iPhoneはアメリカ企業であるAppleの製品であるため、「日本よりもアメリカで買ったほうが安いのではないか」と考える人も多いでしょう。
2026年9月9日、Appleは新型のiPhone 18 Pro、iPhone 18 Pro Maxと、同社初の折りたたみ式iPhoneとなるiPhone Duoを発表しました。
新型機種の発表にあわせて、アメリカではiPhone 17、iPhone 17e、iPhone Airなど既存モデルの価格も改定されています。
Appleのアメリカ公式サイトに掲載されている価格だけを見ると、日本より安く感じられるモデルがあります。しかし、アメリカの表示価格には通常、州や自治体の売上税が含まれていません。
さらに、一部のモデルではアメリカの通信会社へ接続することを条件とした割引が表示価格に含まれています。日本で使うために通信会社へ接続せず購入すると、表示価格より30ドル高くなる場合があります。
この記事では、2026年9月11日時点のアメリカにおけるiPhoneの価格を、日本価格、売上税、為替レート、クレジットカードの海外事務手数料なども含めて解説します。
iPhone 18 ProとiPhone 18 Pro Maxは、2026年9月9日に発表された最新のProモデルです。
新しいA20 Proチップ、絞りを変えられる48MP Fusionメインカメラ、より小さくなったDynamic Islandなどを搭載しています。ストレージは両モデルとも256GBからで、2TBまで選択できます。
iPhone Duoは、Appleが初めて発売する折りたたみ式iPhoneです。
閉じた状態では5.4インチの外側ディスプレイを使用でき、開くと7.6インチの折りたたみ式ディスプレイが現れます。iPhone 18 Proと同じA20 Proチップを搭載し、256GB、512GB、1TB、2TBの容量が用意されています。
iPhone Duoは、日本円で36万円を超える非常に高価なモデルです。アメリカの税抜き価格を単純に円へ換算すると約30万9,000円となり、日本価格との差が大きく見えますが、実際には売上税、カード手数料、日本帰国時の税関申告も考慮する必要があります。
今回発表されたのは、iPhone 18 Pro、iPhone 18 Pro Max、iPhone Duoです。通常モデルの「iPhone 18」や「iPhone 18e」は、2026年9月時点では発表されていません。
Appleが現在販売している通常モデルは、iPhone 17とiPhone 17eです。

Appleのアメリカ公式サイトで販売されている主なiPhoneの価格は、次のとおりです。
| モデル | ストレージ | アメリカ価格 | 円換算の目安 | 日本価格 |
|---|---|---|---|---|
| iPhone 16 | 128GB | 799ドル※ 未接続は829ドル |
約12万8,200円 | 139,800円 |
| iPhone 17e | 256GB | 699ドル | 約10万8,100円 | 124,800円 |
| iPhone 17 | 256GB | 899ドル※ 未接続は929ドル |
約14万3,600円 | 159,800円 |
| iPhone Air | 256GB | 1,099ドル | 約16万9,900円 | 189,800円 |
| iPhone 18 Pro | 256GB | 1,199ドル | 約18万5,400円 | 219,800円 |
| iPhone 18 Pro Max | 256GB | 1,299ドル | 約20万800円 | 239,800円 |
| iPhone Duo | 256GB | 1,999ドル | 約30万9,000円 | 364,800円 |
円換算額は、2026年9月11日時点の1ドル約154.6円で計算した概算です。アメリカの売上税やクレジットカード会社の海外事務手数料は含まれていません。
また、iPhone 16とiPhone 17の円換算額は、日本で使うことを想定し、アメリカの通信会社へ接続しない場合の価格で計算しています。日本価格には消費税が含まれています。
2026年9月の新型iPhone発表後、アメリカでは既存モデルの価格も変更されました。
日本でもiPhone 17は142,800円から159,800円へ変更されるなど、既存モデルの価格が上がっています。
また、iPhone 17 ProとiPhone 17 Pro MaxはAppleの現行販売ラインナップから外れ、iPhone 18 Proシリーズに置き換えられました。
アメリカのApple公式サイトでは、iPhone 17が「899ドルから」、iPhone 16が「799ドルから」と表示されています。
ただし、この価格には対象となるアメリカの通信会社へ購入時に接続することを条件とした、30ドルのコネクティビティ割引が含まれています。
購入時に通信会社へ接続せず、「Connect on your own later」または「Connect to any carrier later」を選んだ場合の価格は、次のようになります。
| モデル | 通信会社に接続する価格 | 後から接続する価格 |
|---|---|---|
| iPhone 16 | 799ドル | 829ドル |
| iPhone 17 | 899ドル | 929ドル |
日本へ持ち帰って利用する目的で購入する場合は、大きく表示されている899ドルではなく、929ドルを比較対象にする必要があります。
iPhone 17e、iPhone Air、iPhone 18 Proシリーズ、iPhone Duoについては、通信会社へ後から接続する場合も、今回掲載した開始価格と同じです。

日本のApple Storeで表示される価格には、原則として消費税が含まれています。一方、アメリカでは、商品ページの表示価格に州や自治体の売上税が含まれていないのが一般的です。
そのため、1,199ドルと表示されているiPhone 18 Proを購入しても、実際の支払額は購入する州や都市によって異なります。
日本で使用するため、iPhone 17を通信会社に接続せず929ドルで購入する場合を考えてみましょう。
売上税が8%の地域では、支払額は1,003.32ドルです。1ドル154.6円で換算すると約15万5,100円となります。
日本価格は159,800円なので、この段階での差額は約4,700円です。
さらにクレジットカードの海外事務手数料を3%と仮定すると、支払額は約15万9,800円となり、日本価格とほぼ同じになります。
iPhone 18 Proのアメリカ価格は1,199ドルです。1ドル154.6円で単純換算すると約18万5,400円になります。
売上税が8%の場合は約20万200円、さらにカードの海外事務手数料を3%と仮定すると約20万6,200円です。
日本価格は219,800円なので、この条件ではアメリカで購入するほうが約1万3,600円安い計算になります。
ただし、日本へ持ち帰る際に20万円の免税範囲を超えると、税関で課税される可能性があります。その場合、アメリカで購入する価格上のメリットはさらに小さくなります。
アメリカでは州によって税制度が異なります。2026年現在、州全体として一般的な売上税を課していない州は、次の5州です。
このうちアラスカ州では、州の売上税はありませんが、自治体が独自の売上税を課す場合があります。
オレゴン州には一般的な州売上税も地方売上税もないため、ポートランドなどでiPhoneを購入すると、原則として表示価格に近い金額で購入できます。
例えば、オレゴン州でiPhone 18 Proを1,199ドルで購入できれば、1ドル154.6円で約18万5,400円となり、日本価格の219,800円より約3万4,400円安い計算です。
ただし、税金を節約するためだけに遠方の州へ移動すると、交通費や宿泊費のほうが高くなることもあります。旅行や出張の予定とあわせて判断する必要があります。

アメリカおよびプエルトリコで販売されている現行iPhoneは、物理的なSIMカードスロットを備えておらず、eSIM専用です。
対象となるのは、Appleが現在販売しているiPhone 16、iPhone 17e、iPhone 17、iPhone Air、iPhone 18 Pro、iPhone 18 Pro Max、iPhone Duoです。
日本で利用する通信会社がeSIMに対応しているか、購入前に確認する必要があります。現在使用している電話番号を物理SIMからeSIMへ変更する場合は、通信会社で切り替え手続きが必要になることがあります。
現在では、eSIM専用という仕様はアメリカ版だけの特徴ではありません。
日本で販売されるiPhone 17、iPhone 17e、iPhone Air、iPhone 18 Proシリーズも物理SIMには対応していません。iPhone Duoは世界各地でeSIM専用として販売されます。
一方、日本で販売されているiPhone 16は、nano-SIMとeSIMの両方に対応しています。物理SIMを使い続けたい場合は、モデルごとのSIM仕様を確認することが重要です。
Appleから一括払いで直接購入し、「Connect on your own later」を選んだiPhoneは、通常は特定の通信会社に固定されていません。
一方、AT&T、T-Mobile、Verizonなどの通信会社を通じて分割払いで購入した端末は、代金を完済するまでSIMロックが設定される場合があります。
日本で使うことを前提にするなら、Apple Storeで通信会社へ接続しない方法を選び、一括で購入するのが分かりやすいでしょう。
アメリカ版iPhoneは日本でも多くの通信サービスを利用できますが、国や地域によって対応する5G・LTE周波数や一部の機能が異なる場合があります。
利用予定の通信会社が、そのアメリカ向けモデルに対応しているかを事前に確認することをおすすめします。
Apple製品には通常1年間の限定保証がありますが、海外で購入したiPhoneについて、日本国内で購入した製品とまったく同じ条件で修理や交換を受けられるとは限りません。
修理方法、交換部品、交換機の在庫などは国や地域によって異なります。海外での修理対応が必要になった場合、送料、取扱手数料、関税などを購入者が負担する可能性もあります。
日本国内での保証や修理の受けやすさを重視する場合は、日本のApple Storeや正規販売店で購入するほうが安心です。
海外旅行者が日本へ持ち帰る品物には免税範囲があります。電子機器などの「その他の品物」は、海外市価の合計額が20万円までであれば、一定の条件のもとで免税となります。
ただし、1個で20万円を超える品物は、その品物の価格全体が免税対象外になります。また、iPhone以外に海外で購入した商品がある場合は、それらも合計して判断されます。
今回の新型では、特に次のモデルに注意が必要です。
税関では、市場の為替レートではなく、税関が定める公示レートによって円換算されます。購入時のレシートを保管し、免税範囲を超える場合は日本入国時に申告することが大切です。
旅行者の携帯品に課税される場合、通常は海外での小売購入価格に0.6を掛けた金額が課税価格となり、その課税価格をもとに税額が計算されます。
2026年9月時点では、アメリカの税抜き価格を単純に円換算すると、すべての現行モデルで日本価格より安くなります。
ただし、実際の価格差はモデルによって大きく異なります。
iPhone 16やiPhone 17は、通信会社へ接続しない場合の30ドル追加、売上税、カード手数料まで加えると、日本価格と同程度または日本のほうが安くなる可能性があります。
iPhone Airも、売上税が高い地域では価格差がほとんどなくなります。
一方、iPhone 18 Pro、iPhone 18 Pro Max、iPhone Duoは税抜き価格の日米差が比較的大きいため、売上税のない州ではアメリカで購入するメリットがあります。
しかし、高額モデルは日本へ持ち帰る際に20万円の免税範囲を超える可能性が高く、税関での課税まで含めると価格差が小さくなる場合があります。
価格だけでなく、eSIM、対応周波数、保証、修理、帰国時の申告まで含めて判断する必要があります。
2026年9月に発表された新型iPhoneのアメリカ価格は、iPhone 18 Proが1,199ドルから、iPhone 18 Pro Maxが1,299ドルから、折りたたみ式のiPhone Duoが1,999ドルからです。
日本価格は、それぞれ219,800円、239,800円、364,800円からとなっています。
アメリカの価格には通常、売上税が含まれていません。また、iPhone 16とiPhone 17の表示価格には、対象通信会社へ購入時に接続することを条件とした30ドルの割引が含まれています。
売上税のない州では、特にiPhone 18 ProシリーズやiPhone Duoを日本より安く購入できる可能性があります。一方、売上税、カード手数料、日本帰国時の課税をすべて加えると、当初見えていた価格差が大幅に小さくなることもあります。
手続きの簡単さや日本国内でのアフターサービスを重視する場合は、日本で購入するほうが安心です。アメリカで購入する場合は、購入地の売上税と通信会社未接続時の価格を確認し、帰国時の税関申告まで考慮して比較しましょう。
※価格は2026年9月11日時点のApple公式サイトをもとにしています。円換算は1ドル約154.6円で計算した概算であり、実際の為替レート、売上税、カード手数料、税関の公示レートによって金額は変わります。