「トロフィーワイフ(trophy wife)」という言葉を耳にしたことはありますか?
近年、日本でもSNSやニュース、ドラマなどで使われるようになり、意味を調べる人が増えています。
本記事では、「トロフィーワイフ」とは何か、その定義から由来、使い方、現代におけるニュアンスや日本との違いまで、わかりやすく解説します。
**トロフィーワイフ(trophy wife)**とは、
「裕福な男性が“自分の成功の象徴”として結婚する、若くて美しい妻」のことを指します。
A trophy wife is a young, attractive woman who is married to a wealthy, older man and is perceived as a status symbol.
つまり、年の差婚であることが多く、美貌や若さが「トロフィー(=戦利品・賞)」のように扱われる皮肉な表現です。
この言葉は、1980年代〜1990年代のアメリカでビジネスエリート層が若く美しい女性と再婚する現象を揶揄する形で登場しました。
「トロフィー」とは勝者が手にする象徴的な報酬
つまり、「美しい妻」を成功者の証しとする価値観への批判が込められています
もともとは皮肉や軽蔑を込めて使われることが多く、当初からポジティブな意味ではありませんでした。
“He divorced his first wife and married a trophy wife half his age.”
(彼は最初の妻と離婚し、半分の年齢のトロフィーワイフと結婚した)
「あの経営者の奥さん、まさにトロフィーワイフって感じ」
「若い女性と再婚して、“勝ち組”をアピールしたいんだろうな」
近年は芸能人や実業家の再婚などに関連して使われることが多いです。
最近では、「ただの美貌頼りの妻」という見方ではなく、キャリアや発言力を持つ美しい妻を指すことも増えてきています。
SNSやメディア露出により、内面の発信力も注目される
「美しいが中身がない」とは限らないケースが増加
若い男性が「トロフィーハズバンド」と呼ばれる逆のケースも登場
こうした背景から、「トロフィーワイフ」という言葉にも再定義の動きが出てきています。
日本語ではまだあまり一般的な言葉ではありませんが、以下のような表現が類似しています。
英語の言葉 | 日本語での近い表現 |
---|---|
Trophy wife | 若い妻、見た目重視の妻 |
Arm candy(腕の飾り) | 美人連れ、アクセサリーのようなパートナー |
また、年の差婚や芸能人同士の再婚報道などで、「トロフィーワイフ的な奥さん」といった表現が使われることもあります。
この疑問はよく議論されます。以下のように考えることができます。
💔 経済と容姿で結ばれた関係 → 利益的関係との批判も
💗 恋愛感情があるうえでの結婚 → 相手が裕福だからと言って愛がないとは限らない
🔄 実際にはケースバイケースであり、一概には言えない
「トロフィーワイフ」とは、美貌や若さが評価され、成功者の“象徴”として結婚したと見られる女性のこと
元々は皮肉・軽蔑的な表現で、特に年の差婚で使われる
現代では、より多様な意味合いで使われ始めており、必ずしも否定的な言葉とは限らない
日本では「若い奥さん」「見た目重視の結婚」などで類似のケースが見られる