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ユニバーサルデザイン・ルービックキューブ

ユニバーサルデザインのルービックキューブ

ユニバーサルデザイン・ルービックキューブ

ユニバーサルデザイン × ルービックキューブ:誰もが楽しめるパズルへの工夫

ルービックキューブは世界中で親しまれる立体パズルですが、視覚障害者や高齢者、指先の力が弱い人には扱いづらい面があります。最近では、ユニバーサルデザインの考え方を取り入れたルービックキューブが登場し、さまざまな人が楽しめる工夫が進んでいます。

ルービックキューブといえば、色を揃えるというシンプルなルールながら、奥深い戦略やスピードを競う競技性もあり、子どもから大人まで夢中になるおもちゃです。

しかし一方で、視覚障害を持つ方や、高齢者、指の力が弱い人にとっては遊びづらい側面があることも事実です。そんな課題を解決するのが、ユニバーサルデザインの視点です。ルービックキューブにはユニバーサルデザインのどのような工夫がほどこされているのでしょうか?

ルービックキューブがどのようにユニバーサルデザインを取り入れ、誰もが楽しめる工夫をしているのかをご紹介します。


ルービックキューブの課題

ルービックキューブには様々なユニバーサルデザインのモデルがある

一般的なルービックキューブは「色の判別」が鍵になるパズルです。以下のような課題があります:

  • 視覚障害者には色の違いがわからない
  • 高齢者や手の不自由な人には「回す動作」が固く感じる場合がある
  • 小さな子どもには角を揃える操作が難しい

こうした課題に対応するため、各メーカーがユニバーサルデザインの工夫を凝らしています。


ユニバーサルデザインの工夫例

ユニバーサルデザインのルービックキューブは世界でも大人気

① 触覚で判別できる

視覚に頼らず楽しめるよう、面ごとに異なる凹凸や質感をつけたルービックキューブ」が登場しています。

  • ドット(点状の突起)
  • 波状のパターン
  • ギザギザや滑らかな面

これにより、目で色を見なくても手触りでどの面かを判別できる仕組みです。

 


② ソフトな回し心地

高齢者や子ども、手の力が弱い人でも扱いやすいように、軽い力でスムーズに回る内部構造のキューブも登場しています。

最近のモデルは「コア構造」や「磁石内蔵」によって、引っかかりが少なく軽い力で操作できるよう進化しています。

回転が速く出来るように作られた競技用のスピードキューブと同様または似ている工夫が施されているルービックキューブです。

 


③ 大きめサイズのキューブ

  • 小さいキューブだと指先の器用さが求められる
  • 高齢者や手の大きな方にも持ちやすい

こうしたニーズに応え、通常より一回り大きいサイズのルービックキューブも販売されています。面が大きい分、視認性も上がり操作しやすくなります。

 


④ 音声やアプリ連動

デジタル技術を活用したアプリ連動型のルービックキューブでは、回すたびに状態をアプリが把握し、音声や画面表示で手順を案内してくれる機能も。

  • 音声で手順を説明
  • 振動で操作をガイド

これにより、視覚に障害がある人や初心者でも安心して取り組めます。

*「デジタル技術を活用したアプリ連動型のルービックキューブ」にはユニバーサルデザインもの以外にもGANキューブ(GAN Cube)とよb

GANキューブとは中国のパズルメーカー GAN(ガン) が製造する高性能なルービックキューブシリーズ。

ただし、世の中にはGAN以外にもアプリ連動型のキューブがいくつか存在し、必ずしも全部がGAN製ではありません。

 


ユニバーサルデザインによる社会的な意義

ルービックキューブがユニバーサルデザインを取り入れることは、単なる遊びの範囲を超えています。人々が共に楽しめることは、社会のバリアを取り除き、相互理解や包摂(インクルージョン)の意識を育む大切な機会です。

おもちゃは子どもにとって遊びの道具であるだけでなく、脳の発達やコミュニケーション能力を育てる重要な役割も果たします。大人にとっても趣味やストレス解消、交流のきっかけになることがあります。


今後の展望

ユニバーサルデザインは、障害の有無や年齢に関係なく、すべての人が楽しめる社会を目指す考え方です。ルービックキューブのような遊びや趣味の領域でも、こうした取り組みが広がることで、より多くの人が知的好奇心を満たし、達成感を味わえるでしょう。

おもちゃやパズル業界だけでなく、「当たり前にみんなが遊べる」という価値観がこれからますます重要になっていきそうです。

ルービックキューブの豆知識 ✨

① 世界で一番売れたパズル

ルービックキューブは 世界で最も売れたパズル と言われています。累計販売数は4億個以上とも言われ、ギネス記録にも登録されています。


② 正式名称は?

最初は「マジックキューブ(Magic Cube)」という名前で、1974年にハンガリーの建築学者 エルノー・ルービック さんが考案しました。その後、海外展開の際に「ルービックキューブ」と改名されました。


③ 揃え方は43京通り以上

ルービックキューブの組み合わせは、なんと 43,252,003,274,489,856,000 通り(約43京通り) あります!とてつもない数ですね。


④ 最短手数は20手

どんなにバラバラな状態でも、最短で 20手以内 で揃えられることが2010年に証明されました。これを「神の数字(God’s Number)」と呼びます。


⑤ 最速記録

2023年時点の3×3×3の公式最速記録は 3.13秒!アメリカのMax Park選手が記録しています。人間離れした速さです。


⑥ 高齢者にも人気

ルービックキューブは脳トレとしても注目されており、 認知症予防や指先の運動 として高齢者施設などでも活用されているんですよ。


⑦ 世界大会がある

「ルービックキューブ世界大会(World Cube Association)」が定期的に開催されており、スピードだけでなく片手部門や目隠し部門など、さまざまな種目があります。


⑧ スマートキューブの登場

最近はBluetoothでスマホとつながる スマートキューブ が人気。アプリで解き方を教えてくれたり、対戦したりできるんです。


⑨ ファッションやアートにも

ルービックキューブのデザインはファッションやインテリア、アートのモチーフとしても使われています。カラフルでポップな見た目が人気の理由です。

 

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