地球温暖化対策・子供向け
🌏子どもにもできる!地球温暖化を止めるためのやさしい対策
こんにちは!このページでは、「地球温暖化(ちきゅうおんだんか)」ということばについて、そしてそれをふせぐために子どもでもできることを、やさしくくわしく紹介します。
「地球温暖化ってなに?」「ぼくたち・わたしたちに何ができるの?」と思っている人も、このページを読めばきっとわかりますよ!
後半では日本と世界の国々が行っている地球温暖化対策についても説明します!
🌡️そもそも地球温暖化ってなに?

地球温暖化とは、地球全体の気温(きおん)がすこしずつ高くなっていることをいいます。昔よりも夏が暑くなったり、大雨や台風が強くなったりしているのも、地球温暖化がかんけいしているといわれています。
🌬️なぜ気温が上がるの?
大きな理由のひとつは、「二酸化炭素(にさんかたんそ)」というガスがふえていることです。これは、車が走るときや、電気をつかうときに出てきます。二酸化炭素がふえると、地球に熱がたまりやすくなってしまうのです。
🔍温暖化が続くとどうなるの?
地球温暖化がこのまま進むと、次のようなことが起こるかもしれません。
- 🌊 北極や南極の氷がとけて、海の水がふえる
- 🌪️ 台風や大雨がもっとひどくなる
- 🐧 動物たちがすめなくなる場所がふえる
- 🌾 食べものが育ちにくくなる
つまり、地球にすむみんなのくらしが、あぶなくなるかもしれないのです。
🙋子どもにもできる!地球温暖化をふせぐためのこと

「でも、わたしはまだ小学生だし…」と思う人もいるかもしれません。でも、大人だけじゃなくて、子どもにもできることがたくさんあります!
💡1. 電気を大切に使おう
- つかっていない電気はすぐにけす(電気をこまめにOFF)
- なるべく昼間のひかりをつかう
- 夏も冬もエアコンをつけすぎない
🚿2. 水をむだにしない
- 歯みがきのとき、水を出しっぱなしにしない
- シャワーの時間を少しだけ短くする
水も電気をつかって出てくることが多いので、水を大切にすると電気もへらせます。
🚶♂️3. 近いところは歩いたり、自転車で行く
車は二酸化炭素をたくさん出すので、ちかくのコンビニや公園は、歩いたり自転車で行ってみよう!
🔁4. リサイクルやリユースをしよう
- いらなくなったものはすぐにすてない
- お下がりの服やおもちゃを使う
- ごみを分けてすてる(リサイクルびん・かん・ペットボトル)
🍚5. 食べものをのこさないようにしよう
食べものを作るときにも二酸化炭素が出るので、ムダにしないようにしよう!
📚学校や家でできること

子どもたちが地球のためにできることは、じつは学校や家でもたくさんあります!
🏫学校で
- みんなで「エコ当番(とうばん)」をつくる
- せんぷうきやひかりを上手につかうルールをつくる
- 授業で地球温暖化について調べて発表してみる
🏠家で
- おうちの人といっしょにエコ活動をする
- エアコンやテレビをつけっぱなしにしない
- 家族で「エコチャレンジの日」をつくってみる
🌱木を育てるってすごい!
木は、二酸化炭素をすってくれるすごい生きものです。
- 学校や公園で木を大切にする
- 家のお庭やベランダで植物を育てる
- 森をたいせつにするニュースに目をむける
木を大切にすることも、地球温暖化をふせぐ大切なことです!
🎮ゲームやおもちゃの使い方も見直してみよう!
ゲーム機やおもちゃを使いすぎると、たくさん電気を使ってしまうことがあります。
- あそぶ時間をきめて、ムダづかいしない
- 電池をつかうおもちゃは、充電できる電池を使う
- 壊れてしまったおもちゃは、すぐ捨てずに直すことを考える
🤔どうして子どもが地球温暖化に取り組むの?
「まだ子どもなのに…」と思うかもしれません。でも、今の地球のようすが、この先の未来をつくっていくのです。
未来の地球にすむのは、今の子どもたちです。だからこそ、少しでも早く、地球のことを考えて行動できると、とってもすてきなことなんです!
🌟今日からできる5つのこと
では、さいごに今日からできることをおさらいしてみましょう。
- 💡 つかってない電気はすぐに消す
- 🚿 歯みがきのときは水を止める
- 🚲 車より歩きや自転車をえらぶ
- 🥗 食べものを大切にする
- 🔄 リサイクルをしっかりする
日本と世界の国々が行っている地球温暖化対策
🗾日本の地球温暖化対策

日本では、政府や会社、そしてみんなが協力して温暖化をふせぐためにいろいろなことをしています。
🏙️1. 省エネ(しょうエネ)をすすめる
たとえば…
- 学校やビルでLEDライトにかえる
- エアコンや冷蔵庫を省エネタイプにする
- 電気の使いすぎをふせぐ「節電キャンペーン」をする
👉電気を大切に使うことで、二酸化炭素をへらすことができます。
🚄2. 公共交通を使いやすくする
- 電車やバスをみんなが使いやすいようにもっと便利にする
- 自転車で通える道(サイクリングロード)をふやす
👉車を使う人がへると、地球にやさしくなります。
🌲3. 森をまもり、木を植える
- 山や森を守る活動(植林=しょくりん)を応援
- 森の木を切りすぎないようにルールをつくる
👉木は、二酸化炭素をすってくれるので、森はとても大切です。
⚡4. 再生可能エネルギーを使う
- 太陽の光で電気をつくる(太陽光発電)
- 風の力で発電する(風力発電)
- 川の水の力を使う(小水力発電)
👉石油や石炭をつかわない、新しいエネルギーをふやしています。
📜5. 「2050年カーボンニュートラル宣言」
日本は、「2050年までに二酸化炭素をゼロにするぞ!」と目標を発表しました。
※「カーボンニュートラル」とは、出す量と減らす量を同じにして、実質ゼロにすることです。
🌍世界の国々の温暖化対策
世界の国々も、地球を守るためにいっしょうけんめい取りくんでいます。
🇪🇺ヨーロッパ(例:ドイツ・フランス・イギリス)
- 「車は電気で走らせよう!」というルールをつくる
- ごみをへらすためのルールをたくさん作っている
- 電気のほとんどを風や太陽でつくっている国もある
👉ヨーロッパの国々は、環境を守る意識がとても高いです。
🇨🇳中国
- 工場の煙を少なくするルールを作っている
- 電気自動車(EV)の数が世界一
- 太陽光パネルの生産も世界トップクラス
👉大きな国だからこそ、対策の影響も大きいのです。
🇺🇸アメリカ
- カリフォルニア州などでは、太陽光や風力をたくさん使っている
- 大きな会社(Apple, Googleなど)は、自分たちの工場を「CO2ゼロ」にしようとしている
- 2021年に「パリ協定」に復帰して、また世界と協力するようになった
👉国としてだけでなく、会社や地域ががんばっています。
🇧🇹ブータン(アジアの小さな国)
- ブータンは「世界でいちばん自然にやさしい国」ともいわれます
- 森を守ることが国のルールになっていて、切った木のぶんだけ新しく植えないといけません
- 二酸化炭素を出すより、木がすう量のほうが多くて、「マイナス炭素」の国です
👉小さな国でも、がんばれば地球を守れるというお手本です。
🤝世界中で協力する「パリ協定(きょうてい)」
2015年、フランスのパリという場所で、「地球の気温を上げすぎないように、みんなでがんばろう!」と世界中の国が約束をしました。
これを「パリ協定(Paris Agreement)」といいます。
💬 目標:
- 世界の気温の上昇を「産業革命前より2度以内」におさえる
- できれば1.5度におさえたい
このために、みんなの国が、自分たちの目標を決めて、すこしずつCO2を減らすようにがんばっています。
🌈さいごに
地球温暖化は、日本だけでなく世界中のみんなで協力しないと止められません。だからこそ、国や会社、そして私たち一人ひとりが、できることをやっていくことが大切です。
🌱「自分にできること」を考える人がふえると、地球はもっと元気になります。