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F35・日本配備数・現在 

F35・現在の日本の保有数

F35 日本配備数・現在

F-35は日本に何機配備されているのか【2026年5月現在】

日本の防衛力を考えるうえで、近年とくに注目されているのが最新鋭ステルス戦闘機F-35です。
「日本はF-35を何機持っているのか」「航空自衛隊のF-35はどの基地に配備されているのか」「在日米軍のF-35も含めると、日本国内にはどれくらいのF-35がいるのか」といった疑問を持つ人は少なくありません。

ただし、F-35の配備数は少し分かりにくいテーマです。
なぜなら、「日本が導入を決めている総数」「航空自衛隊がすでに受領した機数」「国内基地に配備された機数」「在日米軍が日本に置いている機数」が、それぞれ別の数字になるからです。

この記事では、2026年5月現在の情報をもとに、F-35の日本配備数をできるだけ分かりやすく整理します。
航空自衛隊のF-35A・F-35B、さらに在日米軍のF-35A・F-35Bも分けて解説します。


1. 日本のF-35配備数はどう見るべきか

最初に結論からいうと、日本のF-35配備数を考える場合は、次のように分けて見る必要があります。

区分 機種 主な配備・展開先 2026年5月現在の見方
航空自衛隊 F-35A 三沢基地、小松基地など 主力となる通常離着陸型。三沢を中心に配備が進み、小松でも配備が始まっている
航空自衛隊 F-35B 新田原基地 2025年から配備開始。2025年度計画分として計8機規模の配備が進んだ段階
在日米軍 F-35B 岩国基地 米海兵隊のF-35B部隊が展開。日本国内のF-35戦力を考えるうえで重要
在日米軍 F-35A 三沢基地 2026年3月から米空軍F-35Aの三沢配備が始まった

 

つまり、「日本が保有するF-35」だけを数えるのか、「日本国内に配備・展開されているF-35」まで広く見るのかによって、答えは変わります。

航空自衛隊の保有機だけを見れば、中心はF-35Aで、そこにF-35Bが加わり始めた段階です。
一方、在日米軍のF-35も含めて考えると、岩国基地の米海兵隊F-35Bや、三沢基地に配備が始まった米空軍F-35Aも含まれるため、日本列島周辺に存在するF-35の規模はさらに大きくなります。


2. F-35とはどんな戦闘機か

F-35は、アメリカのロッキード・マーティン社が中心となって開発した第5世代戦闘機です。
最大の特徴は、敵のレーダーに探知されにくいステルス性能と、機体に搭載されたセンサーで周囲の情報を集め、それを味方と共有する能力にあります。

F-35は単にミサイルや爆弾を搭載して敵を攻撃する戦闘機ではありません。
敵機、艦艇、地上目標、ミサイル、レーダーなどの情報を集め、味方の航空機や艦艇、地上部隊と連携する「空飛ぶセンサー」のような役割も持っています。

F-35には大きく分けて3つのタイプがあります。

  • F-35A:通常の滑走路から離着陸するタイプ。空軍向けの標準型
  • F-35B:短距離離陸・垂直着陸が可能なタイプ。強襲揚陸艦や短い滑走路での運用を想定
  • F-35C:空母での運用を前提とした艦載機型。主にアメリカ海軍向け

日本が導入しているのは、このうちF-35AとF-35Bです。
航空自衛隊の主力戦闘機としてF-35Aを導入し、さらに「いずも」「かが」などのいずも型護衛艦での運用も視野に入れてF-35Bを導入しています。


3. 日本が導入を決めているF-35の総数

日本は、最終的にF-35を合計147機導入する計画です。
内訳は次の通りです。

  • F-35A:105機
  • F-35B:42機
  • 合計:147機

この147機という数字は、日本が最終的に整備する予定の規模です。
つまり、2026年5月現在ですでに147機すべてが日本国内にそろっているわけではありません。
F-35は毎年少しずつ製造・引き渡し・部隊配備が進むため、現在は147機体制へ向けた途中段階と考える必要があります。

また、147機という計画数の中には、通常離着陸型のF-35Aだけでなく、短距離離陸・垂直着陸が可能なF-35Bも含まれます。
このF-35Bの導入により、日本は従来の陸上基地中心の航空戦力に加えて、護衛艦や島しょ部での柔軟な運用を目指すことになります。


4. 航空自衛隊のF-35A配備状況

4-1. F-35Aは航空自衛隊の主力ステルス戦闘機

航空自衛隊が最初に導入したF-35はF-35Aです。
F-35Aは、通常の滑走路から離着陸するタイプで、航空自衛隊では老朽化したF-4戦闘機の後継として導入が始まりました。

その後、F-35Aは三沢基地を中心に配備が進み、現在では航空自衛隊の次世代主力戦闘機の一つとして重要な位置を占めています。
将来的にはF-15やF-2の一部の役割も引き継ぎながら、日本の防空体制を支える機体になっていくと見られます。

4-2. 三沢基地:航空自衛隊F-35Aの中心拠点

航空自衛隊のF-35A配備で最も重要な基地が、青森県の三沢基地です。
三沢基地には、F-35Aを運用する航空自衛隊の部隊が置かれており、日本の北方防空と日米共同運用の面で重要な拠点となっています。

三沢基地は、航空自衛隊だけでなく米軍も使用する日米共同使用の基地です。
そのため、航空自衛隊のF-35Aと米軍機が同じ地域で運用されることになり、日米の連携を考えるうえでも重要な意味を持っています。

4-3. 小松基地:日本海側にもF-35A配備が拡大

2025年には、石川県の小松基地でもF-35Aの配備が始まりました。
小松基地は日本海側の防空を担う重要な航空自衛隊基地で、長年F-15Jを運用してきた拠点です。

2025年4月には、小松基地でF-35Aの配備式典が行われ、第303飛行隊へのF-35A配備が始まりました。
当初は3機が配備され、その後も段階的に機数を増やしていく方針とされています。

小松基地へのF-35A配備は、日本海側の防空体制を強化する意味があります。
周辺国の航空活動が活発化する中で、ステルス性と高い情報収集能力を持つF-35Aを日本海側にも置くことは、日本の防衛戦略上、大きな意味を持ちます。


5. 航空自衛隊のF-35B配備状況

5-1. F-35Bとは何が特別なのか

F-35Bは、F-35シリーズの中でも短距離離陸・垂直着陸が可能なタイプです。
通常の戦闘機は長い滑走路が必要ですが、F-35Bは比較的短い距離で離陸し、垂直に近い形で着陸することができます。

この能力により、F-35Bは通常の航空基地だけでなく、改修された護衛艦や、島しょ部の限られた滑走路からの運用が期待されています。
日本では、いずも型護衛艦「いずも」「かが」の改修とあわせて、F-35Bの運用が注目されています。

5-2. 新田原基地にF-35Bが配備

航空自衛隊のF-35Bは、宮崎県の新田原基地に配備が始まりました。
2025年に最初のF-35Bが新田原基地へ到着し、当初は3機から運用が始まっています。
その後、追加配備が進み、2025年度計画分として計8機規模の配備が進められました。

新田原基地は、九州に位置する航空自衛隊の重要拠点です。
南西諸島方面への展開を考えるうえでも地理的に重要であり、F-35Bの配備先として大きな意味を持っています。

5-3. F-35Bといずも型護衛艦の関係

F-35Bの導入でよく話題になるのが、いずも型護衛艦との関係です。
海上自衛隊の「いずも」と「かが」は、もともとヘリコプター搭載護衛艦として建造されましたが、F-35Bを運用できるようにするための改修が進められています。

このため、F-35Bの導入は「日本が空母を持つのか」という議論とも関係しています。
ただし、いきなり本格的な空母打撃群を運用するというより、まずは護衛艦とF-35Bを組み合わせた限定的・段階的な運用能力を整えていく段階と見るのが現実的です。

F-35Bは、通常の航空基地が攻撃を受けたり、滑走路が使えなくなったりした場合にも、柔軟な運用の選択肢を増やす機体です。
その意味で、南西諸島防衛や離島防衛における「機動性」を高める存在といえます。


6. 在日米軍のF-35も日本に配備されている

 

6-1. 岩国基地の米海兵隊F-35B

日本国内のF-35を考えるとき、航空自衛隊の機体だけでなく、在日米軍のF-35も重要です。
山口県の岩国基地には、アメリカ海兵隊のF-35B部隊が展開しています。

米海兵隊のF-35Bは、短距離離陸・垂直着陸が可能な機体であり、強襲揚陸艦などからの運用も想定されています。
日本周辺で緊張が高まった場合、岩国基地のF-35Bは日米同盟の即応戦力として重要な役割を果たす可能性があります。

6-2. 三沢基地には米空軍F-35Aも配備開始

2026年には、米空軍のF-35Aも三沢基地に到着しました。
米空軍は、三沢基地に配備してきたF-16からF-35Aへの転換を進めており、2026年3月にF-35Aの到着が発表されています。

これにより、三沢基地は航空自衛隊のF-35Aだけでなく、米空軍のF-35Aも運用される重要なF-35拠点になりつつあります。
三沢基地に日米双方のF-35Aが集まることは、日本の北方防空だけでなく、インド太平洋地域における日米共同運用の面でも大きな意味を持ちます。

したがって、「日本にF-35は何機あるのか」という問いに対しては、航空自衛隊の保有機だけでなく、在日米軍のF-35も別枠で考える必要があります。


7. なぜF-35の日本配備数は資料によって違うのか

インターネットで「F35 日本配備数 現在」と検索すると、資料によって数字が違って見えることがあります。
ある記事では40機台、別の記事では50機前後、また別の記事では米軍機も含めてさらに多い数字が出てくることがあります。

これは、情報が間違っているというより、何を数えているかが違うためです。

7-1. 「導入予定数」と「現在の配備数」は違う

日本が導入を決めているF-35は合計147機です。
しかし、これは最終的な計画数であり、現在すべてが配備されているわけではありません。

F-35は毎年少しずつ製造され、引き渡され、訓練や整備体制が整ったうえで部隊配備されます。
そのため、「147機導入予定」と「現在147機配備済み」はまったく別の意味です。

7-2. 「受領済み」と「実戦部隊配備済み」も違う

航空自衛隊が機体を受け取ったとしても、すぐに実戦部隊で完全に運用できるとは限りません。
パイロットの訓練、整備員の教育、基地側の設備整備、部隊の機種転換などが必要になります。

そのため、「受領した機数」と「実戦部隊として配備された機数」は必ずしも一致しません。
一部の機体は訓練用として使われたり、整備や試験の段階にあったりする場合があります。

7-3. 自衛隊機だけか、在日米軍機も含めるか

もう一つ重要なのが、自衛隊機だけを数えるのか、在日米軍機も含めるのかという違いです。

「日本が保有するF-35」という意味なら、航空自衛隊のF-35AとF-35Bだけを数えることになります。
一方、「日本国内に配備・展開されているF-35」という意味なら、岩国基地の米海兵隊F-35Bや、三沢基地の米空軍F-35Aも含めて考える必要があります。

この違いを意識しないと、F-35の配備数をめぐる数字が分かりにくくなります。


8. F-35配備が日本の防衛に持つ意味

8-1. ステルス性能による抑止力

F-35の大きな特徴は、敵のレーダーに探知されにくいステルス性能です。
ステルス機は、相手にとって発見や迎撃が難しいため、戦闘が始まる前の段階で抑止力として機能します。

つまり、F-35が配備されていること自体が、相手に「簡単には行動できない」と思わせる要素になります。
これは、日本の防空体制や日米同盟の信頼性を高めるうえで重要です。

8-2. 情報収集と共有能力

F-35は、単独で戦う戦闘機というより、味方の部隊全体をつなぐ情報ネットワークの一部として運用されます。
機体に搭載されたセンサーで集めた情報を分析し、他の航空機や艦艇、地上部隊と共有することができます。

この能力により、F-35は敵機を攻撃するだけでなく、周囲の状況を把握し、味方全体の判断を助ける役割を果たします。
現代の戦闘では、単に速い・強いというだけでなく、どれだけ早く正確な情報を得られるかが重要になっています。

8-3. 南西諸島防衛との関係

日本がF-35Bを導入する背景には、南西諸島防衛の重要性があります。
南西諸島は、沖縄本島から宮古島、石垣島、与那国島方面へと続く島々で、東シナ海や台湾周辺情勢とも関係する重要な地域です。

この地域では、長い滑走路を持つ大規模な航空基地が限られています。
そのため、F-35Bのように短距離離陸・垂直着陸が可能な機体は、運用の柔軟性を高める存在になります。

もちろん、F-35Bだけで南西諸島防衛が完結するわけではありません。
地対空ミサイル、艦艇、警戒監視システム、輸送力、補給体制などと組み合わせて初めて、防衛力として機能します。
その中でF-35Bは、航空戦力の選択肢を増やす重要な装備といえます。


9. 今後のF-35配備はどうなるのか

9-1. 147機体制に向けて段階的に増える

日本は今後も、F-35AとF-35Bを段階的に増やしていく計画です。
最終的にはF-35Aを105機、F-35Bを42機、合計147機とする方針です。

ただし、戦闘機の配備は単に機体を購入すれば終わりではありません。
パイロット、整備員、格納庫、滑走路、補給部品、シミュレーター、訓練体系などを整える必要があります。
そのため、配備は長い時間をかけて進みます。

9-2. 次期戦闘機GCAPとの関係

日本は、イギリス・イタリアと共同で次期戦闘機計画GCAPも進めています。
これは将来、航空自衛隊のF-2後継などを担う次世代戦闘機として期待されている計画です。

ただし、次期戦闘機が実際に部隊配備されるまでには時間がかかります。
そのため、2030年代にかけてはF-35が日本の主力戦闘機の一角を担い続ける可能性が高いと考えられます。

今後、GCAPの開発スケジュールや周辺情勢によっては、F-35の追加調達が議論される可能性もあります。
F-35は、現在の航空自衛隊にとって、単なる一時的なつなぎではなく、長期的に重要な戦力として位置づけられています。


10. まとめ:F35 日本配備数・現在をどう理解するか

F35 日本配備数・現在というテーマを考える場合、単純に「何機」と一つの数字だけで答えるのは難しい面があります。
なぜなら、日本が導入を決めている総数、航空自衛隊が受領した機数、国内基地で運用されている機数、在日米軍が日本に展開している機数が、それぞれ違うからです。

2026年5月現在、日本は最終的にF-35を合計147機導入する計画です。
内訳は、F-35Aが105機、F-35Bが42機です。
このうちF-35Aは三沢基地を中心に配備が進み、小松基地でも配備が始まっています。
また、F-35Bは新田原基地に配備され、2025年度計画分として8機規模の配備が進められました。

さらに、在日米軍のF-35も重要です。
岩国基地には米海兵隊のF-35Bが展開しており、2026年には三沢基地で米空軍F-35Aの配備も始まりました。
そのため、「日本国内に存在するF-35」という広い意味では、航空自衛隊機だけでなく、在日米軍機も含めて考える必要があります。

F-35は、単なる高性能戦闘機ではありません。
ステルス性能、情報収集能力、味方とのネットワーク連携能力を備えた、現代の防空体制の中核となる機体です。
日本でF-35の配備が進むことは、航空自衛隊の装備更新だけでなく、日米同盟、南西諸島防衛、日本海側の防空体制にも関わる大きな変化といえます。

今後もF-35の配備数は段階的に増えていく見通しです。
そのため、F35 日本配備数・現在を知るには、単に数字だけを見るのではなく、「自衛隊機なのか、米軍機なのか」「受領済みなのか、部隊配備済みなのか」「いつ時点の情報なのか」を分けて確認することが大切です。

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