福田淳・経歴
🎞STARTO ENTERTAINMENT CEO・福田淳 氏(59歳)経歴を時系列で解説!
1965年7月26日、大阪府高槻市生まれの福田淳(ふくだ あつし)氏。映像・放送業界を出発点に、衛星放送・デジタル・ベンチャー・エージェントを経て、旧ジャニーズ系事務所の新社長に就任した“改革人”。その生い立ちから現在までを、じっくり時系列で追っていきます。
📘 学歴・学生時代 ~「映像を仕事にしたい」原点~
- 高槻中学校・高等学校(中高一貫)
幼少より「医師になりたい」と思っていたものの、放送部の部長を務めたことが進路転換のターニングポイントに。自ら企画・制作・外部放送(KBS京都など)を経験し、演劇への参加も重ね、映像・演出への興味が芽生える 。
- 日本大学芸術学部 入学・卒業
映画監督を志し進学。大学時代、演劇制作を通じて興行成績を黒字化するなど、クリエイティブとマーケティングの両輪を実感。また、メディアへの深い関心に基づいて、多様な表現活動を通じた人脈形成を実践 。
🏢 東北新社~CM制作・衛星放送黎明期へ(卒業~1998年)
- 日本大学卒業後に東北新社に入社
CMのプロダクションマネージャーとしてキャリアをスタート。2年目には新設部門の衛星放送へ配属され、当時世界的にも注目されるカンヌやミラノ、ハリウッドでの業務を担い、グローバル視点を養う 。
🎥 ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント(1998~2007年)
- 1998年にソニー・ピクチャーズに転籍
衛星放送チャンネル「アニマックス」と「AXN」の立ち上げに深く関与。2001年にはバイスプレジデントに昇格し、モバイル・ネットワーク部門の要職も歴任 。
📱 ソニー・デジタルエンタテインメント・サービス社長(2007~2017年)
- 社内起業・新会社設立代表に就任
2007年、ソニー・デジタルエンタテインメント・サービスを自ら立ち上げ、代表取締役社長に。モバイル向けコンテンツ市場を牽引し、黒字化を継続達成 。
🚀 起業家として—「Speedy Inc.」設立(2017年~)
- 2017年にコンサルティング会社「株式会社スピーディ」創業
エンタメ/アート/農業/リゾート/ベンチャー投資と多分野へ進出。特に注目を集めたのは、女優・のんさんとのエージェント契約で、再活動の立役者となり、2年間以上スケジュールが埋まる実績を築く 。
- 社会貢献への取り組み
アシャンテママやファザーリング・ジャパンの役員として、難病支援やチャリティに尽力。2014年の「アイスバケツチャレンジ」を日本で広める立役者となり、沖縄無農薬農場で育てたバナナ1,500本を寄付 。
🏢 教育・学術フィールドへの進出
勤め人だけではなく、客員教授として教育にも貢献:
- 金沢工業大学 コンテンツ&テクノロジー融合研究所
- 横浜美術大学
福田氏の実務ノウハウを次世代に伝える橋渡しとして、学生との実践的な交流を通じて教育活動を行っている 。
🎯 STARTO ENTERTAINMENT CEO(2023年10月~)
- 旧ジャニーズ所属タレントの“受け皿”として選ばれる
2023年10月、STARTO設立と同時に社長就任。エージェント契約とマネジメント契約の併用制度導入を推進し、「共演NGゼロ」方針など画期的な施策で話題に 。
- 旧事務所の性加害問題を受け、ガバナンス強化に尽力
CCO和田美香氏を迎え、内部通報制度や研修体制の整備、社員・タレントとのLINEWORKS導入、チケット転売抑制策などを実施し、企業価値と信頼再構築の道筋を構築 。
- スポンサー復帰・業績回復への貢献
CMクライアント数は170→80社へ一時下落も、復帰を促進し、2025年6月現在で順調に回復。番組起用停止だったNHK・テレビ東京も契約再開へ 。
📅 年代別経歴サマリー
年代 |
学歴・経歴 |
主な成果 |
1965~1980年代 |
大阪・高槻市生まれ→高槻中高→日本大学芸術学部 |
放送部長、興行黒字の演劇制作 |
卒業~1998年 |
東北新社 CM系→衛星放送部門 |
国際案件の経験を積む |
1998~2007年 |
ソニー・ピクチャーズ VP昇格 |
チャンネル立ち上げ |
2007~2017年 |
ソニー・デジタル社長 |
モバイル事業黒字化 |
2017~2023年 |
スピーディ創業・エージェント契約 |
のん復活支援・多分野進出 |
2023~現在 |
STARTO社長に |
ガバナンス強化・スポンサー復帰 |
🔍 総括:改革のリアリスト & ビジョナリー
福田淳氏は「映像制作→衛星→デジタル→起業→教育→エージェンシー統括」という軌跡を歩みながら、どのステージでも黒字化と改革の実績を持つ稀有な経営者。特に2023年以降は、旧ジャニーズ系事務所の負の遺産を受け止めつつ、「新たなエンタメの自由と信頼」を形にするため、自ら先頭に立っています。
📌 今後の展望
- 6月末任期終了予定 → 引継ぎ後の動向にも注目です
- 新社長体制の社内改革・組織文化・スポンサー回復
- エージェント制度の普及・人材育成施策
✍️ さいごに
福田氏のキャリアは、「クリエイティブ」「経営」「社会責任」「教育」「改革」の交差点にあり、エンタメ業界の変革者として今後も注目される存在です。さらに深掘り希望があれば、お気軽にどうぞ!