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定期・ネットスラング・意味

定期・ネットスラング・意味

定期(スラング)の使い方・例文・由来までわかりやすく解説

SNSや掲示板を見ていると、

  • 「それ定期」
  • 「定期的にこれ見る」
  • 「はいはい定期」

のように、**「定期」**という言葉が“妙なノリ”で使われているのを見かけます。

本来の「定期」は、電車の定期券や、雑誌の定期購読など「一定の間隔で繰り返されるもの」を指すまじめな言葉です。

ところがネットでは、そこから派生して、**「いつもの流れ」「繰り返し起こるお決まりの展開」**を指すスラングとして定着しました。

この記事では、定期(スラング)の意味、よくある使い方、例文、似た表現、使うときの注意点までまとめて解説します。


定期(スラング)の意味

ネットスラングの「定期」は、ひとことで言うと次の意味です。

同じ話題・同じ反応・同じ展開が、何度も繰り返される“お約束”

「またこの流れ来た」「はい、毎回これね」という既視感を、軽くツッコミとして表現する言葉として使われます。

ざっくり言い換えると

  • お約束
  • いつものやつ
  • またこのパターン
  • 恒例行事
  • 様式美

といったニュアンスに近いです。


代表的な用法①「それ定期」

意味

「はいはい、いつものやつ」 「その話(その反応)毎回出るよね」 という、軽いツッコミ・半笑いの合図です。

使われる場面

  • 毎回同じ論点で揉める
  • いつも同じ人が同じ主張をする
  • コメント欄が同じ流れになる
  • 同じネタ画像が周期的に流れてくる

例文

  • 「A派とB派がまた喧嘩してるの草。それ定期
  • 「週末になると必ず出る“〇〇は終わった”論、定期だな」
  • 「この話題、結局いつも同じ結論になるよね。はい定期

ここでの「定期」は、“定期券”の定期ではなく、 **「定期的に繰り返されるお決まり」**という意味で使われています。


代表的な用法②「定期的に○○」

意味

これはスラングというより、ネットでよく見られる言い回しで、

  • 定期的にこの動画見て泣く
  • 定期的にこの画像が流れてくる

のように、**「周期的に繰り返してしまう行動」**や、 **「周期的に流行が回ってくる現象」**を表します。

例文

  • 「この曲、定期的に聴きたくなる」
  • 「このネタ、数か月おきに定期的にバズる」

この用法は日常語としても成立しますが、ネットでは特に「みんな分かってるあの現象」を共有するノリで使われやすいのが特徴です。


代表的な用法③「はいはい定期」「定期確認」

「はいはい定期」

「それ定期」をさらに砕いた言い方で、 やや呆れ気味軽く流すニュアンスが強めです。

  • 「“〇〇はオワコン”来た。はいはい定期

「定期確認」

「いつもの事実を確認しに来た」という意味で、

  • 「推しが今日もかわいいことを定期確認

のように、ポジティブな定期としても使われます。

  • 「この店のコスパ最強を定期確認してきた」

「定期」がスラング化した由来(ニュアンスの成り立ち)

「定期」はもともと、

  • 定期券(決まった期間・区間)
  • 定期便(決まった間隔で運ぶ便)
  • 定期購読(決まった周期で届く)

など、**“一定の間隔で繰り返される”**という性質を持つ言葉でした。

ネットではそれが転じて、

  • 同じ話題が何度も出る
  • 同じ反応が何度も起きる
  • 同じ炎上パターンが何度も繰り返される

といった現象に対し、 **「また来た、いつものやつ=定期」**という短いラベルとして使われるようになりました。

ポイントは、

  • “定期的に起きる”
  • “恒例の流れ”

を、一語でツッコめる便利さです。


「定期」のニュアンス:バカにしてる?失礼?

結論から言うと、文脈次第です。

① 中立〜軽いノリ(よくある)

  • 「またこの話題か〜」
  • 「様式美だね」

という、ネット特有の“分かってる感”で使われます。

② 皮肉・冷笑(注意が必要)

相手の発言に対して

  • 「はいはい、どうせいつもの主張ね」

という軽視拒否の意味に聞こえる場合があります。

特に、真剣な相談や、繊細な話題に対して「それ定期」と返すと、 **“話を聞く気がない”**と受け取られやすいので注意が必要です。


よく一緒に使われる表現・近いスラング

✅ 「いつもの」

  • いつもの〇〇が始まった」

✅ 「お約束」

  • 「コメント欄がお約束の展開」

✅ 「様式美」

  • 「揉めるところまで含めて様式美

✅ 「風物詩」

  • 「毎年この時期に荒れるの、ネットの風物詩

これらは「定期」とかなり相性が良く、言い換えにも使えます。


定期(スラング)の使い方:例文まとめ

最後に、実際に出やすいパターンをまとめます。

  • 「その話題、月1で回ってくる。定期
  • 「また同じ結論で揉めてるの、それ定期
  • 「推しの尊さを定期確認
  • 「このネタ画像、定期的に流れてくる」
  • 「“〇〇は陰謀”が来た。はいはい定期

まとめ

ネットスラングの「定期」は、 繰り返されるお約束の流れに対して、短くツッコミを入れる言葉です。

  • 「それ定期」=またその流れね(お決まり)
  • 「はいはい定期」=やや呆れ・冷笑が強め
  • 「定期確認」=ポジティブに“いつもの良さ”を再確認

便利な言葉ですが、相手や話題によっては冷たく見えることもあるため、使う場面は選ぶと安心です。


よくある質問(FAQ)

Q1. 「定期」って2ch(掲示板)由来?X(Twitter)由来?

A. どちらか一つというより、掲示板文化→SNSへ拡散の流れで広がったタイプの表現です。現在はXなどでも一般的に使われています。

Q2. 「定期」って若者言葉?

A. 若者に限らず、ネットを日常的に使う層なら年代問わず使われます。ただし、ネット文脈に慣れていない相手には伝わりにくいことがあります。

Q3. 仕事や学校で使っても大丈夫?

A. 基本はカジュアルなネット表現です。フォーマルな場では「恒例ですね」「毎回同じですね」など、言い換えた方が無難です。

 

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