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ロサンゼルス・エンゼルス 歴代日本人選手

ロサンゼルス・エンゼルス 歴代日本人選手

在籍年・成績・エピソードを時系列で整理

ロサンゼルス・エンゼルス(旧:アナハイム・エンゼルス、ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム)は、MLBの中でも日本人選手との縁が深い球団の一つです。1990年代後半に初の日本人メジャー契約選手を迎えて以来、投手・野手ともに複数の日本人が在籍し、特に2018年からは大谷翔平の登場で「日本で最も身近なMLB球団」と言われるほど注目を集めました。

この記事では、エンゼルスに所属した歴代日本人選手を時系列でまとめ、在籍年、主な役割、印象的な出来事をわかりやすく紹介します。


エンゼルス歴代日本人選手一覧(在籍順)

  1. 長谷川滋利(投手)
  2. 松井秀喜(外野手/DH)
  3. 高橋尚成(投手)
  4. 田澤純一(投手)
  5. 大谷翔平(投手/DH)
  6. 菊池雄星(投手)

ここからは1人ずつ、当時の状況や評価ポイントを掘り下げていきます。


1. 長谷川滋利|エンゼルス史上初の日本人選手(1997〜2001)

  • 在籍:1997〜2001年(アナハイム・エンゼルス)
  • ポジション:リリーフ投手
  • 特徴:鋭いスプリットとテンポの良さ、抜群の耐久力

エンゼルスで最初にプレーした日本人は、オリックスから移籍した長谷川滋利です。1997年にメジャーへ渡り、当初からセットアッパーとして起用されました。

長谷川の魅力は、

  • 高速テンポで打者に考える暇を与えない投球
  • 制球と変化球のコンビネーション
  • 故障が少なく、とにかく投げ続けられるタフさ

といった点。エンゼルス時代に積み上げた実績でMLBに定着し、その後マリナーズでも大活躍します。

当時はまだ「日本人メジャーリーガーが珍しい時代」。その中でエンゼルスのブルペンを支えた長谷川は、後の日本人投手の道を開いたパイオニアでもありました。


2. 松井秀喜|“ゴジラ”がエンゼルスへ(2010)

  • 在籍:2010年
  • ポジション:外野手/DH
  • 特徴:勝負強さと安定した長打力、名門ヤンキースの主軸経験者

2009年にヤンキースで世界一に貢献した松井秀喜は、2010年にエンゼルスへ移籍。エンゼルスでは主にクリーンアップを任され、DHや外野でプレーしました。

この年の松井は、

  • シーズンを通して打線の厚みを作る存在
  • 日本で培った勝負強さを随所で発揮

といった役割をこなし、エンゼルス打線に“経験と迫力”を加えました。

エンゼルスにとっては、長谷川以来となる日本人選手の加入が野手で実現した象徴的な年でもあります。


3. 高橋尚成|左のリリーフとして安定感(2011〜2012)

  • 在籍:2011〜2012年(当時:ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム)
  • ポジション:リリーフ投手(左腕)
  • 特徴:切れのあるスライダー、対左打者の強さ

巨人で長く活躍した左腕・高橋尚成は、メッツを経てエンゼルスへ。2011年から2年間、ブルペンの貴重な左として起用されました。

特に2011年は登板数も多く、

  • 左のワンポイント
  • 中継ぎ〜セットアップ

と幅広い場面でチームを支え、メジャーでも十分通用することを証明しています。

当時エンゼルスは投手力重視のチーム色が強く、日本人投手の獲得もその流れに合致していました。


4. 田澤純一|短期在籍ながらメジャー昇格(2018)

  • 在籍:2018年(後半にメジャー昇格)
  • ポジション:リリーフ投手
  • 特徴:スプリット系の落差と球歴のユニークさ

田澤純一はレッドソックスでの実績を経て、2018年途中にエンゼルスとマイナー契約。9月にメジャー昇格し、短い期間ながらエンゼルスのユニフォームを着てMLBの舞台に立ちました。

  • シーズン終盤のブルペン補強要員
  • ベンチに“経験者の空気”を持ち込む役割

といった意味合いが大きく、在籍は短くても「エンゼルス歴代日本人」にカウントされる重要な一人です。


5. 大谷翔平|エンゼルスを“日本の球団級”にした二刀流(2018〜2023)

  • 在籍:2018〜2023年
  • ポジション:投手/DH(二刀流)
  • 特徴:歴史的な二刀流、MLBの価値観を変えた存在

エンゼルス日本人選手史を語る上で、やはり最大の存在は大谷翔平でしょう。2018年にエンゼルス入りして以降、

  • 投手として100マイル級の速球と多彩な変化球
  • 打者としてリーグ屈指の長打力

を同時に成立させ、「二刀流」をMLBで“現実のもの”にしました。

エンゼルス時代のインパクトはとにかく巨大で、

  • 新人王
  • ホームラン王
  • MVP
  • オールスター常連

など、球団史レベルのスターとして君臨。日本でもエンゼルス戦の中継やニュースが一気に増え、エンゼルスは“日本人に最も知られたMLB球団”になったと言っていい状況でした。

2023年までエンゼルスでプレーし、2024年からはドジャースへ移籍しましたが、エンゼルスと日本の距離を一気に縮めた存在として永遠に語り継がれる選手です。


6. 菊池雄星|新時代のエンゼルス左腕エースへ(2025〜)

  • 在籍:2025年〜(3年契約で加入)
  • ポジション:先発投手(左腕)
  • 特徴:安定した奪三振力と長いイニングを投げる耐久力

菊池雄星は2024年オフにエンゼルスと大型契約を結び、2025年から先発ローテーションの中心として加入しました。

菊池は

  • 左のパワーピッチャーとしての希少性
  • NPBでもMLBでもタフに投げ続けた実績
  • 経験値の高いローテ投手

という評価で迎えられ、エンゼルスとしては大谷退団後の“日本との新しい接点”を作る存在にもなっています。

すでに移籍初年度から先発陣の柱として期待されており、今後の成績次第で「歴代エンゼルス日本人投手の中でも上位の成功例」になる可能性があります。


エンゼルスと日本人選手の相性・特徴

エンゼルスは他球団に比べても、

  • 投手(リリーフ含む)を中心に獲得する流れ
  • 野手は“確かな実績がある主軸級”を迎える傾向

が見える球団です。

その中で大谷という規格外の存在を得たことで、 **「日本人選手が成功しやすい球団」「日本のファンが自然に注目する球団」**というイメージが強化されました。


まとめ|エンゼルス歴代日本人は“時代を象徴する顔ぶれ”

ロサンゼルス・エンゼルスに所属した日本人選手は、人数こそ多くはないものの、

  • 先駆者の長谷川滋利
  • 名門の主砲・松井秀喜
  • 安定感の左腕・高橋尚成
  • 短期でもメジャーに立った田澤純一
  • MLB史を変えた二刀流・大谷翔平
  • 新時代の先発左腕・菊池雄星

と、**どの選手も“その時代の日本球界を代表する存在”**ばかりです。

今後もエンゼルスが日本市場や日本人選手との縁をどう築いていくのか、引き続き注目していきたいところです。


(おまけ)今後エンゼルスに来そうな日本人は?

エンゼルスは近年、積極的に日本人選手を調査していると報じられることも多く、

  • NPBの主軸級野手
  • 先発ローテ候補

が将来的に加わる可能性は十分あります。

「次のエンゼルス日本人選手は誰になるのか?」 この視点で見るMLBも、また一段と面白くなりそうです。

 

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