「キッザニア」と聞いて、日本国内の施設を思い浮かべる人も多いでしょう。しかし、実はキッザニアはメキシコ発祥のグローバルブランドであり、世界中に展開しているエデュテインメント施設です。今回はその海外のキッザニアとキッザニアの海外展開について、より詳しく、そして広範囲にわたってご紹介します。
キッザニア(KidZania)は1999年、メキシコ・サンタフェで誕生しました。コンセプトは「子どもたちが現実の社会を模倣して、自らの意思で職業体験をする」こと。実在する企業と提携し、本格的なユニフォームや設備を使用して、リアルな社会体験ができる点が大きな特徴です。施設の中では、子どもたちは専用通貨(キッゾ)を使って報酬を得たり、サービスを受けたりすることができ、経済の仕組みも学ぶことができます。
現在キッザニアは、アジア・中東・ヨーロッパ・南米など、世界各国に展開されています。その数は20都市以上にのぼり、地域や文化に応じた独自の工夫が凝らされています。
地域 | 国名 | 都市名 |
---|---|---|
北米 | メキシコ | メキシコシティ、モンテレイ、グアダラハラ |
中東 | UAE | ドバイ |
アジア | 日本 | 東京(豊洲)、甲子園 |
アジア | 韓国 | ソウル、釜山 |
アジア | タイ | バンコク |
アジア | フィリピン | マニラ |
アジア | インドネシア | ジャカルタ |
ヨーロッパ | イギリス | ロンドン(現在は閉鎖) |
南米 | チリ | サンティアゴ |
南米 | ブラジル | サンパウロ、リオデジャネイロ |
※ 一部の施設はコロナ禍以降閉鎖されたり、再オープンに向けた調整中の場所もあります。
今後はインドやアフリカ地域への進出も計画されており、キッザニアの理念が世界中に広まりつつあります。
海外のキッザニアは、日本のキッザニアとは少し異なる文化や特色があります。言語はもちろんのこと、体験できる職業の内容やスポンサー企業、施設の規模なども国ごとにバラエティ豊かです。
日本から海外旅行のついでに訪れる家族も少なくありません。日本では体験できない職業があったり、国によってスポンサー企業やブースの内容が異なるため、海外キッザニアにはその国ならではの発見があります。
たとえば:
また、家族で訪れることで国際的なコミュニケーションや異文化理解の第一歩になることも多く、教育効果も高いと評価されています。
✅ 事前予約:人気施設のため、予約推奨
✅ 言語の壁:基本的に現地語なので、言語に自信がない場合はサポートを検討
✅ 営業時間と混雑状況:国や曜日によって大きく異なるため、事前確認を
✅ コロナ後の再開状況:国によってはまだ再開していない場所もあります
✅ 安全面:現地の治安や施設の安全対策についても事前に調べておくと安心です
✅ 現地通貨や支払い方法:キッザニア内で使用される通貨(キッゾ)とは別に、入場料やサービス料は現地通貨やクレジットカード決済が必要です
キッザニアは今や日本だけの施設ではなく、世界各国で子どもたちに「なりたい職業を体験するチャンス」を提供しています。旅行中の特別な思い出づくりや、子どもの国際感覚を養う教育機会としてもぴったり。
将来、「あの国のキッザニアで◯◯になったのがきっかけで…」という夢を語る子どもが現れるかもしれません✨
もし次の家族旅行の行き先に悩んでいるなら、現地のキッザニアを訪れてみるのも良い選択肢です。楽しみながら学べる体験は、子どもだけでなく大人にとっても貴重な時間になることでしょう。