Japan Luggage Express
Japan Luggage Express Ltd.

ホテルニュー大新「中国人に譲った?」

ホテルニュー大新「中国人に譲った?」

千葉県銚子市、日本一早い初日の出が見られる絶景の地・犬吠埼。その地で100年以上の歴史を誇る老舗中の老舗、**「ホテルニュー大新」**がいま、かつてない異常事態に揺れています。

「予約したのに連絡がつかない」「従業員が誰もいない」「現地は真っ暗」……。

華やかな年末年始の裏側で起きているのは、単なる経営難ではなく、**「外国人オーナーによる経営権取得後の急激な崩壊」**という、現代の日本観光が抱える深刻な闇です。今回は、各メディアの報道や現地情報を整理し、この問題の真相に迫ります。


1. 2024年6月、歴史ある老舗に起きた「異変」

東京商工リサーチ(TSR)や各局の報道によると、ホテルニュー大新の経営権が動いたのは2024年6月のことでした。

オーナーチェンジの舞台裏

  • 親会社の交代: TSRの調査によると、現在の親会社は東京都内に本社を置く企業で、主に中国ビジネスのコンサルティング、不動産売買、介護事業などを手広く展開しているといいます。

  • 新経営者の正体: KSB(ANN系)は、**「2024年の夏前、中国出身の実業家が新たな経営者となった」と報じています。また、犬吠埼温泉協議会の梅津佳弘会長も、TBS(Nスタ)の取材に対し、7月頃に新オーナーと面会した際、「あのオーナーは中国の方なんですよ」**と紹介されたことを証言しています。

ここから、100年の歴史を持つ老舗ホテルの「終わりの始まり」が加速していきました。


2. わずか数ヶ月で「売上半減」と「インフラ停止」

通常、オーナーが変わればリニューアルやサービス向上が期待されますが、ニュー大新で起きたのはその真逆でした。

崩壊のタイムライン

時期 状況の変化
2024年6月 中国資本の親会社による買収。経営陣が交代。
2024年夏 サービスの質が低下。SNS等でも不満の声が上がり始める。
2024年秋 売上が前年の半分まで激減。経営危機が表面化。
2024年11月 賃金未払いが発生。耐えかねた従業員の多くが退職。
2024年12月 電気・ガス・水道が順次停止。温泉の配湯代金も未納に。

特に深刻なのはインフラの停止です。このホテルは源泉を分湯してもらう形式で営業していましたが、温泉協議会への支払いが滞り、現在は蛇口をひねってもお湯すら出ない状態にあるとされています。


3. 「ゴースト予約」の罠:無人なのに予約可能という恐怖

現在、最も問題視されているのが、ホテルが実質的に閉鎖状態にあるにもかかわらず、**「公式サイトや一部の予約サイトでいまだに予約ができてしまう」**という点です。

観光客を襲う二次被害

  • 返信のないメール、繋がらない電話: 予約客が確認のために連絡しても、一切応答がありません。

  • 自動で発生するキャンセル料: 宿泊5日前からキャンセル料が発生する設定になっており、システム上で勝手にお金が引き落とされる、あるいはキャンセルすらできないという「詰み」の状態に陥っている客が続出しています。

  • 社長のインタビュー: テレビ取材に応じた社長は、普通に日本語を話していましたが、よく聞くと所々明らかに中国語のアクセントが入っていました。彼女は窮状を訴えつつも、具体的な返金対応や営業再開の見通しについては不明瞭なままです。


4. 伊藤博文も愛した名跡が「荒れ果てた姿」に

ホテルニュー大新の前身である「大新旅館」は、あの伊藤博文も宿泊したとされる由緒ある宿でした。かつては200人収容の大ホールやプールを備え、銚子観光の象徴的な存在でした。

しかし、現在の姿はあまりに無残です。

  • 「本日休館」の寂しい張り紙

  • 手入れの止まった庭や施設

  • 放置されたリース物件の引き上げ

地域の宝とも言える場所が、海外資本(中国?)の杜撰(ずさん)な管理によって「ゴミの山」や「廃墟」と化してしまうリスク。これは銚子市だけの問題ではなく、日本全国の地方温泉地が直面している**「インバウンド資本による買い叩きとその後の放置」**という構造的な問題そのものです。


5. 私たちが今、注意すべきこと

もし、あなたがこれから「犬吠埼での初日の出」を計画しているなら、以下の点に厳重に注意してください。

  1. 予約前に必ず現地の状況を確認: 公式サイトが動いていても信じてはいけません。Googleマップの最新の口コミや、銚子市観光協会の発表を確認してください。

  2. 大手予約サイトの利用時も注意: サイト側が掲載を停止するまでタイムラグがある場合があります。

  3. 被害に遭った場合: 予約サイトの運営会社への異議申し立てとともに、クレジットカード会社へのチャージバック(支払い異議)の相談を急いでください。


歴史あるホテルが、言葉も文化も異なるオーナーの手に渡り、わずか数ヶ月で「もぬけの殻」になってしまった今回の事件。地域の雇用を守り、伝統を維持することの難しさを改めて痛感させられます。

Leave a Reply