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今戦争をしている国・2025

今戦争をしている国・2025

武力紛争の一覧と見分け方

※本記事は 2025年11月時点の公開情報をもとに、ニュースや紛争トラッカーで一般に扱われる 武力紛争(armed conflict)/軍事衝突 を中心に整理しています。

現代の「戦争」は、宣戦布告の有無で決まりません。さらに、内戦・越境攻撃・代理戦争・テロと治安作戦の長期化まで含めるかで、「戦争をしている国」の数が大きく変わります。そこで本記事では、

  • ① まず“注目度が高い主戦場”を押さえる
  • ② 次に“世界に広がる武力紛争”を地域別に俯瞰する
  • ③ 最後に“ニュースの読み解き方”と“実務上の注意点”を整理する

という流れで、地図を見る感覚で全体像が掴めるようにまとめます。


1. 2025年に「戦争」として強く意識されやすい主な地域

ロシアによる侵攻が続く中でのゼレンスキー大統領の支持率

報道量、戦闘規模、国際秩序・市場への影響の大きさから、2025年はとくに次の地域が「戦争」として最も強く意識されやすい状況です。

  • 🟥 ロシア—ウクライナ戦争(国家間戦争/長期化)
  • 🟥 イスラエル—パレスチナ(ガザ・ヨルダン川西岸)(大規模戦闘+人道危機)
  • 🟥 イスラエル—レバノン(ヒズボラ)周辺(越境衝突になりやすい構造)
  • 🟥 スーダン内戦(国家中枢を巻き込む内戦+深刻な人道危機)
  • 🟥 ミャンマー内戦(国軍と反軍政勢力、民族武装組織が絡む複合紛争)

この「主要5つ」だけでも、世界の外交・経済・物流の前提を揺らす規模です。一方で、世界全体では、これ以外にも 多数の武力紛争 が同時進行しています。


2. 「戦争をしている国」を数えるのが難しい理由(先にここを理解すると混乱しにくい)

台湾有事とは

2-1. 現代の戦争は“宣戦布告しない”

第二次世界大戦のような形式的な宣戦布告は稀で、現実には

  • 国境を越える攻撃(越境砲撃・空爆・ドローン等)
  • 反政府武装勢力と国家の戦闘(内戦・反乱)
  • 他国が武器・資金・訓練・情報で関与する代理戦

が連鎖し、どこからを「戦争」と呼ぶかが曖昧になりやすい構造があります。

2-2. 「内戦」でも生活は戦争そのもの

内戦は“国内の争い”に見えますが、実態としては

  • インフラ破壊(電力・水道・通信・道路)
  • 医療崩壊(病院・薬・救急)
  • 難民・国内避難民(IDP)の大量発生
  • 食料危機、学習機会の喪失

が起き、住民の体感としては戦争と変わりません。

2-3. 「小競り合い」と「戦争」の境界はデータでも揺れる

研究機関や国際機関でも定義が複数あります。例えば

  • 戦闘関連死の規模が一定を超えると「war」と整理する
  • 規模が小さくても、組織的な戦闘が継続すれば「武力紛争」と分類する

などで、同じ状況でも呼び名が変わり得ます。

2-4. 同じ国でも“別々の紛争”が同時に走る

一つの国の中で、

  • 首都周辺は比較的安定
  • 国境地帯で戦闘
  • さらに別地域でテロや武装勢力の襲撃

のように複数レイヤーが同時進行することがあります。「その国=全面戦」という単純化を避けると理解が正確になります。


3. 2025年:地域別「武力紛争・軍事衝突・危機」一覧

ここでは「戦争」と呼ばれやすい 武力紛争(armed conflict)/軍事衝突 を、地域別に整理します。

※注意:ここで挙げるのは“代表例”です。情勢は流動的なため、渡航・出張・輸送などの実務判断は、外務省の危険情報や国際トラッカーの最新更新で最終確認するのが安全です。


3-1. ヨーロッパ・ユーラシア

🇺🇦 ウクライナ/🇷🇺 ロシア

  • 国家間戦争として継続。
  • 前線の攻防に加え、ミサイル・ドローン攻撃、エネルギー施設や港湾など重要インフラへの打撃が絡みやすい構造です。
  • 「前線×後方(都市・物流)×情報戦」の三層で理解すると整理しやすくなります。

🇦🇲 アルメニア/🇦🇿 アゼルバイジャン(南カフカス)

  • 停戦・合意があっても、国境周辺・政治対立を背景に緊張が再燃しやすい地域です。

🇬🇪 ジョージア周辺(“凍結紛争”の文脈)

  • 現在進行形の大規模戦闘が常時起きているとは限らない一方、地政学的な緊張が高まりやすく、状況次第でリスクが跳ねるタイプです。

🇲🇩 モルドバ周辺(不安定化リスク)

  • 直接の全面戦ではなくても、周辺情勢の波及を受けやすい地域として注目されやすい枠組みです。

3-2. 中東・北アフリカ

中東は「1つの戦場」が周辺へ波及しやすいのが特徴です。

  • 国境線が複雑
  • 武装勢力が国家の外側・内側に広がる
  • 海上交通(海峡・運河)が国際経済に直結

という条件が重なり、“局地戦が世界問題化”しやすい地域です。

🇮🇱 イスラエル/🇵🇸 パレスチナ(ガザ・ヨルダン川西岸)

  • 大規模戦闘・人道危機の中心。
  • 民間人被害、避難、医療・物資不足などが国際問題になりやすいタイプです。
  • 「戦闘」「人質」「停戦交渉」「人道支援」の4点が同時に動きやすく、ニュースの論点も分岐しがちです。

🇱🇧 レバノン(ヒズボラ)周辺

  • 越境攻撃・報復が激化すると、衝突が広域化しやすいリスクを持ちます。

🇾🇪 イエメン(+紅海周辺の危機)

  • 国内紛争の継続に加え、海上交通の安全保障問題が絡むと国際的影響が拡大します。
  • コンテナ船の航路変更、保険料の上昇、遅延の連鎖が起きやすいのが“実務的な特徴”です。

🇸🇾 シリア

  • 内戦が長期化し、多勢力(政府側・反政府勢力・過激派・周辺国の関与)が絡む複雑な形。
  • ある地域では静穏化しても、別地域では再燃する「地域ごとの温度差」が大きいのが特徴です。

🇱🇾 リビア

  • 政治的分断と武装勢力の存在が、断続的な衝突リスクを残します。

🇮🇶 イラク(不安定化)

  • 直接の全面戦ではなくても、武装勢力・治安作戦・周辺国との緊張が絡み、断続的に不安定化しやすいタイプです。

🇹🇷 トルコ(クルド系武装勢力との衝突)

  • 国境をまたぐ作戦や治安作戦が絡み、地域全体の緊張が連動しやすい枠組みです。

🇮🇷 イラン(対イスラエル・米国を含む緊張)

  • 直接戦争に至らなくても、軍事衝突の“入口”になり得る対立構造として注目されがちです。

(補足)この地域は「軍事衝突の一歩手前(危機)」と「実際の戦闘」が近く、状況が数日単位で変わることがあります。


3-3. サブサハラ・アフリカ(“見えにくいが深刻”になりやすい地域)

アフリカでは、武力紛争が

  • 政治(クーデター・権力闘争)
  • 治安(過激派・武装勢力)
  • 経済(資源・密輸・税収)
  • 気候(干ばつ・洪水)

と結びつき、人道危機として爆発しやすい傾向があります。

🇸🇩 スーダン

  • 国家中枢を巻き込む 内戦 が人道危機を深刻化させ、医療・食料・避難の問題が急速に悪化しやすい状況。

🇨🇩 コンゴ民主共和国(主に東部)

  • 武装勢力が多く、住民への被害・避難の連鎖が起きやすい構造。

🇸🇴 ソマリア(アル・シャバーブなど)

  • テロ・越境・治安作戦が絡む長期型の紛争。

🇪🇹 エチオピア

  • 大規模戦闘が沈静化した局面でも、地域対立や武装化の課題が残りやすい国の一つです。

🇸🇸 南スーダン

  • 政治不安・武装化が再燃しやすい構造を抱えます。

🇨🇫 中央アフリカ共和国

  • 長期的な内戦・武装勢力の影響が残りやすい。

🇲🇱 マリ/🇧🇫 ブルキナファソ/🇳🇪 ニジェール(+周辺)

  • いわゆる サヘル地域
  • 反政府勢力・過激派・治安部隊の戦闘が複雑に絡み、国家の統治が弱い地域では衝突が長期化しやすい。

🇳🇬 ナイジェリア(北東部・中部など)

  • 反政府勢力・過激派・コミュニティ間暴力が重なり、地域によって治安が大きく変わり得ます。

🇲🇿 モザンビーク(北部など)

  • 武装勢力の活動が報告され、エネルギー開発・地域経済と絡むと注目が集まりやすいタイプです。

🇨🇲 カメルーン(国内の対立構造)

  • 長期化する社会対立が武装化すると、断続的な衝突として扱われます。

(補足)アフリカではこの他にも、武装勢力の活動や国境をまたぐ衝突が報告される地域が複数あります。


3-4. アジア・太平洋

🇲🇲 ミャンマー

  • 内戦として激化しやすい局面。
  • 国軍と反軍政勢力のほか、民族武装組織も絡み、地域ごとに情勢が大きく変わり得ます。
  • たとえば「国境貿易の停滞」「避難の増加」など、戦闘以外の面でも影響が見えやすい紛争です。

🇦🇫 アフガニスタン

  • 政治の不安定さに加え、武装勢力やテロの脅威が残るとされます。

🇵🇰 パキスタン

  • 国内の不安定化や武装勢力との衝突が、地域情勢と結びつきやすい。

🇮🇳 インド/🇵🇰 パキスタン

  • 国境・地域対立を背景に、軍事衝突のリスクが常に意識される枠組み。

🇨🇳 中国/🇹🇼 台湾(台湾海峡)

  • “いま戦争中”というより、**軍事衝突の危機(対立)**として高い関心を集めるテーマ。
  • 演習、航空・海上活動、制裁・輸出管理など「軍事+経済」の複合リスクとして語られやすいのが特徴です。

南シナ海(🇨🇳 中国+🇵🇭 フィリピン+🇻🇳 ベトナム+🇲🇾 マレーシア+🇧🇳 ブルネイ+🇮🇩 インドネシア+🇹🇼 台湾 など)

  • 国際法・領有権・海上警備が絡み、偶発的衝突が政治問題に直結しやすい地域。
  • 「相手を押し返す行為」が“武力行使に近い”形で行われると、外交問題が連鎖しやすくなります。

🇰🇵 北朝鮮(朝鮮半島の危機)

  • 朝鮮戦争は1953年の休戦協定で**休戦中(平和条約による終戦ではない)**とされます。直接の戦争状態ではなくても、ミサイル発射や軍事演習、政治対立が「軍事危機」として扱われ、偶発的衝突のリスクが意識されやすい地域です。

🇵🇭 フィリピン(南部など)/🇮🇩 インドネシア(特定地域)

  • 国家間戦争ではなくても、国内の武装勢力・治安作戦が継続する地域は、実質的に「武力紛争」として扱われることがあります。

3-5. アメリカ大陸(“戦争”ではなくても危険度が高い場合)

アメリカ大陸は、国家間戦争よりも、

  • 武装集団・組織犯罪
  • 治安崩壊
  • 政治危機

が「戦場のような危険」となるケースが注目されがちです。

🇭🇹 ハイチ

  • 武装集団・治安崩壊が深刻化すると、生活基盤が急速に壊れます。

🇲🇽 メキシコ

  • 組織犯罪の暴力は「戦争」とは別枠に分類されることが多い一方、地域によっては武力紛争並みの危険が発生します。

🇨🇴 コロンビア

  • 停戦や和平の動きがあっても、武装勢力や治安の課題が地域的に継続し、状況評価が難しい国の一つです。

🇪🇨 エクアドル

  • 組織犯罪の暴力が政治・治安の安定を崩すと、国際ニュースで「危機」として扱われやすくなります。

🇻🇪 ベネズエラ(対外対立の文脈)

  • 直接戦争ではなくても、外交・軍事の緊張が高い局面では衝突リスクとして整理されます。

🇬🇾 ガイアナ周辺(国境・資源をめぐる緊張)

  • 実戦が常態化しているとは限らない一方、資源・国境問題が絡むと短期間で緊張が高まることがあります。

4. 数字で見る「世界の紛争の多さ」(2025年の前提知識)

  • 世界では、同時に多数の武力紛争が進行しているとされ、国際人道法や人道支援に関わる機関も「近年増えている」という認識を示しています。
  • 研究データでは、国家が関与する紛争が増えた年が報告され、“過去最悪級”という表現が使われることもあります。

ここで大切なのは、ニュースで目立つ戦争(数件)だけが世界の戦争ではないという点です。規模が小さく見える紛争も、そこに暮らす人にとっては日常を根こそぎ変える現実になります。


5. ニュースで「戦争中の国」を見分けるチェックリスト(実用版)

戦争・紛争報道を見たとき、次の観点で読むと理解が早くなります。

  • 当事者は誰か(国家 vs 国家/国家 vs 反政府勢力/武装勢力同士)
  • 戦場はどこか(国境地帯/首都周辺/資源地帯/港湾・海峡)
  • 目的は何か(領土・政権・宗派・資源・治安・独立)
  • 外部の関与は(武器供与、軍事顧問、空爆、代理勢力)
  • 人道面の影響(避難民、医療崩壊、飢餓、学校閉鎖)

さらにもう一段深く読むなら、次も有効です。

  • 戦闘の形は何か(地上戦/空爆/ドローン/海上封鎖/サイバー)
  • 停戦の現実性(監視者はいるか/履行を担保する仕組みはあるか)
  • “地図の線”が変わるか(占領地、実効支配、緩衝地帯など)

6. よくある誤解:戦争・紛争をめぐる混乱ポイント

6-1. 「戦争=国家間の宣戦布告」ではない

内戦や越境攻撃の連鎖でも、事実上の戦争状態になります。

6-2. “テロ”と“内戦”は重なる

同じ国でも、ある地域は内戦、別の地域はテロ、さらに治安作戦が激化……のように、分類が混ざります。

6-3. 「安全な都市がある=国全体が安全」ではない

首都や観光地が比較的安定していても、道路一本で状況が変わることがあります。

6-4. 停戦合意は“終戦”ではない

停戦は「戦闘を止める約束」であり、別の衝突が始まったり、局地的な戦闘が続いたりすることがあります。


7. 旅行・ビジネス(出張・物流)で「戦争中の国」を扱うときの注意

戦争は「現地の危険」だけでなく、周辺国の物流・金融・保険にも影響します。

  • ✈️ 渡航前は、政府や国際機関の 安全情報(危険情報) を必ず確認
  • 📦 国際物流は、飛行ルート・海上航路の変更、保険料の上昇、遅延が起きやすい
  • 💳 制裁・送金規制が絡むと、決済・送金が止まることもある
  • 🏥 医療インフラが崩れると、現地での“小さなケガ”が命取りになり得る

7-1. 物流・ビジネスで特に起きやすい連鎖

  • 航路・空路の迂回 → 輸送日数が伸びる
  • 保険の条件変更 → コスト増
  • 港湾混雑 → コンテナ不足
  • 制裁・規制 → 取引相手の確認が厳格化

「現場の戦闘」より先に、「輸送のルール・保険・決済」のほうが先に変わることがある点が実務上の注意点です。


8. 用語ミニ辞典(この記事で迷いやすい言葉だけ)

  • 武力紛争(armed conflict):国家が絡む/絡まないを問わず、組織だった武力行使が継続する状態の総称。
  • 内戦(civil war):同一国内の権力・統治をめぐる大規模な武力衝突。
  • 越境衝突:国境をまたぐ攻撃や報復が常態化した状態。
  • 代理戦争:当事国以外が、武器・資金・訓練などで当事者を支援し、実質的に争いを拡大させる構造。
  • 凍結紛争(frozen conflict):大規模戦闘が止まっても政治解決がなく、再燃の火種が残る状態。
  • 人道危機:医療・食料・安全な居住が不足し、生命の危険が拡大する状態。

9. まとめ:2025年の「戦争している国」は、地図より“構造”で理解すると整理しやすい

「今戦争をしている国(2025)」を一つの固定リストで言い切るのは難しいものの、現代の戦争・紛争は大きく分けて

  • 🟥 国家間戦争(例:ロシア—ウクライナ)
  • 🟥 内戦(例:スーダン、ミャンマー)
  • 🟥 国際化した内戦・越境衝突(例:中東の連動)
  • 🟧 治安崩壊・犯罪暴力(例:ハイチなど)
  • 🟨 軍事衝突の危機(例:台湾海峡、南シナ海など)

という“型”で理解すると、ニュースの断片情報がつながり、状況整理が一気にラクになります。

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