SNSや掲示板を見ていると、
のように、**「定期」**という言葉が“妙なノリ”で使われているのを見かけます。
本来の「定期」は、電車の定期券や、雑誌の定期購読など「一定の間隔で繰り返されるもの」を指すまじめな言葉です。
ところがネットでは、そこから派生して、**「いつもの流れ」「繰り返し起こるお決まりの展開」**を指すスラングとして定着しました。
この記事では、定期(スラング)の意味、よくある使い方、例文、似た表現、使うときの注意点までまとめて解説します。
ネットスラングの「定期」は、ひとことで言うと次の意味です。
同じ話題・同じ反応・同じ展開が、何度も繰り返される“お約束”
「またこの流れ来た」「はい、毎回これね」という既視感を、軽くツッコミとして表現する言葉として使われます。
といったニュアンスに近いです。
「はいはい、いつものやつ」 「その話(その反応)毎回出るよね」 という、軽いツッコミ・半笑いの合図です。
ここでの「定期」は、“定期券”の定期ではなく、 **「定期的に繰り返されるお決まり」**という意味で使われています。
これはスラングというより、ネットでよく見られる言い回しで、
のように、**「周期的に繰り返してしまう行動」**や、 **「周期的に流行が回ってくる現象」**を表します。
この用法は日常語としても成立しますが、ネットでは特に「みんな分かってるあの現象」を共有するノリで使われやすいのが特徴です。
「それ定期」をさらに砕いた言い方で、 やや呆れ気味、軽く流すニュアンスが強めです。
「いつもの事実を確認しに来た」という意味で、
のように、ポジティブな定期としても使われます。
「定期」はもともと、
など、**“一定の間隔で繰り返される”**という性質を持つ言葉でした。
ネットではそれが転じて、
といった現象に対し、 **「また来た、いつものやつ=定期」**という短いラベルとして使われるようになりました。
ポイントは、
を、一語でツッコめる便利さです。
結論から言うと、文脈次第です。
という、ネット特有の“分かってる感”で使われます。
相手の発言に対して
という軽視や拒否の意味に聞こえる場合があります。
特に、真剣な相談や、繊細な話題に対して「それ定期」と返すと、 **“話を聞く気がない”**と受け取られやすいので注意が必要です。
これらは「定期」とかなり相性が良く、言い換えにも使えます。
最後に、実際に出やすいパターンをまとめます。
ネットスラングの「定期」は、 繰り返されるお約束の流れに対して、短くツッコミを入れる言葉です。
便利な言葉ですが、相手や話題によっては冷たく見えることもあるため、使う場面は選ぶと安心です。
A. どちらか一つというより、掲示板文化→SNSへ拡散の流れで広がったタイプの表現です。現在はXなどでも一般的に使われています。
A. 若者に限らず、ネットを日常的に使う層なら年代問わず使われます。ただし、ネット文脈に慣れていない相手には伝わりにくいことがあります。
A. 基本はカジュアルなネット表現です。フォーマルな場では「恒例ですね」「毎回同じですね」など、言い換えた方が無難です。