スウェーデン・サッカー・有名選手
現役スターと歴代レジェンド総まとめ
スウェーデンは人口規模こそ大国ではありませんが、世界トップ級のストライカーや、堅牢な守備組織を作れるDF、そして戦術理解度の高い中盤を継続的に輩出してきました。名前を挙げればキリがありませんが、「スウェーデン=フィジカルと規律」だけでは語り切れないのが面白いところです。
この記事では、スウェーデンの“有名選手”を一気に把握できるように、
- 歴代レジェンド
- 近年の代表を象徴した選手
- 現役の注目選手(所属クラブつき)
- 女子代表のスター
という流れで、できるだけ分かりやすく整理します。
この記事の要点
- ✅ 世界的知名度の象徴は、やはり ズラタン・イブラヒモビッチ
- ✅ “伝説の9番”枠に グンナー・ノルダール、名門で輝いた ヘンリク・ラーション
- ✅ 現役の軸は、得点源の アレクサンダル・イサク/万能FW ヴィクトル・ギョケレシュ
- ✅ プレミアで躍動する デヤン・クルゼフスキ、次世代の ルーカス・ベリヴァル も要注目
- ✅ 女子は スタイナ・ブラックステニウス、コソバレ・アスラニ、フリドリナ・ロルフォ が“顔”
スウェーデン代表(男子)のサッカーはどんなスタイル?
スウェーデンは「全員が役割を理解して、勝ち筋を積み上げる」タイプのチームを作りやすい国として知られます。
- 🧱 守備ブロック:ラインの間を詰め、危険地帯をまず消す
- 🧠 試合運び:無理に前へ行き過ぎず、勝負どころでギアを上げる
- ⚡ カウンターの鋭さ:奪った瞬間に縦へ速く、FWの決定力で仕留める
- 🏋️ フィジカル+規律:走行量、球際、高さ、対人の強さがチームの土台
そして近年は、プレミアや欧州主要リーグで磨かれた選手が増え、**“堅いだけではなく、前で決め切れる”**色合いが強くなっています。
【歴代レジェンド】スウェーデン史に残る有名選手
ズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimović)|世界的スーパースター

- ポジション:FW
- なぜ有名?:圧倒的な得点力、サイズと技巧の両立、カリスマ性
- 見どころ:ゴール前の“理不尽さ”、難しい体勢でも決めるフィニッシュ
スウェーデンのサッカーを世界の一般層まで押し広げた最大の存在です。
グンナー・ノルダール(Gunnar Nordahl)|“伝説の点取り屋”

- ポジション:FW
- なぜ有名?:欧州で屈指の得点ペースを残したストライカー像
- 見どころ:ゴール前での強さ、シンプルで最短距離の決定力
ニルス・リードホルム(Nils Liedholm)|技術と頭脳の象徴
- ポジション:MF
- なぜ有名?:彼の世代は“スウェーデンの黄金期”を語る際に必ず登場
- 見どころ:落ち着き、配球、ゲームの温度管理
ヘンリク・ラーション(Henrik Larsson)|名門で証明した勝負強さ
- ポジション:FW
- なぜ有名?:ゴールでチームを救う“ここ一番”の強さ
- 見どころ:抜け出しの質、決め切る集中力
フレドリク・ユングベリ(Freddie Ljungberg)|世界トップクラブで輝いたサイドの職人
- ポジション:MF/WG
- なぜ有名?:走力と得点感覚、試合の流れを変える出入り
- 見どころ:ペナルティエリアへ入っていく“最後の一歩”
トマス・ブローリン(Tomas Brolin)|“攻撃の空気”を変える存在
- ポジション:攻撃的MF/FW
- なぜ有名?:勝負所でのアイデアと得点関与
- 見どころ:テンポ変化、ラストパス、ミドル
オロフ・メルベリ(Olof Mellberg)|堅守の象徴CB
- ポジション:CB
- なぜ有名?:対人の強さと統率力
- 見どころ:球際の強度、空中戦、最終ラインの“踏ん張り”
【現役】今押さえたいスウェーデンの有名選手(所属クラブつき)
※所属クラブは移籍・ローンなどで変わります。観戦前は公式登録情報もあわせて確認すると安心です。
アレクサンダル・イサク(Alexander Isak)|現役の“顔”になり得る点取り屋

- ポジション:CF
- 所属:リヴァプール
- 強み:サイズがありながら動ける/裏抜けと技術のバランス
- 見どころ:ボールを収めてからの一瞬の加速、ゴール前の冷静さ
ヴィクトル・ギョケレシュ(Viktor Gyökeres)|万能型ストライカー

- ポジション:CF
- 所属:アーセナル
- 強み:背負える・走れる・決められる、三拍子
- 見どころ:縦に速いカウンターで真価が出る“推進力”
デヤン・クルゼフスキ(Dejan Kulusevski)|右サイドの創造性

- ポジション:WG/AM
- 所属:トッテナム
- 強み:キープ力、カットイン、ラストパス
- 見どころ:相手の守備ブロックを“ズラす”運びと仕掛け
アンソニー・エランガ(Anthony Elanga)|縦に刺すスピードアタッカー
- ポジション:WG
- 所属:ニューカッスル
- 強み:スプリント、背後取り、カウンターの破壊力
- 見どころ:広いスペースで持たせると一気に危険になる
ヴィクトル・リンデロフ(Victor Lindelöf)|守備の安定装置
- ポジション:CB
- 所属:アストン・ヴィラ
- 強み:ライン統率、落ち着き、的確な判断
- 見どころ:守備の派手さより“ミスをしない強さ”
ルーカス・ベリヴァル(Lucas Bergvall)|次世代の中心候補
- ポジション:MF
- 所属:トッテナム
- 強み:運動量、判断、テンポを変えるパス
- 見どころ:将来、代表の“心臓部”になっていく可能性
ヒューゴ・ラーション(Hugo Larsson)|欧州で伸びる中盤の新星
- ポジション:MF
- 所属:フランクフルト
- 強み:体格と運動量、攻守のつなぎ
- 見どころ:相手のプレスを外して前進させる役割
エミル・フォルスベリ(Emil Forsberg)|経験と創造性
- ポジション:AM/WG
- 所属:ニューヨーク・レッドブルズ
- 強み:ラストパス、セットプレー、試合の組み立て
- 見どころ:ボールを持てる時間が増えるほど危険度が上がる
ロビン・オルセン(Robin Olsen)|堅実なGK
- ポジション:GK
- 所属:マルメFF
- 強み:安定感、落ち着き、試合を壊さないセービング
“もしスウェーデンと当たるなら”観戦ポイント(代表戦の見方)
相手がスウェーデンの試合を見るときは、次の3点が分かりやすい見どころになります。
- 👀 カウンターの起点がどこか(中盤で奪うのか、最終ラインで耐えて奪うのか)
- 👀 CFに入った一発で局面が変わるか(イサク/ギョケレシュの収まり)
- 👀 サイドの破壊力が出るか(クルゼフスキ、エランガの仕掛け)
「守備が固いからこそ、ゴールが重い」試合になりやすく、先制点の価値が上がる傾向があります。
【女子も強い】スウェーデン女子の有名選手
スウェーデンは女子サッカーも世界トップクラス。クラブと代表で大舞台を経験する選手が揃っています。
スタイナ・ブラックステニウス(Stina Blackstenius)|決め切るストライカー
- ポジション:FW
- 所属:アーセナル(女子)
- 見どころ:ゴール前の嗅覚、勝負どころでの一撃
コソバレ・アスラニ(Kosovare Asllani)|創造性のあるベテラン
- ポジション:FW/AM
- 所属:ロンドン・シティ・ライオネス(女子)
- 見どころ:ゲームメイク、ラストパス、リーダーシップ
フリドリナ・ロルフォ(Fridolina Rolfö)|左サイドの万能選手
- ポジション:左SB/左WG
- 所属:マンチェスター・ユナイテッド(女子)
- 見どころ:運ぶ・蹴る・守るを高い水準でこなす
(このほか、スウェーデン女子は世界的に評価される選手が多く、国際大会のたびに“新しい顔”が台頭するのも魅力です。)
まとめ|スウェーデンの“有名選手”は、勝負を理解した実力者が多い
スウェーデンの有名選手は、スター性だけでなく、 「勝つために何をすべきか」を体現できる選手が多いのが特徴です。
- ⭐ 歴代の象徴:イブラヒモビッチ、ノルダール、リードホルム、ラーション、ユングベリ
- ⭐ 現役の注目:イサク、ギョケレシュ、クルゼフスキ、エランガ、リンデロフ、ベリヴァル、H・ラーション、フォルスベリ
- ⭐ 女子の注目:ブラックステニウス、アスラニ、ロルフォ
観戦の際は、「1人の天才」ではなく、役割が噛み合ったときの総合力に注目すると、スウェーデンの強さがより立体的に見えてきます。