こんにちは!
みなさんは「暑さ指数(あつさしすう)」という言葉を聞いたことがありますか?
夏になるとニュースや天気予報で「今日の暑さ指数は危険レベルです」といった言葉が流れることがあります。
でも、「気温(きおん)」とはちょっとちがうようです。いったいどういう意味なのでしょうか?
今日は、暑さ指数について、子供向け(小学生向け)にわかりやすく説明します🌈
暑さ指数(あつさしすう)は、熱中症(ねっちゅうしょう)になりやすいかどうかをはかるための数字(すうじ)です。
「WBGT(ダブリュービージーティー)」という英語のあたま文字で表すこともあります。
暑さ指数は、気温だけでなく、「湿度(しつど)」や「日ざし(ふくしゃ熱)」もふくめた体の感じ方をもとにしているんです。
つまり、「何度か」だけではなく、「ジメジメしてる」「日なたで暑い」といった条件も入れて計算(けいさん)しています。
みんながよく知っている「気温」は、空気の温度だけをはかります。
でも、それだけでは**体が感じる「本当の暑さ」**はわかりませんよね。
たとえば、同じ30℃でも――
こうした「体が感じる暑さ」をあらわすのが、暑さ指数なんです!
暑さ指数は、つぎの3つのことをもとにして、特別な機械(きかい)で計算します。
項目 | なにをはかっている? |
---|---|
🌡 気温 | 空気のあつさ |
💧 湿度 | 空気のしめりぐあい(ジメジメしているかどうか) |
🔥 輻射熱(ふくしゃねつ) | 日なたやアスファルトの熱さ |
この3つをあわせて、「いま外にいるとどれだけ危ないか」を数字で表してくれるんですよ。
指数には、「安全(あんぜん)〜危険(きけん)」までのレベルがあります。
日本では、気象庁(きしょうちょう)や環境省(かんきょうしょう)が毎日発表しています。
暑さ指数(WBGT) | レベル名 | 注意すること |
〜21℃ | 注意 | まだ大丈夫。でも水分はとろう! |
21〜25℃ | 警戒 | なるべく休けいしよう |
25〜28℃ | 厳重警戒 | 長い運動はさけよう。水分をたくさんとろう |
28℃以上 | 危険 | 外での運動はやめよう。涼しい場所にいよう! |
暑さ指数が高いと、熱中症になりやすくなります。
熱中症とは、体の中に熱がたまりすぎて、うまく冷やせなくなってしまう病気(びょうき)です。
ひどいと、たおれてしまったり、病院に行かなければならなくなることもあります。
こんなときは、すぐに涼しい場所で休み、水分をとってくださいね🍹
学校の運動場(うんどうじょう)やプールでは、暑さ指数をもとに活動を中止(ちゅうし)することがあります。
たとえば、WBGTが28℃をこえると、「今日は外で運動しないようにしよう」といったルールがあります。
また、ニュースやアプリでも暑さ指数をチェックすることができます。
「熱中症警戒アラート」などもあるので、毎日チェックすると安心ですね。
暑さ指数が高い日は、つぎのことに気をつけましょう。
「今日は暑いな」と思ったとき、ただの気温だけじゃなくて、「暑さ指数」を気にすることが、とても大切です。
暑さ指数を知ることで、自分の体をまもることができます✨
これからも、ニュースやアプリで暑さ指数をチェックして、夏を元気にすごしてくださいね🍉