Japan Luggage Express
Japan Luggage Express Ltd.

メジャーリーグ・FAランキング

メジャーリーグ・FAランキング

2025-26オフ最新版

更新日:2025年11月3日(日本時間)

今オフ(2025-26)のMLBフリーエージェント(FA)市場が開幕しました。米国東部時間では11月6日(木)に交渉解禁、日本時間では11月7日(金)に本格始動となります。

この記事では主要メディアのリストや評価、直近2年のパフォーマンス、年齢・ポジションバランス、ケガの履歴、ポストシーズン適性、守備走塁の総合力を加味して独自のメジャーリーグFAランキングを作成しました(年齢表記は原則2026年シーズン時点)。


1) FAランキングの考え方(指標と基準)

  • 直近MLB2024–2025年の総合力:打者は打撃+守備走塁、投手は量(投球回)×質(Run Prevention、K/BB、ゴロ率など)。
  • 耐久性:規定到達や登板数、離脱期間の短さを加点。
  • 年齢曲線:中心年齢(27–30歳)を優位に評価。
  • 役割希少性:遊撃手・中堅手・先発エース級・捕手・クローザーは市場稀少価値を上積み。
  • ポストシーズン適性:10月の実績・メンタルも補正要素に。

※本FAランキングは複数の一次情報(公式のポジション別FAリスト、各社のTopリスト、今季成績)を集約した編集部版コンセンサスです。契約年数・総額は目安レンジで示し、出来高やオプションは除外しています。


2) 総合TOP30(ティア別)

⭐️プラチナ・ティア(1〜5位)

1. カイル・タッカー(右翼手/29歳/前所属:カブス)
5ツール寄りの完成度。コンタクトと飛距離、守備指標も高水準で今オフ最高額候補。外野のコーナーを長期で埋めるフランチャイズ級
想定レンジ:10〜12年/年平均年俸 35〜42百万ドル
適性チーム例:大型市場(ヤンキース、ドジャース ほか)

2. アレックス・ブレグマン(三塁手/32歳/前所属:レッドソックス)
出塁・選球眼・三塁守備の総合力。健康なら年間4–5WAR級の安定供給源。
想定レンジ:5〜7年/年平均年俸 28〜35百万ドル

3. カイル・シュワーバー(指名打者-左翼手/33歳/前所属:フィリーズ)
56本塁打の超一級スラッガー。DH中心でも長打インパクトが唯一無二。
想定レンジ:4〜6年/年平均年俸 27〜33百万ドル

4. ボー・ビシェット(遊撃手/28歳/前所属:ブルージェイズ)
遊撃市場の目玉。純粋打撃の天井値が高く、三塁や二塁への将来的なコンバートも視野に。
想定レンジ:8〜10年/年平均年俸 25〜32百万ドル

5. コディ・ベリンジャー(中堅手/一塁手/30歳/前所属:ヤンキース)
打撃復調+複数ポジ対応。年齢・左打・走守も含め総合点が高い
想定レンジ:6〜8年/年平均年俸 24〜30百万ドル


🥇ゴールド・ティア(6〜15位)

6. ピート・アロンソ(一塁手/31歳/前所属:メッツ)
40発級の右の本塁打製造機。打線の真ん中を即時強化
想定:5〜7年

7. フランバー・バルデス(左投手/32歳/前所属:アストロズ)
ゴロ誘導+球威の実戦派エース級左腕。回を重ねる強さ。
想定:5〜6年

8. ディラン・シーズ(右投手/30歳/前所属:パドレス)
奪三振エリート。球威・スライダー頼みのアップサイド型
想定:5〜6年

9. レンジャー・スアレス(左投手/30歳/前所属:フィリーズ)
先発としての安定性とポストシーズン実績で評価上昇中。
想定:4〜6年

10. ザック・ギャレン(右投手/30歳/前所属:ダイヤモンドバックス)
制球・球質・試合運びに優れる実質的エース格
想定:5〜7年

11. マイケル・キング(右投手/31歳/前所属:パドレス)
救援→先発転向後に高水準。健康面クリアで上振れ
想定:3〜5年

12. ジョシュ・ネイラー(一塁手/29歳/前所属:ガーディアンズ)
左の中軸として高いコンタクトとギャップパワー。
想定:4〜6年

13. グレイバー・トーレス(二塁手/29歳/前所属:ヤンキース)
二塁の希少価値+長打もあるオールラウンダー。
想定:4〜6年

14. J.T.リアルミュート(C/35歳/前所属:フィリーズ)
捕手市場のトップ。年齢要素で年数短め×年平均年俸高めが基本線。
想定:2〜3年

15. ルイス・アラエス(IF/指名打者/29歳/前所属:パドレス)
超巧打で出塁を上積み。守備配置の最適化が鍵。
想定:4〜5年


🥈シルバー・ティア(16〜30位)

16. ロベルト・スアレス(右投手/35歳/前所属:パドレス)—NL最多セーブ級のクローザー
17. シェーン・ビーバー(右投手/31歳/前所属:ブルージェイズ)—復帰後も先発3–4番手以上の期待。
18. マーセル・オズナ(指名打者/35歳/前所属:ブレーブス)純打撃特化の中軸候補。
19. セドリック・マリンズ(中堅手/31歳/前所属:メッツ)中堅守備+走塁で総合貢献。
20. ユージェニオ・スアレス(三塁手/34歳/前所属:ダイヤモンドバックス)長打力再点火で3B補強に。
21. ライアン・オヘーン(一塁手/指名打者/32歳/前所属:オリオールズ)—対右の即戦力バット
22. トレント・グリシャム(中堅手/29歳/前所属:ヤンキース)—守備走塁+長打復活の兆し。
23. マイク・ヤストレムスキー(外野手/35歳/前所属:ジャイアンツ)即効性のある外野手。
24. ブランドン・ラウ(二塁手/31歳/前所属:レイズ)—オプション次第、二塁の長打
25. クリス・セール(左投手/37歳/前所属:ブレーブス)—オプション結果次第、短期高年平均年俸候補。
26. エドウィン・ディアス(右投手/32歳/前所属:メッツ)—オプトアウトにより超一流守護神が市場へ。
27. レーン・トーマス(外野手/30歳/前所属:ナショナルズ)右の平均超え外野手
28. ラモン・ロレアーノ(右翼手/31歳/前所属:ブレーブス)守備走塁型の買い物。
29. マックス・ケプラー(右翼手/33歳/前所属:ツインズ)対右偏重の長打。
30. ジャック・フラハーティ(右投手/30歳/前所属:タイガース)—オプトアウト行使なら再浮上狙い。

注:オプション条項(球団/選手/相互)により市場入りが前提でない選手も含みます。最新のオプション決定は随時反映してください。


3) ポジション別の要注目FA

捕手

  • J.T.リアルミュート(35):捕手で130試合前後を担える希少性。2年+高年平均年俸の線が現実的。
  • ダニー・ジャンセン(31):攻守のバランスが良い「セカンド・ティア」。

内野手

  • 三塁:ブレグマン、E.スアレス、(球団オプション動向で)マックス・マンシー。
  • 一塁:アロンソ、ネイラー、O’Hearn。巧打型のアラエスはDH併用で柔軟。
  • 二塁:トーレスは即戦力、ブランドン・ラウはオプション次第。
  • 遊撃ビシェットが独走状態。守備位置の最適化で価値伸びしろ。

外野手

  • タッカー/ベリンジャー/シュワーバーが市場牽引。マリンズ、グリシャムは守備貢献が計算できるミドルレンジ。

先発投手

  • バルデス/シーズ/ギャレン/スアレスの順で量×質を見て好評価。マイケル・キングはメディカル次第で中〜長期。

救援

  • E.ディアス/R.スアレスプレミアム守護神が目玉。セットアッパー層も厚い。

4) 日本球界からのポスティング候補

**FAではなく「ポスティングによる移籍」**ですが、今オフは日本人スラッガーの名前が複数取り沙汰されています。契約プロセスや契約金の仕組みが異なる点にご注意ください。

  • 村上宗隆(三塁手/一塁手/26):長打と四球のエリート。三塁守備の適性をどう評価するかで球団ごとの序列が変動
  • 岡本和真(三塁手/一塁手/30):打球速度と勝負強さ。即戦力の中軸として需要大。

5) 契約トレンドと相場観(QO/長期契約の行方)

  • QO(クオリファイング・オファー):今オフのQO額は約2,200万ドル。タッカー/シュワーバー級は拒否が既定路線、指名権補償が発生。
  • 長期大型:タッカーは4億ドル級の議論が現地で浮上。ブレグマンは年数上積み狙いでオプトアウト。
  • 先発市場:エース級の絶対数は少ないため、投手は総じて割高。メディカルOKの即戦力は早い段階で決着の可能性。
  • 守護神:E.ディアス/R.スアレスの2枚看板で年俸の上振れが起きやすい構図。

6) 日程メモ(日本時間換算付き)

  • FA交渉解禁:米国東部時間 11/6(木)日本時間 11/7(金)
  • QO提示期限:米国東部時間 11/6(木)日本時間 11/7(金)
  • QO受諾/拒否期限:米国東部時間 11/18(火)日本時間 11/19(水)
  • ウインターミーティング12/7(日)〜12/10(水)(現地)

ドジャース観点のショートメモ(LAD向けフィット)

  • 右翼手/コーナーOFの長期解カイル・タッカー(理想形)。
  • 先発の量確保バルデス/ギャレン/スアレスのいずれか+中堅クラスの二段積み。
  • クローザー強化E.ディアスは価格とドラフト補償の天秤。

最後に

FAは相場と需要の動的な綱引きです。ここでの序列は「初期位置」。契約合意・オプション結果・メディカル情報・トレードの発生で1日単位で順位が動きます。本記事は随時アップデート予定です。

 

Leave a Reply