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水を使いすぎると起こる環境問題

水を使いすぎると起こる環境問題

水を使いすぎるとどんな環境問題が起きるのか

私たちは毎日の生活で、たくさんの場面で水を使っています。
朝起きて顔を洗うとき、歯をみがくとき、ごはんを作るとき、お風呂やシャワーに入るとき。水がないと、生活は成り立ちません。

でも、世界では水を使いすぎたことが原因で、いろいろな環境問題が起きています。今回は、**「水を使いすぎると、どんな環境問題が起きるのか」**について、くわしく見てみましょう。


地下水が減ってしまう

井戸や農業などで地下の水(地下水)をくみ上げすぎると、地下水の量が減ってしまいます。

地下水が減りすぎると、地面のすき間がつぶれてしまい、土地が下がってしまうことがあります。これを**地盤沈下(じばんちんか)**と言います。

地盤沈下が起きるとどうなる?

  • 建物が傾いたり、ひびが入ったりする
  • 道路がデコボコになって、車が通りにくくなる
  • 下がった土地に雨水がたまりやすくなり、洪水の被害が大きくなる

地盤沈下は、一度起きると元に戻すのがとてもむずかしい問題です。


川や湖が干上がる

農業や工場では、大量の水が使われています。特に、畑に水をまいたり、物を洗ったりするためにたくさんの水が必要です。

もし水を使いすぎると、川や湖に流れる水が少なくなり、干上がってしまうことがあります。

川や湖が干上がると…

  • 魚やカメ、カエルなどが住めなくなる
  • 鳥やほかの動物も、食べ物や水を探せなくなり、いなくなってしまう
  • 水が少ないために、船が通れなくなり、運ぶものに影響が出る
  • 湖の底にあった泥やごみが表に出て、においが発生する

川や湖は、生き物のすみかであり、人々の生活にも大切な役割を持っています。水がなくなると自然も人間も困ってしまうのです。


湿地(しっち)の減少

湿地は、川や湖の周り、または雨がたまりやすい場所にできる、水をたくわえる場所です。

湿地には、いろいろな植物や生き物が暮らしていて、自然のバランスを保つためにとても大切です。

しかし、水を使いすぎることで、湿地が乾いてしまい、なくなってしまうことがあります。

湿地がなくなるとどうなる?

  • 水鳥や昆虫など、多くの生き物がすみかを失う
  • 洪水が起きやすくなる(湿地は水をたくわえ、ゆっくり流す役割があるため)
  • 地球温暖化が進む(湿地は二酸化炭素をためる働きがあるため)

湿地は人間にとっても自然にとっても「緩衝材(かんしょうざい)」のような、大切な存在なのです。


水質汚染がひどくなる

水をたくさん使うと、それだけ使い終わった汚れた水も増えます。

工場や家庭で使った水には、汚れや化学物質が混ざっていることがあります。これをきれいにしないまま川や海に流すと、**水質汚染(すいしつおせん)**という大きな問題を引き起こします。

水質汚染の影響

  • 魚や貝、カニなどが死んでしまう
  • 水を飲むことができなくなり、人の健康に影響が出る
  • 海の赤潮(あかしお)や青潮(あおしお)と呼ばれる現象が起こり、生き物が死ぬことがある
  • 汚れた水がにおいを発生させ、住んでいる人たちが困る

汚れた水をきれいにするには、お金も時間もたくさんかかります。だからこそ、むだに水を使わず、水質汚染を減らすことが大切です。


気候変動への影響

私たちが使う水は、水道局や浄水場(じょうすいじょう)などで作られています。水をきれいにしたり運んだりするには、たくさんの電気や燃料が必要です。

この電気や燃料を作るときに、二酸化炭素(CO₂)が出ます。二酸化炭素は地球の温度を上げる原因のひとつです。これが**地球温暖化(ちきゅうおんだんか)**です。

地球温暖化が進むと…

  • 雨が少なくなって、水不足が起きる地域が出てくる
  • 逆に、大雨や洪水が増える場所もある
  • 気温が上がり、川や湖の水が早く蒸発して減ってしまう

水を使いすぎることは、間接的に地球温暖化を進める原因にもなるのです。


世界では水不足で苦しむ人もいる

日本にいると、水道からすぐにきれいな水が出るので、水がなくなる不安を感じにくいかもしれません。

でも、世界では水不足に苦しんでいる人がたくさんいます。アフリカや中東の国々では、遠くまで水をくみに行かなくてはならなかったり、汚れた水しか使えなかったりする人が大勢います。

  • 水不足で病気になる人もいる
  • 学校に行けず、水くみばかりしている子どももいる
  • 食べ物が育たなくなり、飢え(うえ)で苦しむ人もいる

水は、人の命を守る大切なもの。だからこそ、むだに使わないことが大切なのです。


私たちにできること

水を大切にするために、私たちにできることを考えてみましょう。

  • 歯をみがくとき、水を出しっぱなしにしない
  • シャワーの時間を短くする
  • 洗濯や食器洗いをまとめて行い、水を節約する
  • 家庭や学校で「水の大切さ」について話し合う
  • 汚れた水を流さないようにする(油をそのまま流さないなど)
  • 水を使わなくてもいい方法を考える(雨水を庭にまくなど)

一人ひとりが少しずつでも気をつけることで、大きな環境問題を防ぐことができます。


まとめ

水は命のもとであり、自然のバランスを守るためにもとても大切です。

しかし、使いすぎることで地下水が減ったり、川や湖が干上がったり、水質汚染が起きたり、地球温暖化を進めたりするなど、さまざまな環境問題が起きます。

世界には水不足で苦しむ人たちもいます。だからこそ、私たちは水をむだにせず、大切に使うことが必要です。

これからの地球のために、できることから行動していきましょう。


ほかに、もっと詳しくしたい部分や、短くまとめたい部分があれば教えてくださいね!

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