2026年8月19日、新たな政治団体「護憲リベラル共生」の設立が発表されました。
略称は「ゴリラ」です。
2026年2月の衆議院選挙で中道改革連合から出馬して落選した川内博史氏、阿部知子氏、平岡秀夫氏らが中心となって設立した政治団体で、現職国会議員や元国会議員など16人が参加の意思を示していると発表されています。
そこで注目されているのが、
「ゴリラの16人とは誰なのか?」
という点です。
実は、2026年8月20日現在、設立側は16人全員の氏名を公表していません。
一方、設立会見の前からSNSなどでは、ゴリラへの参加者とされる18人の名前が具体的に出回っています。
この記事では、
を分けながら、「16人」と「18人」の違いについても整理します。
正式に役職まで発表されている中心人物は川内博史氏、阿部知子氏、平岡秀夫氏の3人です。
その一方、ネット上では18人の具体的な名前を挙げたリストが広く拡散されていますが、この18人をそのまま「公式メンバー」と断定することはできません。
「護憲リベラル共生」は、憲法を守る「護憲」、自由主義的な価値観を重視する「リベラル」、多様な人々がともに生きる「共生」を掲げる政治団体です。
略称の「ゴリラ」は、
を組み合わせた名称です。
阿部知子氏は、ゴリラという名称に「力強く地に足をつけて平和を守る」という意思を込めたと説明しています。
現時点では政党ではなく政治団体であるため、厳密には「党員」ではなく「参加者」「メンバー」と表現する方が適切です。
ただし、川内氏は将来的な政党化も視野に入れていることを明らかにしています。
設立会見で役職まで正式に発表されたのは、次の3人です。
| 氏名 | 立場 | ゴリラでの役職 |
|---|---|---|
| 川内博史 | 前衆議院議員 | 代表 |
| 阿部知子 | 前衆議院議員 | 共同代表 |
| 平岡秀夫 | 前衆議院議員・元法務大臣 | 幹事長 |
代表に就任した川内博史氏は、鹿児島を地盤として長く国政で活動してきた政治家です。
立憲民主党を経て中道改革連合に参加し、2026年2月の衆院選では鹿児島1区から立候補しましたが落選しました。
護憲リベラル共生では中心的な役割を担っています。
阿部知子氏は共同代表に就任しました。
医師出身の政治家で、長年にわたり衆議院議員を務めてきました。
2026年衆院選では中道改革連合から立候補して落選し、その後、中道を離れています。
平岡秀夫氏は幹事長に就任しました。
民主党政権時代に法務大臣を務めた経験を持つ元衆議院議員で、2026年衆院選では中道改革連合から立候補して落選しています。
役員として発表された3人とは別に、関与がかなり明確なのが石川大我氏です。
石川氏は設立会見前、自身のSNSで、
政治団体「護憲リベラル共生(ゴリラ)」を立ち上げる
ことを告知しています。
単に第三者から名前を挙げられているわけではなく、本人が設立を告知しているため、ネット上の単なる推測とは区別して考える必要があります。

そして、今回特に注目されているのが、設立会見前からSNSなどで広く出回った参加者リストです。
そこでは、次の18人が「ゴリラ参加者」として名前を挙げられています。
| No. | 氏名 | 2026年8月20日時点での確認状況 |
|---|---|---|
| 1 | 阿部知子 | 公式確認済み・共同代表 |
| 2 | 新垣邦男 | ネット上のリストに掲載、公式名簿は未公表 |
| 3 | 市來伴子 | ネット上のリストに掲載、公式名簿は未公表 |
| 4 | 川内博史 | 公式確認済み・代表 |
| 5 | 小山展弘 | ネット上のリストに掲載、公式名簿は未公表 |
| 6 | 佐々木ナオミ | ネット上のリストに掲載、公式名簿は未公表 |
| 7 | 川原田英世 | ネット上のリストに掲載、公式名簿は未公表 |
| 8 | 野間健 | 現職衆議院議員。ネット上のリストに掲載、参加自体は公式未発表 |
| 9 | 平岡秀夫 | 公式確認済み・幹事長 |
| 10 | 宮川伸 | ネット上のリストに掲載、公式名簿は未公表 |
| 11 | 山岸一生 | ネット上のリストに掲載、公式名簿は未公表 |
| 12 | 屋良朝博 | ネット上のリストに掲載、公式名簿は未公表 |
| 13 | 山としひろ(山登志浩) | ネット上のリストに掲載、公式名簿は未公表 |
| 14 | 石垣のりこ | 現職参議院議員。ネット上のリストに掲載、参加自体は公式未発表 |
| 15 | 石川大我 | 本人がゴリラ設立をSNSで告知 |
| 16 | 打越さく良 | 現職参議院議員。ネット上のリストに掲載、参加自体は公式未発表 |
| 17 | 大椿裕子 | ネット上のリストに掲載、公式名簿は未公表 |
| 18 | 杉尾秀哉 | 現職参議院議員。ネット上のリストに掲載、参加意向を伝える情報もあり |

この18人リストが注目された理由の一つが、現職国会議員の名前が含まれていたことです。
ネット上のリストでは、
の4人が現職国会議員として名前を挙げられています。
このためSNSでは「ゴリラには現職国会議員が4人参加するのではないか」との情報も広がりました。
ただし、設立側は会見で16人の中に現職国会議員が含まれていることは認めたものの、具体的な氏名については公表していません。
したがって、上記4人全員が正式参加者だと現時点で断定することはできません。
ここが今回最も分かりにくいポイントです。
設立側の発表は、
「現職や元職の国会議員など16人」
です。
しかしネット上では18人の名前が出回っています。
つまり2人多いことになります。
考えられる可能性はいくつかあります。
ネット上の18人リストは、正式な設立会見より前から出回っていました。
そのため、当初は参加を検討していたものの、その後正式参加には至らなかった人物が含まれている可能性があります。
政治団体の立ち上げでは、
といった複数の関わり方があります。
ネット上のリストでは、これらがまとめて「参加者」と扱われている可能性もあります。
最も単純なのはこの可能性です。
設立側が18人という名簿を公式発表した事実は確認されていないため、ネット上で加筆・転載される過程で人数が増えた可能性も否定できません。
したがって、
「16人のうち誰と誰を除けば正解なのか」
については、現時点では特定できません。
設立会見で川内博史氏は、16人の内訳を公表しない理由について、現在の政治状況が非常に微妙な時期であることを挙げています。
背景にあるのが、
をめぐる今後の合流・連携問題です。
3党をめぐる協議は2026年8月末が一つの節目とされています。
その中で、中道や立憲に現在所属している国会議員が新しい政治団体への参加を公表すれば、党内での立場や今後の政党再編にも影響を及ぼす可能性があります。
このため、少なくとも現段階では参加者の具体名を伏せているとみられます。
ネット上のリストの中でも特に注目されるのが野間健衆議院議員です。
野間氏は2026年8月現在、中道改革連合所属の現職衆議院議員です。
同じ鹿児島を地盤とする川内博史氏と政治的な接点もあるため、名前が挙がったことで注目を集めました。
ただし、現時点で設立側が、
「野間健氏は16人の一人である」
と正式発表したわけではありません。
ネット上で名前が挙がっている事実と、正式参加は分けて考える必要があります。
立憲民主党所属の現職参議院議員としてネット上のリストに名前があるのが、
です。
3人はいずれも現職であるため、仮に正式参加することになれば、護憲リベラル共生の今後を考えるうえで非常に重要な存在となります。
特に、将来的にゴリラが政治団体から政党へ発展する場合、現職国会議員が何人参加するのかは大きな意味を持ちます。
ただし、3氏についても正式な16人名簿が公表されるまでは、参加確定と断定しない方がよいでしょう。
石川大我氏については状況が異なります。
石川氏自身がSNSで「政治団体『護憲リベラル共生(ゴリラ)』を立ち上げます」と設立会見を告知しています。
したがって、第三者が作ったリストに名前があるだけの人物とは異なり、少なくとも団体の立ち上げに関与していることはかなり明確です。
今後、正式な役職や立場が明らかになるかが注目されます。
一方、会見で話題に上がった小沢一郎氏は、現在広く出回っている18人リストには含まれていません。
川内氏は小沢氏についても今後呼びかける可能性があるとの趣旨の考えを示していますが、
小沢氏が現在の16人のメンバーであると確認されたわけではありません。
したがって、「小沢一郎氏もゴリラに参加」と現段階で断定するのは適切ではありません。
護憲リベラル共生は、名称だけでなく基本政策でも政治的な立場を明確にしています。
設立時には主に、
などを掲げています。
護憲・リベラルという立場を鮮明にしている点が大きな特徴です。
護憲リベラル共生は現在のところ政治団体ですが、将来的な政党化について完全には否定していません。
川内氏は、まず政治団体として政策議論を行うとしながらも、政党結成も視野に入れているとの考えを示しています。
今後、
が大きな焦点となりそうです。
2026年8月19日に設立が発表された「護憲リベラル共生(略称ゴリラ)」。
設立側は現職・元職の国会議員など16人が参加の意思を示していると説明していますが、16人全員の氏名は公表していません。
現時点で役職まで正式に確認できる中心人物は、
の3人です。
さらに石川大我氏については、本人がSNSで団体設立を告知しており、設立への関与が確認できます。
一方、ネット上では、
阿部知子、新垣邦男、市來伴子、川内博史、小山展弘、佐々木ナオミ、川原田英世、野間健、平岡秀夫、宮川伸、山岸一生、屋良朝博、山としひろ、石垣のりこ、石川大我、打越さく良、大椿裕子、杉尾秀哉
という18人のリストが出回っています。
しかし、これは公式に発表された名簿ではありません。
公式発表が16人なのに対し、ネット上のリストは18人となっているため、少なくとも現段階でこの18人全員を「ゴリラの正式メンバー」とすることはできません。
むしろ今後の最大の注目点は、
「公式発表された16人とは、結局誰なのか」
というところにあります。
中道改革連合・立憲民主党・公明党をめぐる再編協議が進む中、非公表となっているメンバーの名前が明らかになれば、「護憲リベラル共生」が単なる政策グループにとどまるのか、それとも新たな政党・政治勢力へ発展するのかも、よりはっきりしてくるでしょう。