ミルウォーキー・ブルワーズ・選手・登場曲
【2025年版】ミルウォーキー・ブルワーズ選手の登場曲まとめ
ミルウォーキー・ブルワーズが強敵シカゴ・カブスを破りのナショナル・リーグ地区シリーズを制覇。 ナ・リーグ優勝決定シリーズに進みドジャースと対戦します。本記事は2025年シーズンのミルウォーキー・ブルワーズの選手の登場曲を紹介します。曲名・アーティスト・アルバムに加え、プレースタイルとの相性や聴きどころを短評で補いました。(登場曲はシーズン途中で変更されることがあります。)本拠地、アメリカン・ファミリー・フィールドで鳴り響くミルウォーキー・ブルワーズの選手達の登場曲は、選手のルーツや勝負前のメンタルスイッチを映す「音の名刺」です。
ブルワーズ・野手(Hitters)・登場曲
Jake Bauers(1B/OF)
🎵 California Soul — Marlena Shaw / The Spice Of Life
ソウル・クラシックで打席の「間」を演出。静かな立ち上がり→インパクトのコントラストが効く一曲。
Isaac Collins(OF)
🎵 20 Min — Lil Uzi Vert / Luv Is Rage 2 (Deluxe)
ループの没入感でゾーンに入るタイプ。代走・代打の短期決戦にも噛み合う。
William Contreras(C)
🎵 Not Like Us — Kendrick Lamar / Not Like Us
重低音のキックが手拍子を誘うモダン・ヒップホップ。攻守の中核として“主役”感をまとわせる。
Caleb Durbin(IF)
🎵 Day ’N’ Nite (nightmare) — Kid Cudi / Man On The Moon: The End Of Day
内省的メロと反復ビートで集中力を研ぎ澄ます。カウント作りにも向くテンポ。
Sal Frelick(OF)
🎵 Slow Down — Clyde Carson / Slow Down
弾むグルーヴで初動スピードを上げる。守走のギアを引き上げる“合図”。
ブルワーズ・投手(Pitchers)・登場曲
Robert Gasser(LHP)
🎵 Showdown (with Collie Buddz) — Stick Figure / Wisdom
レゲエ×ポップの軽快さでマウンドへ。肩の力を抜きつつ集中を高めるタイプの登場曲。
Danny Jansen(C)
🎵 I Got It (feat. Big Block) — Gorilla Zoe / Don’t Feed Da Animals
ミドルテンポのトラップで“任せろ”ムード。捕手の落ち着きを音でも共有。
Jared Koenig(LHP)
🎵 Loud and Heavy — Cody Jinks / Adobe Sessions
ヘヴィなカントリーで重心を落とす。ゴロを打たせる展開に合う。
Nick Mears(RHP)
🎵 Dragula — Rob Zombie / Hellbilly Deluxe
工業的なサウンドでリリーフ登板の緊張感をブースト。ゾーンに力で押し込む。
Trevor Megill(RHP)
🎵 The Four Horsemen (Remastered) — Metallica / Kill ’Em All (Remastered)
スラッシュメタルの疾走感で“全開モード”。終盤の一球に全エネルギーを注ぐ。
Jacob Misiorowski(RHP)
🎵 WWE: I Came To Play (The Miz) — WWE, Downstait / WWE: I Came To Play (The Miz)
プロレス入場曲系で“ショーアップ”。球威先行の若きパワーを押し出す。
Joey Ortiz(IF)
🎵 Awesome God — R-Swift / Anthem
スピリチュアル×ヒップホップで静かな昂ぶり。守備先行型の集中に合う。
Chad Patrick(RHP)
🎵 I Wrote The Book — Morgan Wallen / 3 Songs At A Time Sampler
カントリーの語り口で“自分の台本通りに”。配球設計の丁寧さと相性◎。
Freddy Peralta(RHP)
🎵 Simplemente Gracias — Ala Jaza / Simplemente Gracias
メレンゲの高揚感でエンジン全開。奪三振ショーの幕開けにふさわしい。
Blake Perkins(OF)
🎵 Family Affair — Mary J. Blige / No More Drama
R&Bの王道で落ち着きと切れ味を両立。球際の勝負強さを後押し。
Quinn Priester(RHP)
🎵 Opposite of Adults — Chiddy Bang / The Preview
キャンプスのネタ使いで会場が沸く一曲。テンポ良くストライク先行へ。
Brice Turang(IF)
🎵 Alive – Chris Lord-Alge Mix — P.O.D. / Satellite (U.S. Version)
立ち上がりのギターリフで“スイッチオン”。守備→出塁→走塁の好循環に。
Abner Uribe(RHP)
🎵 HAY LUPITA — Lomiiel / HAY LUPITA
ラテンの縦ノリで球威勝負に拍車。9回の鼓動を速める入場曲。
Andrew Vaughn(1B/OF)
🎵 God’s Gonna Cut You Down — Johnny Cash / American V: A Hundred Highways
重厚なアコースティックで静かに威圧。芯を食った打球の“余韻”と相性が良い。
聴きどころと観戦Tips
- タイミング:打者はネクスト〜打席入りの数十秒。サビ直・フック先出しなど球場演出側の秒数設計に注目。
- 使い分け:同選手が状況(出塁状況/役割/スランプ脱出)で曲を切り替えることも。曲変化は“今の心持ち”のシグナル。
- プレイリスト:Apple MusicのMLB公式「Milwaukee Brewers Walk-Up」で予習・復習が便利。
ミルウォーキー・ブルワーズ トリビア集(観戦が3倍楽しくなる豆知識)
1) チーム名とルーツ 🧢🍺
- Brewers=醸造家。ビールの街ミルウォーキーを象徴する産業由来の球団名。
- MLBでの起点は1969年のシアトル・パイロッツ。翌1970年にミルウォーキーへ移転し現球団に。
- ア・リーグ→ナ・リーグへと移籍(1998)。両リーグで公式戦を戦った稀有な経歴。
2) ボールパークの小ネタ 🏟️
- 本拠はアメリカン・ファミリー・フィールド(旧ミラー・パーク)。開閉式屋根で天候に強い。
- 外野上段のBernie Brewerは本塁打や勝利でスライドを滑走。旧カウンティ・スタジアム時代からの名物。
- 中盤の名物イベントソーセージ・レースは、Bratwurst/Polish/Italian/Hot Dog/Chorizo の5者が疾走。
3) ロゴとユニフォーム 🎨
- “ボール&グローブ”ロゴは m と b がグローブに見える傑作(1978発表→2020現代版にアップデート)。
- パウダーブルーのレトロユニはファン人気が高く、特定シリーズでの着用時は写真映え抜群。
4) レジェンドとアイコン 🏆
- ロビン・ヨーント:遊撃&中堅でMVP。ユーティリティ性と打撃の両立で球団の象徴に。
- ポール・モリター:巧打・走塁の名手。PSの勝負強さは特筆。
- ローリー・フィンガース:名物口ヒゲのクローザー。セーブの価値を押し上げたレジェンド。
- ハンク・アーロン:現役最終盤をブルワーズで過ごし、ミルウォーキーの野球史を二度彩った大打者。
5) 1982年 “Harvey’s Wallbangers” 💥
- 監督ハーヴィー・キューンの下、強打でア・リーグ優勝を達成。“壁を叩き割るほど打つ”チームとして全国区に。
- ヨーント、モリターらが全盛期。ミルウォーキーの野球文化を確立した象徴的シーズン。
6) 近年のハイライト ✨
- コービン・バーンズ:サイ・ヤング賞。カッター主体の配球で支配的投球を確立。
- デビン・ウィリアムズ:異次元変化球“Airbender”。8~9回の勝ちパターンを確立。
- 2018年NLCS進出以降、投手力×機動力でコンテンダー常連へ。
7) 食と文化のトリビア 🌭🍺
- 地元ソーセージ&クラフトビールは必食。店舗ごとにパン・肉・トッピングが違い、食べ比べが楽しい。
- 試合後はダウンタウンの醸造所ツアーやハッピーアワーが観戦ルーティンの定番。
8) 観戦Tips(初めてでも通っぽくなる) 📝
- 本塁打直後はバーニーのスライドに注目。外野通路側からがベストアングル。
- 5回前後のソーセージ・レースは推しを決めて応援。チョリソー参戦後は混戦度アップ。
- 屋根開放の夕方ゲームは三塁側上段からの夕陽×市街地が美しい。
9) 用語ミニ辞典 📚
- Bernie’s Slide:バーニーが滑る外野上段のスライド。HRや勝利時の象徴演出。
- Sausage Race:名物レース。Bratwurst/Polish/Italian/Hot Dog/Chorizo が出走。
- Wallbangers:1982年の強打チームの愛称。
締め:ビールの街の“陽気と職人芸”を味わう
ブルワーズの魅力は、データやスコアだけでは語り尽くせません。産業に根ざしたチーム名、球場を沸かす
ソーセージ・レース、歴史を受け継ぐボール&グローブ・ロゴ、そして投手力と機動力のアップデート。
次の観戦では、一球一打に加えて“街の空気”そのものを味わい、ミルウォーキーならではの野球体験を楽しみましょう。