Japan Luggage Express
Japan Luggage Express Ltd.

WBC・辞退者

WBC・辞退者

WBC2026「日本代表・辞退者」最新まとめ(2025年11月6日版)

本記事は日本代表(侍ジャパン)に関する情報に限定しています。現時点(日本時間2025年11月6日)で、WBC本大会(2026年3月予定)の正式ロスターは未確定。よって、ここでは ①日本代表の強化試合における公式な辞退 と、②医療的理由等により本大会出場が事実上困難と見られる日本人選手、③参加が流動的(未確定)な選手の3区分で整理します。※記載の発表日・要旨は公式発表と主要報道に基づきます。


本記事の見方

  • 更新の考え方:強化試合の辞退=即「本大会辞退」ではありません。医療面・保険・球団方針で可否が変動するため、直前の最終登録まで推移を観察します。
  • 判定フロー(簡易)
    1. 公式に「辞退」表明 → 辞退(確定)
    2. 手術・長期離脱で大会時に実戦不可 → 不参加(事実上確定)
    3. 手術明け・リハビリ中等で未定 → 参加不透明

用語の使い分け

  • 辞退(確定):侍ジャパン(NPBエンタープライズ)の公式リリースで「出場辞退」が明記されたケース(=今回は強化試合対象)。
  • 不参加(事実上確定):手術・長期離脱などでWBC本大会の時点でプレー不能が公知となっている日本人選手。
  • 参加不透明(慎重):手術・リハビリ中などで現時点では出場可否が読めないケース。

⚠️ 注意:SNS等で流れる「WBC辞退」の多くは強化試合(代表活動)の辞退を指します。本大会の辞退とは別です。最終的な出場可否は、本大会直前の正式ロスター発表で確定します。


1)辞退(確定)— 強化試合「侍ジャパンシリーズ2025 日本×韓国」(11/15–16・東京ドーム)

侍ジャパンは、WBCへ向けた選考・実戦機会として11月に韓国代表との強化試合を実施。直近の公式発表・主要報道で以下の辞退が明らかになっています(カッコ内は理由/公式発表日)。

出場辞退が公式発表された選手

  • 種市 篤暉(投手/千葉ロッテ)腰痛11/3発表
  • 及川 雅貴(投手/阪神)コンディション不良11/3発表
  • 牧原 大成(内野手/ソフトバンク)コンディション不良11/3発表
  • 伊藤 大海(投手/日本ハム)コンディション不良11/5発表

辞退に伴う追加招集(判明分)

  • 佐々木 泰(内野手/広島)11/3付 追加招集(強化試合10日練習試合・15–16日韓国戦に合流)
  • 石上 泰輝(内野手/DeNA)11/5付 追加(伊藤大海の辞退に伴う内野手補充)

いずれも強化試合の出場可否に関する動きであり、WBC本大会の“辞退確定”とは直結しません。ただし、選考や調整の観点では一定の影響があります。

代表編成への示唆(強化試合時点)

  • 投手:種市・及川・伊藤の辞退で、先発/リリーフの役割設計球数配分の再設計が必要。右左バランスの最適化、ショートスターターの活用、国内組の台頭機会が増える可能性。
  • 内野:牧原の離脱により、ユーティリティ枠の再考が不可欠。守備位置の冗長性(2B/SS/OF兼任等)を持つ人材の価値が上がる。
  • 走塁・守備固め:終盤の代走・守備固めリソースをどう確保するかが課題。スモールベースボール対応力の指標にも。

2)不参加(事実上確定)— 医療的理由によりWBC出場が困難な日本人選手

  • ダルビッシュ 有(投手/パドレス)右肘UCL修復+インターナルブレース手術(屈筋腱修復を含む)を実施。回復見込み12〜15か月とされ、2026年シーズン全休が球団・本人から明言されています。したがってWBC本大会の出場は不可と見るのが妥当です(球団発表:11/4(米国時間))。

上記は日本代表の“正式辞退発表”ではなく、医療・スケジュール上の制約から大会不参加が確実なケースの整理です。

メモ:インターナルブレースとは?
従来の再建術に比べ、靭帯と併走するテープで早期の安定性を狙う術式。とはいえ投球再開〜実戦復帰まで段階的で、短期の国際大会への適合は難しいのが一般的です。


3)参加不透明(慎重に見極め)— 回復状況・球団方針次第

※以下は現時点の公開情報に基づく評価で、辞退の公式表明ではありません

  • ラーズ・ヌートバー(外野手/カージナルス) — 2025年10月7日に両かかとのハグルンド変形手術。球団幹部談話では2026年開幕に間に合うか微妙との見立て。代表参加は回復次第。外野の中軸候補であり、欠場の場合は中堅の守備適性+出塁力を両立するタイプの補完が鍵。
  • 佐々木 朗希(投手/ドジャース) — 2025年5月に右肩インピンジメントでIL入り→9月下旬に救援で一軍復帰球数制限や登板間隔の管理が前提となる見込みで、先発限定かショートスターターかなど起用法含めて球団方針次第。
  • 千賀 滉大(投手/メッツ) — 2025年シーズンに右ハムストリング負傷等で調整難。春季キャンプの実戦強度が見極めライン。フォーク主体の特性上、指先コンディションや下半身連動が整っているかが注目点。

参加不透明の意味合い
短期決戦では「100%の健康と準備」が求められるため、90%の状態であっても球団・代表が回避判断を下すことがあります。参加=起用可能ではなく、どの役割で何球投げられるかが審査対象です。


4)背景と読み解きポイント

  • 強化試合での辞退=本大会辞退ではない:代表活動は段階的に進むため、今回の辞退は調整・故障管理に伴うものが中心。最終ロスターは大会直前に確定します。
  • MLB所属選手は“二重のハードル”:①メディカル的に万全か、②球団の同意(保険含む)。どちらか一方でも折り合わなければ不参加となり得ます。
  • 選考は“投手の健康状態”が肝:短期決戦のため、連投耐性や球数管理まで含めた適性評価が重視されます。手術明け・離脱明けの投手は起用法が限定されやすい。
  • 外野はヌートバーの回復がカギ:中軸候補のコンディション次第で、国内外野陣の編成(右左のバランス・守備走塁の配分)が変わる可能性。
  • 球数制限と準備期間:WBCは球数上限・登板間隔の規定があり、ブルペン管理の比重が増します。スプリット指向/パワー系など球種構成に応じた相互補完が重要。
  • ボール/ストライクゾーン適応:国際大会特有のボール特性審判のゾーンへの適応力も、起用判断に影響します。

5)よくある質問

Q. いま「WBCの辞退者」は公式に誰が確定ですか?
A. 本大会の“公式辞退”は未発表です。現時点で公式に確定しているのは強化試合の辞退(上記4名)のみ。ダルビッシュ投手は医療的理由で本大会不参加が確実という位置づけです。

Q. 強化試合を辞退した選手はWBCに出られませんか?
A. 可能性は残ります。 強化試合は選考・調整の一環で、回復すれば本大会で選出される例もあります。

Q. 直前の入れ替えはありますか?
A. あります。故障・球団判断・保険などの要因から、直前の差し替えはWBCでは珍しくありません。情報は公式発表の更新を随時確認しましょう。

Q. 「辞退」「不参加」「参加不透明」の違いは?
A. 辞退=公式文言あり/不参加=実質的に出場不能(医療・規律等)/参加不透明=回復途上や球団判断待ち。

Q. 発表の信頼度はどう見分けますか?
A. **一次情報(公式サイトのPDFやニュースリリース)を最優先。見出しだけでなく本文の表現(辞退・欠場・回避・検討中)**を確認するのがコツです。

Q. MLB所属選手はなぜ慎重になるの?
A. 契約・保険・メディカルプロトコルが厳密で、長期の選手価値保全が最優先。春季キャンプの進捗とズレる場合、代表は代替案を用意します。


6)速報タイムライン(日本・要点のみ)

  • 11/3:侍ジャパンが種市・及川・牧原の辞退佐々木泰の追加招集を発表。
  • 11/5伊藤大海が辞退DeNA・石上泰輝が追加との報道・公式更新。
  • 11/4–5(米国時間)ダルビッシュ有が右肘手術2026年全休を公表(球団・本人)。

今後のチェックポイント

  • 12〜1月:選手の術後経過報告/自主トレ情報。
  • 2月春季キャンプでの登板・打席強度。
  • 2月下旬〜3月上旬球団の最終判断と代表の最終登録
  • 大会直前負傷者の代替登録が発生しうるフェーズ。

7)用語ミニ解説(メディカル/運用)

  • ハグルンド変形:かかと後上部の骨隆起。アキレス腱付着部の炎症・痛みを伴い、踏み込みや加速に影響。手術後は可動域回復→走行→打撃の順に段階復帰。
  • インピンジメント(肩):肩関節内で組織が**衝突(挟み込み)**して痛みが出る状態。可動域・安定化筋群の再構築が重要。
  • インターナルブレース:靭帯の補強テープを用いて早期安定を図る術式。とはいえ球速・回転完全回復には時間を要するのが通例。
  • WBCの球数・休養規定:一定球数で強制休養日が入るため、先発のイニング期待値ブルペンの層が勝敗を左右。

8)ポジション別の影響と補完プラン(案)

  • 先発投手:球数制限下での5〜6回想定ゴロ傾向の右腕+奪三振型の左腕など、タイプの異なるカードを用意したい。
  • 救援投手回またぎ/ワンポイント不可のルール想定で、左右どちらにも投げ切れるセットアッパーの価値が上昇。連投耐性の把握が鍵。
  • 内野:牧原不在時は守備範囲とコンタクト能力の両立を重視。二遊間の併用設計で、守備固めと代走の終盤パッケージを確保。
  • 外野:ヌートバー不在時は出塁率×CF守備を軸に編成。走塁で1点をもぎ取る設計を強化する。

Leave a Reply