Japan Luggage Express
Japan Luggage Express Ltd.

ユニバーサルデザイン・自動ドア

自動ドアから出てくる成人女性

ユニバーサルデザイン

🚪ユニバーサルデザインの視点で考える自動ドアの役割とは?

自動ドアは、私たちの生活にすっかり溶け込んでいる便利な設備のひとつです。しかし、その背後には「誰もが使いやすい社会」を目指すユニバーサルデザインの考え方がしっかりと息づいています。

この記事では、自動ドアがなぜユニバーサルデザインの一例とされるのか、どんな工夫や課題があるのかを分かりやすく解説します。


🧠ユニバーサルデザインとは?

まず「ユニバーサルデザイン」とは、年齢、性別、障害の有無、言語などにかかわらず、すべての人が使いやすいように設計されたデザインのことを指します。

米国の建築家ロナルド・メイスによって提唱され、7つの原則(公平な利用、使いやすさ、理解のしやすさなど)に基づいています。


🚪自動ドアはなぜユニバーサル?

✅ 手を使わずに開く

  • 荷物を持っているとき、ベビーカーを押しているとき、車椅子利用者にとっても非常に便利です。
  • 手や肘が使えない人でも通行可能。

✅ 年齢を問わず利用しやすい

  • 小さな子どもや高齢者が「ドアを開ける力が要らない」ため、安全で負担がありません。

✅ 言語の壁がない

  • ボタン操作や説明なしで直感的に利用できるため、外国人観光客にもストレスフリー。

🛠️自動ドアに込められた工夫

自動ドアはただ“勝手に開く”だけではありません。ユニバーサルデザインの理念を反映して、以下のような細かな配慮があります。

📏 開口幅の確保

  • 車椅子やストレッチャーでも通れるよう、広めに設計されているケースが増えています。

🔇 静音設計

  • 開閉音が静かで、施設の雰囲気を壊さないように設計。

🦽 センサー感度の調整

  • 子どもや小柄な人も感知できるよう、低い位置にもセンサーが付けられることが増加中。

🆘 非常時対応

  • 停電時にもドアが手動で開けられるように設計されているものがほとんど。

⚠️自動ドアのユニバーサル面での課題

完璧に見える自動ドアにも、実は改善の余地があります。

❌ 誤作動による事故

  • センサーが感知しない、もしくは過敏すぎてドアが急に閉じることも。

❌ 視覚障害者には分かりづらい

  • ドアの存在や位置が見えない人にとって、自動ドアの“無音・無表示”は逆に危険となることも。

➡ 点字や音声ガイドの併用が求められます。


🏢どんな場所に導入されている?

  • 🏬 商業施設(スーパー、デパート)
  • 🏥 病院・介護施設
  • 🏫 学校・公共施設
  • 🏨 ホテル・駅・空港

バリアフリー化が進む中で、自動ドアの導入は「おもてなし」や「社会的責任」の表れとも言えるでしょう。


🧠知ってびっくり!自動ドアにまつわるトリビア7選

ユニバーサルデザインの自動ドアの前にいる猫


🚪1. 世界初の自動ドアは古代ローマ時代⁉️

なんと世界最古の“自動ドア”は古代ローマの神殿にあったと言われています。蒸気の圧力を利用し、神官が見えない場所で開閉していたとの記録も!

➡ 本格的な商業用自動ドアが誕生したのは1954年のアメリカ。レストランの回転扉が原型です。


🏭2. 日本で初めて自動ドアが設置されたのはいつ?

日本では1964年(昭和39年)、東京・銀座の三愛ドリームセンター(現在のソニービル)に設置されたのが最初とされています。
➡ 東京オリンピックの年でもあり、“未来的な設備”として注目を浴びました。


🧍‍♂️3. 自動ドアは「立ち止まると開かない」ことがある

赤外線や超音波センサーによって動作する自動ドアは、「動き」を感知して開きます。
➡ 人がじっと立っているだけでは開かないこともあり、特に高齢者や身体障害者には不便な場合があります。


👃4. “におい”や“熱”でも反応するドアがある?

最近では、赤外線だけでなく体温や呼気(二酸化炭素)を検知するセンサーも登場。
➡ 省エネや防疫(感染対策)用途として、病院やクリーンルームで導入されています。


🧑‍🦯5. 視覚障害者向けの「音が鳴る自動ドア」も存在!

音声で「ドアが開きます」などの案内をする自動ドアや、点字表示パネル付きのドアも登場。
➡ ユニバーサルデザインの観点から、こうした改良が少しずつ広がっています。


💡6. 電源が切れても開けられる?

停電時や非常時に備え、多くの自動ドアは手動でも開閉できる設計になっています。
➡ ただし、古いビルなどでは「緊急解放装置」がないケースもあるので注意。


🇯🇵7. 日本は“自動ドア大国”だった⁉️

日本国内には約80万台以上の自動ドアが設置されていると推定されており、これは世界有数の普及率です。
➡ 「おもてなし」や「バリアフリー」の意識が高い日本ならではの文化とも言えます。

 

💬まとめ:自動ドアは“思いやりの入り口”

自動ドアは、見た目こそシンプルですが、そこには多くの工夫と配慮が詰まっています。
それは「便利だから」だけでなく、すべての人のアクセスを保障するための仕組みとして設計されているのです。

次に自動ドアを通るとき、ぜひ一度「このドアは、誰にとっても使いやすいものになっているだろうか?」と考えてみてください。
その一歩が、ユニバーサルデザインを身近に感じる第一歩になるかもしれません。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *