~大西亜瑰梨の8thシングル曲タイトル「イニミニマニモ」の意味を徹底解説~
2025年4月30日にリリースされた 大西亜瑰梨さんの8thシングル「イニミニマニモ」。
305年間スライムを倒し続けてきた女性が、気づけば最強の存在になっていたという設定のユルメい異世界ファンタジー「スライム倒して300年~そのに~」のエンディングテーマとして使用されています。
この楽曲は、視聴者の心にスッと入り込むようなメロディーと親しみやすい言葉選びが特徴。曲名である「イニミニマニモ」も、そのリズム感と可愛らしさで多くのファンの印象に残っています。
「イニミニマニモ」は、いたずらっぽくも不思議な音のつながりでありながら、どこか懐かしさを感じさせる響きを持っています。もじゃもじしているような語感は、この作品ののんびりとした世界観に寄り添い、視聴者をやさしく包み込みます。
「イニミニマニモ」とはどのような意味なのでしょうか?
「イニミニマニモ」は、「Eenie, Meenie, Miney, Moe」という英語圏の子ども向けの言葉遊び(チャンティング)からきた表現です。
これは、英語圏の子どもたちが複数人の中から「だれか1人」を選ぶときに使う**数え歌(counting rhyme)**の一種で、日本で言えば「どっちにしようかな、天の神様の言うとおり」にあたる表現です。
Eenie, meenie, miney, moe,
Catch a tiger by the toe…
このように、テンポよく歌いながら一人ずつ指さしをして、最後に指された人を選ぶという形式で使われます。リズムが良く、遊び感覚で何かを決めたいときにピッタリなこのフレーズは、子どものころに聞いたことがあるという大人も少なくありません。
近年ではこのフレーズが世界中で知られるようになり、ポップカルチャーの中にも登場することがあります。それが日本のアニメソングに使われたことで、新しい意味や魅力が加わったとも言えるでしょう。
「イニミニマニモ」というタイトルが選ばれた背景には、楽曲の持つ明るさや柔らかさ、そして作品のコンセプトとの親和性が大きく関係しています。
さらに、繰り返しの語感によってリズミカルな印象が強まり、聴いていて自然と楽しくなるような雰囲気を作り出しています。このようなニュアンスは、アニメの世界観と非常に相性が良く、視聴者の記憶にも強く残る演出効果を発揮します。
「Eenie Meenie Miney Moe」というフレーズの歴史には、少し複雑な背景もあります。20世紀初頭のアメリカでは、このフレーズの中に現在では不適切とされる差別的な言葉が含まれていたバージョンが存在していました。
たとえば、“tiger”の部分が当時の社会で差別的に使われていた語に置き換えられていた記録があり、その使用はのちに多くの批判を受けました。その後、このフレーズは教育現場やメディアでも内容が見直され、現在ではそうした表現を含まない形に完全に置き換えられています。
今日では、子どもたちが安心して使える無害な数え歌として世界中で広く親しまれています。
「イニミニマニモ」は、すでにアニメPV第2弾でその一部を視聴することができ、その爽快なメロディーとエンディングとしての心地よさが印象的です。心を軽くし、明日もまた頑張ろうと思わせてくれるような前向きなサウンドが魅力となっています。
タイトル | イニミニマニモ |
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発売日 | 2025年4月30日 |
初回限定盤 | CD+DVD(COZC-2162-3)¥2,090(税込) |
通常盤 | CDのみ(COCC-18277)¥1,430(税込) |