえば、日本では大谷翔平選手、山本由伸投手、佐々木朗希投手など日本人選手の存在で注目されることが多い球団です。しかし、ドジャースを支えているのは日本人選手だけではありません。アメリカ国内の選手に加え、ドミニカ共和国、キューバ、プエルトリコ、ベネズエラなど、中南米出身の選手もチームに大きな力を与えています。
その中でも、ベネズエラ出身選手はメジャーリーグ全体で存在感が大きく、ドジャースにもこれまで多くのベネズエラ出身選手が在籍してきました。内野守備に優れた選手、パワーのある救援投手、将来を期待される若手投手など、タイプはさまざまです。
この記事では、ドジャースに所属する主なベネズエラ出身選手と、過去にドジャースでプレーした代表的なベネズエラ出身選手についてわかりやすく紹介します。
2026年6月時点で、ドジャースのベネズエラ出身選手として特に名前が挙がるのは、ミゲル・ロハス、ブルスダー・グラテロル、エドガルド・エンリケスです。いずれも役割は異なりますが、チームにとって重要な存在です。
| 選手名 | ポジション | 出身地 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ミゲル・ロハス | 内野手 | ベネズエラ・ロステケス | 堅実な守備と豊富な経験を持つベテラン |
| ブルスダー・グラテロル | 投手 | ベネズエラ・カラボソ | 力強い速球が持ち味のリリーフ投手 |
| エドガルド・エンリケス | 投手 | ベネズエラ・クマナ | 将来性のある若手右腕 |
ミゲル・ロハスは、ベネズエラ・ロステケス出身の内野手です。ドジャースでメジャーデビューした後、マイアミ・マーリンズで長くプレーし、再びドジャースに戻ってきました。
ロハスの最大の強みは、内野守備の安定感です。遊撃手を中心に、内野の複数ポジションを守ることができるため、長いシーズンを戦うドジャースにとって非常に使い勝手のよい選手です。派手なホームランバッターというよりも、守備、状況判断、チームプレーで価値を発揮するタイプといえます。
ドジャースにはスター選手が多く在籍していますが、シーズンを通して勝ち続けるためには、守備固めや控え選手の質も重要になります。ロハスはまさにその部分を支える存在です。若手選手にとっては、メジャーで長く生き残るための姿勢を示すベテランでもあります。
ブルスダー・グラテロルは、ベネズエラ・カラボソ出身の右投手です。メジャーではリリーフ投手として知られ、力強い速球と重いボールで打者を押し込む投球が特徴です。
グラテロルは、ドジャースのブルペンにおいて重要な役割を担ってきた投手です。短いイニングで相手打線を抑えるリリーフ投手は、ポストシーズンでも大きな意味を持ちます。特にドジャースのようにワールドシリーズ制覇を狙うチームでは、終盤の1イニングを任せられる投手の存在が欠かせません。
一方で、投手にとってコンディション管理は非常に重要です。グラテロルは故障の影響を受けた時期もあり、今後は健康な状態でどれだけ長くチームに貢献できるかが注目されます。万全の状態でマウンドに立てば、ドジャースの救援陣にとって大きな戦力になります。
エドガルド・エンリケスは、ベネズエラ・クマナ出身の投手です。2002年生まれの若い右腕で、ドジャースの投手陣の中でも将来性のある選手として注目されています。
エンリケスは、まだメジャーでの実績を積み重ねている段階の選手です。しかし、若くしてメジャーの舞台に到達していること自体が大きな評価ポイントです。ドジャースは投手育成にも定評がある球団であり、エンリケスのような若手投手がどのように成長していくかは、チームの将来にも関わります。
ドジャースは毎年のように優勝を狙うチームであるため、若手選手がすぐに大きな出番を得るのは簡単ではありません。それでも、長いシーズンでは投手の入れ替えや故障者の発生もあります。エンリケスにとっては、与えられたチャンスで結果を残せるかが重要になります。
ドジャースとベネズエラ出身選手の関係は、現在の選手だけに限られません。過去にも、ドジャースのユニフォームを着たベネズエラ出身選手がいます。
セサル・イズトゥリスは、ベネズエラ出身の遊撃手で、ドジャース時代に守備力の高さで評価されました。特に2004年にはゴールドグラブ賞を受賞し、2005年にはオールスターにも選ばれています。
打撃よりも守備でチームに貢献するタイプの選手で、ドジャースの内野守備を語るうえで名前が挙がる存在です。ミゲル・ロハスと同じく、ベネズエラ出身の守備型内野手として記憶される選手といえます。
オマー・ダールは、ベネズエラ出身の左投手です。メジャーキャリアの中で複数球団に在籍しましたが、ドジャースでもプレーしました。先発投手としての経験があり、ベネズエラ出身投手がメジャーで活躍してきた流れを示す存在の一人です。
ウィルソン・アルバレスも、ベネズエラ出身の左投手です。メジャーでは実績のある投手で、キャリア後半にドジャースでプレーしました。若手の有望株というよりも、経験あるベテラン投手としてチームに加わったタイプです。
フランクリン・グティエレスは、ベネズエラ・カラカス出身の外野手です。シアトル・マリナーズ時代の印象が強い選手ですが、キャリアの中でドジャースにも所属しました。守備力のある外野手として知られ、ベネズエラ出身選手の層の厚さを感じさせる存在です。
ベネズエラは、野球人気が非常に高い国の一つです。サッカーが強い南米の中では、ベネズエラは野球文化が特に根付いている国として知られています。子どものころから野球に親しみ、国内リーグやアカデミーを通じて才能を伸ばし、メジャーリーグを目指す選手が多くいます。
メジャーリーグの球団も、ベネズエラを重要なスカウト地域として見ています。身体能力の高い選手、守備力に優れた内野手、強肩の捕手、速球派投手など、さまざまなタイプの選手が育つ土壌があります。
ドジャースも国際的なスカウティングに力を入れてきた球団です。日本人選手の獲得で注目されることが多い一方で、ベネズエラを含む中南米の選手もチーム作りに欠かせない存在になっています。
ドジャースの試合を見るとき、ベネズエラ出身選手に注目すると、チームの見方が少し広がります。
まず、ミゲル・ロハスを見るときは守備位置や試合終盤の起用に注目するとよいでしょう。スタメンで出る試合だけでなく、守備固めや代走後の守備交代など、細かい場面でチームを支えることがあります。
ブルスダー・グラテロルについては、コンディションが整ったときにどのような場面で起用されるかがポイントです。勝ち試合の終盤なのか、接戦の中盤なのか、チームがどの程度信頼しているかは起用法に表れます。
エドガルド・エンリケスは、若手投手としての成長に注目です。メジャー定着を目指す段階では、球速や球威だけでなく、制球力、変化球、連投への対応、プレッシャーの中での投球も重要になります。
ドジャースは、アメリカを代表する名門球団であると同時に、国際色の強い球団でもあります。日本人選手、韓国出身選手、中南米出身選手など、さまざまな国や地域の選手が同じクラブハウスでプレーしています。
その中で、ベネズエラ出身選手はチームの厚みを作る存在です。ロハスのようなベテラン、グラテロルのようなリリーフ投手、エンリケスのような若手投手がいることで、ドジャースの選手層はより深くなります。
スター選手だけを見ていると見落としがちですが、強いチームには必ずチームを支える脇役や若手、控え選手がいます。ドジャースのベネズエラ出身選手を見ることは、チーム全体の強さを理解するうえでも役立ちます。
ドジャースのベネズエラ出身選手として、現在特に注目されるのはミゲル・ロハス、ブルスダー・グラテロル、エドガルド・エンリケスです。
ロハスは内野守備と経験でチームを支えるベテラン、グラテロルは力強い投球が魅力のリリーフ投手、エンリケスは将来を期待される若手右腕です。また、過去にはセサル・イズトゥリス、オマー・ダール、ウィルソン・アルバレス、フランクリン・グティエレスなどもドジャースでプレーしました。
ドジャースは日本人選手の活躍で日本でも注目されていますが、実際には多くの国や地域の選手がチームを支えています。ベネズエラ出身選手に注目すると、ドジャースというチームの国際性や選手層の厚さがよりよく見えてきます。