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田中将大・経歴

田中将大・経歴

最新トピック(速報)2025年9月30日(火)/東京ドーム・対中日戦で、田中将大日米通算200勝を達成しました(先発6回2失点85球前後→救援陣が1点差を守り勝利)。日本人投手としては史上4人目の到達です。


要約ハイライト

  • 高校:駒大苫小牧の黄金期を牽引(2004・2005夏甲子園優勝/2006夏準優勝〈再試合〉)。
  • NPB(楽天1期)2007新人王2013年 24勝0敗(1S)沢村賞&リーグMVP、球団初の日本一に大貢献。
  • MLB(ヤンキース)2014・2019オールスター。ポストシーズンでビッグゲームに強い投球を複数回披露。
  • NPB復帰(楽天2期):コマンド重視のゲームメイクで白星を積み上げ、200勝へ王手の状態で2024年終了。
  • 巨人(2025–)2025/09/30東京ドームで200勝達成(対中日)。

基本情報

  • 氏名:田中 将大(たなか まさひろ)
  • 生年月日:1988年11月1日(兵庫県伊丹市)
  • 投打/身長体重:右投右打/188cm・約97kg
  • 愛称:マー君
  • 主な所属:東北楽天ゴールデンイーグルス(2007–2013, 2021–2024)/NYヤンキース(2014–2020)/読売ジャイアンツ(2025–)
  • 背番号:11/19(時期により異なる。現在は巨人11

時系列(年表・詳細)

少年期〜高校(〜2006)

  • 1988:兵庫県伊丹市に生まれる。
  • 2004–2006(駒大苫小牧高):剛球と制球で全国区に。チームは
    • 2004夏:優勝
    • 2005夏:優勝
    • 2006夏:準優勝(再試合) …決勝再試合を戦い抜いた“高校野球の名勝負”の一つとして語り継がれます。

楽天(プロ1期:2007–2013)

  • 2006:高校生ドラフト1巡目で東北楽天に入団。
  • 2007:開幕ローテ入り。パ・リーグ新人王。強気の内角攻めと勝負どころのギアチェンジで早くもエース格に。
  • 2008–2012:球威とコマンドのバランスが成熟。国際舞台を含む大舞台も経験し、年間を通して**QS(6回自責3以内)**を量産する“安定型エース”へ。
  • 2013:キャリアの象徴的シーズン。24勝0敗(1S)長期連勝でチームを牽引し、沢村賞/リーグMVPに輝く。日本シリーズでも要所を締め、球団初の日本一に大きく寄与。

ヤンキース(2014–2020)

  • 2014:ポスティングでニューヨーク・ヤンキースへ。MLBデビュー年にオールスター選出。スプリットを軸に、打者のタイミングを外す配球でローテの柱に。
  • 2015–2018:登板間隔の最適化と球種配分の再設計により、ポストシーズンでの勝負強さが際立つ。ALDS/ALCSでのビッグゲームで“試合を作る力”を示す。
  • 20192度目のオールスター選出。経験値に裏打ちされたゲームメイクで要所を締める。
  • 2020:短縮シーズン下でもローテを支え、MLB通算の礎を形成して一段落。

楽天(プロ2期:2021–2024)

  • 2021:NPB復帰。ストレートの平均球速に依存しすぎず、スプリット・スライダー・ツーシームの配合で試合を設計。若手投手の良き模範にも。
  • 2022–2023:可変する登板間隔・球数管理に適応し、シーズン終盤の競った試合で質の高いQSを積み重ねる。
  • 2024:NPBでの白星を上積みし、シーズン終了時点で日米通算200勝に“王手”

読売ジャイアンツ(2025–)

  • 2025:読売ジャイアンツへ移籍。交流戦・終盤戦を通じて200勝の瞬間を狙う登板が続く。
  • 2025年9月30日東京ドーム(対中日)日米通算200勝を達成(6回2失点→救援陣が1点差を守り切る)。到達順は野茂英雄 → 黒田博樹 → ダルビッシュ有 → 田中将大

ピッチングスタイルと進化

  • 制球と決め球:四球が少なく、カウント有利時のスプリットで空振りやゴロを誘発。打者の反応を見てスライダー/カーブを織り交ぜ、バレにくいトンネル(球筋の重なり)を形成します。
  • 配球の再設計:MLBでは長打リスク管理のため高低の使い分けを徹底。NPB復帰後はコマンド重視のゲームメイクにシフトし、球速の変動に左右されにくい勝ち方を確立。
  • 現代的マネジメント100球前後・6回前後の時代に合わせ、QS量産→救援へ橋渡しという勝利モデルを体現。登板間隔やブルペンの状態を踏まえた“勝てる準備”を重視します。

主要タイトル・表彰/節目(抜粋)

  • NPB:新人王(2007)/沢村賞(2011, 2013)/リーグMVP(2013)/ベストナイン・GGなど複数回
  • MLBオールスター(2014, 2019)/ポストシーズン複数シリーズでの勝利・快投
  • 節目2025/09/30=日米通算200勝(東京ドーム)

代表歴・国際舞台

  • 侍ジャパンの一員として国際大会を経験(例:WBC 2009/2013 等)。短期決戦での集中力と、状況に応じた球種選択の柔軟性が評価されました。

年代別・成長のポイント

  • 〜高卒直後:球威先行→プロで制球と配球が磨かれる。
  • 楽天1期(20代前半)イニング消化力×勝負勘で先発完遂能力を開花。
  • ヤンキース期長打抑制の設計大舞台適応
  • 楽天2期〜巨人コマンドと経験で“勝てる投球”へ最適化、200勝という長期指標を達成。

代表的ハイライト

  • 2013年:24勝無敗
    先発での安定感と援護点の巡りを最大化。シーズンを通じて連勝街道を走り、沢村賞/MVP・球団初の日本一という“到達の三位一体”を実現。
  • 2014・2019年:MLBオールスター
    デビュー年の鮮烈さと、数年後に再び選出される持続性が同居。ヤンキースのローテを長年支えました。
  • ポストシーズンの強さ
    短期決戦で初回〜3回の立ち上がりを最重要とする配球。打順2巡目以降はスプリットの見せ球とフロントドア/バックドアのスライダーで緩急を演出。
  • 2025/09/30:200勝達成
    6回2失点で勝利投手の権利を確保し、救援陣が1点差を守って節目到達。“単年の爆発”ではなく“長期の安定”の到達を象徴する試合となりました。

通算の見取り図(概数/2025-09-30時点)

  • NPB通算120勝台後半(楽天+巨人の合算)
  • MLB通算78勝(ニューヨーク・ヤンキース)
  • 日米合算200勝

※現役のため、数字は試合ごとに変動します。公式記録の更新に応じて適宜差し替えます。


よくある質問(FAQ)

Q1.ポストシーズンの勝利は200勝に含まれますか?
A.含まれません。 本稿の「日米通算」はNPB+MLBのレギュラーシーズンの合算です。

Q2.“勝ちやすさ”は投手の実力だけで決まりますか?
A.いいえ。 援護点・守備・救援の質などチーム要素の影響が大きく、特に近年は分業化で先発の勝ち星が伸びにくい傾向があります。

Q3.田中投手の強みは?
A.四球の少なさ決め球の質、そしてゲーム設計の巧さです。球速の上下ではなく配球の最適化で勝てる土台を作ってきました。


トリビア/豆知識

  • 高校時代の決勝再試合は“平成の名勝負”として語られ、勝負所での集中力はプロ入り後のビッグゲーム適性にも通じます。
  • 背番号11は日本でも米国でも彼の象徴的な番号の一つ。チーム事情で19を背負った時期もあります。

 

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