Japan Luggage Express
Japan Luggage Express Ltd.

グリーンツーリズムの例

グリーンツーリズムの例

グリーンツーリズムの例

自然・地域・人をつなぐ体験ガイド

はじめに――「グリーンツーリズム」とは?

グリーンツーリズムは、農村・山村・漁村などの自然と共生する地域で、暮らしや文化・仕事に触れながら滞在・交流する旅行のことです。単なる“自然の中で遊ぶ”観光ではなく、地域の人々と関わり、土地の資源を守り育てる視点(持続可能性)を重視する点が特徴です。
近い概念にエコツーリズム(自然保護を目的にした観光)やアグリツーリズモ(農家滞在)がありますが、グリーンツーリズムは農林水産業・食・伝統文化・景観保全・教育を横断的に含む“暮らし丸ごと体験型”の傘概念として捉えると理解しやすいでしょう。


どんな価値があるの?

  • 旅行者にとって:五感で学ぶ体験、都会では得にくい「手触りのある学び」や心身のリフレッシュ。
  • 地域にとって:農林水産業の副収入、担い手不足の緩和、地域の誇り(シビックプライド)醸成。
  • 環境にとって:里山・棚田・水辺などの保全活動が体験を通じて支えられ、景観や生物多様性が維持される。

グリーンツーリズムの例18選

以下は、日本各地や海外で見ることができる代表的なグリーンツーリズムの例です。多くは季節性・天候・安全管理が関係するため、実施可否や内容は事前確認が必要です。

農家民泊(ファームステイ)

農家の自宅に泊まり、畑仕事や収穫、保存食づくりを手伝います。朝どれ野菜での朝食やかまどご飯など「暮らしの時間」を体験。
主な時期:通年(繁忙期は5〜10月)。
体験例/学び:畝づくり、収穫、味噌や梅干しなど保存食の仕込み、薪割り。暮らしのリズム・家仕事・地域行事の意味が理解できます。
注意:家ごとの生活ルール(就寝・入浴時間、禁煙)を厳守。農作業保険や長靴・手袋の準備を。

田植え・稲刈り体験

田植え

田んぼに入って手植え・手刈りを行い、苗から米になるまでの過程を学びます。水路の生き物観察や用水管理の仕組みも学習要素。
主な時期:田植えは5〜6月、稲刈りは9〜10月(地域差あり)。
体験例/学び:代かき、はざ掛け、籾摺り。農業用水と生物多様性、景観維持の関係が見えてきます。
注意:裸足での入水は切創の恐れ。消毒・洗浄場所の確認を。

棚田保全ボランツーリズム

石積みの補修、畦(あぜ)の草刈り、外来種除去など。作業後は地元食材の昼食交流で地域の知恵を聞く時間も魅力。
主な時期:春〜秋。
体験例/学び:石積み技術の基礎、畦の水密性の確保、獣害対策。文化的景観の保全が洪水・土砂災害の抑止につながることを理解。
注意:斜面作業のため、滑り止め付き長靴とヘルメット必携。

果樹園での収穫滞在(さくらんぼ・ぶどう・りんご等)

剪定・袋掛け・収穫・選果・出荷準備まで。食と労働、価格の裏側を体感でき、フードロスや品質規格の考え方にも触れられます。
主な時期:作物により異なる(例:さくらんぼ6月、ぶどう8〜10月、りんご9〜11月)。
体験例/学び:糖度や外観規格、選果機見学、直売と市場流通の違い。
注意:脚立作業とハチ対策、日射病対策(帽子・水分)。

味噌・醤油・漬物などの発酵文化ワークショップ

麹づくり、仕込み、熟成の理屈を学びます。微生物・温度・時間を味わいに変える“生きた科学”の入門に最適。
主な時期:通年(冬仕込みは発酵が安定しやすい)。
体験例/学び:麹菌の働き、温度・塩分管理、オリジナル味噌の持ち帰り。食品衛生・アレルギー表示の基本も学べます。
注意:工房ルール(手指消毒、長髪は束ねる)の順守。

林業体験(間伐・枝払い・シイタケ原木づくり)

木のの伐採もグリーンツーリズムの例の一つ

里山の手入れで光が差し、生物多様性や防災にも寄与。安全講習・装備・保険が前提の中で、木と暮らす知を体感。
主な時期:秋〜冬(害虫・ヒルが少ない)。
体験例/学び:簡単な伐倒補助、枝払い、玉切り、原木駒打ち。間伐が土砂災害軽減や水資源保全に効く理由がわかります。
注意:チェーンソーは有資格者のみ。参加者は手鋸中心、ヘルメット・ゴーグル着用。

炭焼き・木酢液づくり

窯の火加減・温度管理といった職人技を学び、里山資源の付加価値化に触れます。循環型の暮らしの象徴的プログラム。
主な時期:秋〜春。
体験例/学び:炭材の選定、窯の密閉、冷却、選炭。副産物(木酢)活用で無駄を減らす循環思考を体感。
注意:火器・高温に注意。防炎手袋・綿素材の服が安心。

養蜂体験と在来種の植生保全

グリーンツーリズムの例:養蜂

巣箱観察、採蜜、蜜蝋キャンドルづくり。花と虫と人の関係性、生態系サービス(受粉)について学べます。
主な時期:春〜初夏(分蜂期〜採蜜期)。
体験例/学び:蜜源植物の観察、在来植生の再生、外来種の管理。地域景観づくりとも密接に関係。
注意:アレルギーの有無申告、防護服・手袋・面布着用。

漁業体験(定置網見学・小型漁船での操業同乗・海藻収穫)

天候と海況次第。水揚げ後の選別・加工・直売までを見学すると、価格形成や海洋資源管理の理解が深まります。
主な時期:魚種・地域により通年。
体験例/学び:定置網の仕組み、サイズ制限、休漁の意味、地産地消の価格メカニズム。
注意:救命胴衣の常時着用、悪天候時は即中止。

ジオパーク・里山サイクリング(E-Bike活用)

サイクリング

坂道が多いエリアでもE-Bikeなら高齢者や初心者も参加しやすい。地形・植生・集落史をガイドが解説しながら周遊。
主な時期:春・秋が快適。
体験例/学び:段丘や扇状地、用水路の歴史、社寺や石垣の由来を巡る“移動する野外博物館”。
注意:バッテリー残量と勾配、交通法規・ヘルメット着用を徹底。

野外調理と“ゼロ・ウェイスト”クッキング

地場食材の端材活用、コンポスト、食べ残し削減の工夫をセットにした体験。持続可能な食を実践するミニ実験室。
主な時期:通年。
体験例/学び:出汁殻や野菜の皮で一品、堆肥づくり、計量・献立の最適化。
注意:衛生管理(手洗い・低温管理)とアレルギー表示の確認。

里海・里川の再生活動(外来種除去・河川清掃・ウナギ遡上支援など)

流域思考を学び、上流の森づくりと下流の海の恵みがつながっていることを体感。
主な時期:春〜秋(渇水・増水期は安全最優先)。
体験例/学び:河川敷のごみ分別、外来魚の捕獲・記録、魚道の見学。
注意:ライフジャケット・長靴着用、天候急変に備えた撤収基準を共有。

在来野菜・固定種の種採り講座

生物多様性の“遺伝資源”を守る活動。地域の味と文化を未来へ橋渡しします。
主な時期:作物の結実期(夏〜秋)。
体験例/学び:採種・乾燥・保管、適地適作、交雑の管理。種苗法や知的財産の考え方も触れます。
– 注意:湿気対策とラベル管理を徹底。

藍染・和紙・竹細工など伝統工芸の里での滞在

素材の採取から加工、販売まで。地場産業の循環やフェアプライスの考え方も学べます。
主な時期:通年(屋外採取は晴天が作業向き)。
体験例/学び:藍の栽培と発酵、和紙の楮蒸しと漉き、竹の油抜き・編組。製品の価格形成・販路も理解。
注意:刃物・熱湯の安全管理、染料の衣類付着に注意。

山小屋・高原牧場ステイ(放牧・チーズづくり)

牛や羊の世話、搾乳、フレッシュチーズの製造。放牧と草地管理、糞の循環が風景をつくる理屈を理解。
主な時期:高原の放牧期(5〜10月)。
体験例/学び:搾乳・餌やり、乳酸発酵の基礎、堆肥化と草地更新。
注意:動物アレルギーの確認、衛生管理(長靴消毒)。

海岸林・防災の学びを組み合わせた“学習ツーリズム”

クロマツの植栽や下草刈り、漂着ゴミ削減といった活動を、防災・減災の視点で体系化します。
主な時期:春・秋。
体験例/学び:砂防・飛砂防止の仕組み、高潮・津波伝承の聞き取り、海浜植物の観察。
注意:炎天下の熱中症対策、海風下での保温・防砂を。

地域市場・道の駅での“ソーシャルバイイング

生産者と対話し、規格外品を積極的に購入することで、フードロス削減と地元経済を後押し。
主な時期:通年(収穫期は種類が豊富)。
体験例/学び:旬の見分け方、規格外の理由と品質、地産地消のカーボンフットプリント。
注意:大量購入時は保存法(乾燥・冷凍・加工)を学んで無駄なく。

海外のアグリツーリズモに学ぶ滞在

イタリアの農家宿や欧州の“ファーム・トゥ・テーブル”は教材の宝庫。帰国後に地元で実践できる学びを持ち帰ります。
主な時期:通年(渡航先の農繁期に合わせると学びが深い)。
体験例/学び:オリーブ収穫と搾油、ワイナリーの土壌・気候の話、アグリツーリズム経営のモデル。
注意:現地の農薬基準・衛生基準、言語・保険の確認。


グリーンツーリズムの具体例リスト(全国)


東北

岩手県・遠野市|農家民泊+里山体験

  • 窓口:遠野旅の産地直売所(認定NPO法人 遠野・山・里・暮らしネットワーク)
  • 体験例:農家民泊、田植え・稲刈りなどの農作業、里山サイクリング、郷土芸能の練習見学 など
  • 時期:通年(作業体験は季節連動)
  • 予約:窓口サイトから問い合わせ
  • URLhttps://tono-yamasatonet.com/tabisite/  https://tonojikan.jp/stay/noka-minpaku/

関東

千葉県・鴨川市|大山千枚田 棚田オーナー制度・田植え/稲刈り体験

  • 窓口:大山千枚田保存会
  • 体験例:棚田の田植え・稲刈り、保全活動、里山歩き
  • 時期:年次スケジュールに基づく(春:田植え、秋:稲刈り)
  • 予約:公式サイトから申込(見学プログラムもあり)
  • URLhttps://www.senmaida.com/

中部

富山県・南砺市(五箇山)|合掌造り民宿+郷土食・手しごと体験

  • 窓口:五箇山総合案内所/たいらマウンテンスクール
  • 体験例:合掌造りの民宿宿泊、そば打ち・豆腐づくり・餅つき 等(団体中心)
  • 時期:通年(要予約)
  • 予約:各施設または案内所経由
  • URLhttps://gokayama-info.jp/https://gokayama-info.jp/archives/1789

福井県・越前市(越前和紙の里)|紙すき体験

岐阜県・飛騨市(古川)|SATOYAMA EXPERIENCE(里山サイクリング等)

  • 窓口:SATOYAMA EXPERIENCE(ツアー・分散型ホテル運営)
  • 体験例:里山サイクリング、季節の暮らし体験、地元食・手仕事に触れるガイドツアー
  • 時期:通年(プログラムにより季節設定あり)
  • 予約:公式サイトから
  • URLhttps://satoyama-experience.com/jp/

近畿

京都府・南丹市美山町|農家民宿+景観保全学習

  • 窓口:美山ナビ(観光公式)/美山エクスペリエンス
  • 体験例:農家民宿での宿泊・農作業体験、かやぶきの里の景観保全を学ぶ研修プログラム など
  • 時期:通年(体験は季節連動/研修は要相談)
  • 予約:各宿・事務局へ
  • URLhttps://miyamanavi.com/https://miyama-experience.com/

三重県・鳥羽市/志摩市|海女小屋体験(食文化 × 里海学習)

  • 窓口:海女小屋はちまんかまど(鳥羽)/海女小屋体験施設 さとうみ庵(志摩) ほか
  • 体験例:現役海女の語り、囲炉裏での海鮮実演、海女文化の学び/オプションで海女着体験 など
  • 時期:通年(完全予約制・休業日あり)
  • 予約:各施設の申込ページから
  • URLhttps://amakoya.com/https://satoumian.com/

中国

岡山県・真庭市(蒜山)|酪農・農業体験

  • 窓口:真庭観光局/蒜山酪農農協(ジャージーランド)
  • 体験例:牧場見学・餌やり、ジャージー乳製品づくり、(※乳しぼりは実施状況が変動)
  • 時期:コースごとに設定(主に5~11月の屋外体験が多い)
  • 予約:観光局の体験予約サイト等
  • URLhttps://www.maniwa.or.jp/https://jerseyland.hiruraku.com/

四国

徳島県・上勝町|ゼロ・ウェイストセンター「WHY」見学・宿泊

  • 窓口:上勝町ゼロ・ウェイストセンター WHY/上勝町観光
  • 体験例:ごみ45分別の現地見学、施設視察プログラム「STUDY WHY」、併設ホテルでの分別体験
  • 時期:見学は概ね9:00~17:00(視察枠あり/要予約のプログラム多数)
  • 予約:公式サイト・予約ページより
  • URLhttps://why-kamikatsu.jp/https://www.tourism-kamikatsu.jp/

山陰・隠岐

島根県・海士町(隠岐)|里海体験・エコツアー

  • 窓口:隠岐の島旅(公式予約)/海士町観光協会/NPO隠岐しぜんむら
  • 体験例:伝統舟「かんこ舟」、RIBボート、シュノーケリング、自然観察ガイド、郷土料理 など
  • 時期:海のアクティビティは主に春~秋(プログラムにより通年)
  • 予約:体験予約サイト・観光協会へ
  • URLhttps://www.e-oki.net/experience/area/ama/https://oki-ama.org/

北海道

北海道・安平町|あびらベジナビ(グリーンツーリズム)

  • 窓口:一般社団法人あびら観光協会
  • 体験例:ハーベストツアー(えだまめ収穫など)、田園景観ガイド、農家交流
  • 時期:通年(体験は季節連動)
  • 予約:観光協会サイト内「グリーンツーリズム」ページから
  • URLhttps://www.abikan.jp/green-tourism/

北海道・八雲町|八雲グリーン・ツーリズム推進協議会

道内全域の農泊リスト(公式まとめ)


九州

大分県・宇佐市(安心院)|ファームステイ(農泊)

  • 窓口:安心院(あじむ)農泊
  • 体験例:農家民泊、郷土料理体験、集落散策
  • 時期:通年(繁忙期は春・秋)
  • 予約:公式ページの申込フォーム
  • URLhttps://www.ajimu-ngt.jp/en/

熊本県・阿蘇地域|阿蘇ファームステイ

宮崎県・高千穂郷|ツーリズム高千穂郷(農村民泊・体験)

鹿児島県・出水市|出水農泊体験

福岡県・福岡市|ABURAYAMA FUKUOKA(複合体験+農体験)


子連れ向けの選び方&おすすめ

  • 近距離・短時間:未就学児は半日~1日で完結するコースが安心。移動は1時間以内を目安に。
  • 設備:多目的トイレ、休憩所、雨天代替の有無を事前確認。
  • 安全:川・海・牧場はライフジャケット/ヘルメット/長靴などを現地レンタル含め確認。
  • 季節:夏は熱中症対策(保冷グッズ・帽子)、秋は防寒と黄昏時の虫よけ。
  • 持ち物:着替え2セット、タオル、ウェットティッシュ、常備薬、簡易カッパ。

子連れに人気のスポット(例)


補足メモ(予約・安全・SDGs視点)

  • 事前予約:農作業・伝統工芸・視察系は定員・時間割が限られるため早めの予約が安心。
  • 季節性:田植え・稲刈り・果樹収穫・放牧関連は季節連動。雨天時の代替可否も確認を。
  • 服装・装備:汚れても良い服・靴、帽子、軍手、雨具。海・山の活動は保険加入の案内を要確認。
  • 地域貢献:体験後の直売所/道の駅での地場産購入は現地の経済循環に直結。文化財・景観地ではルール遵守。

 

成功するグリーンツーリズムのコツ(旅行者目線)

  • ① 小さく・深く:人気“映え”スポットをはしごするより、1つの集落でじっくり。
  • ② 手と口と頭を使う:作業+食+学びを組み合わせると記憶に残る。
  • ③ 季節を味方に:田植え・稲刈り・剪定・仕込み等、旬は限られる。計画は早めに。
  • ④ マナーと安全:畑・山・海は職場でもある。無断立ち入りや生き物の持ち帰りは厳禁。
  • ⑤ 地元経済に貢献:直売所・小さな商店・ローカルガイドの利用が最大の応援。

受け入れ側のポイント(地域・事業者目線)

  • 設計:体験の“学びの骨子”を明文化(何を、なぜ、どう学ぶのか)。
  • 安全:危険予知(KYT)、装備レンタル、保険、気象リスクの判断基準。
  • 衛生・食品:HACCP的視点、アレルギー表示、手洗い導線。
  • 価格:労務・資材・保険・準備時間を原価に反映し、持続可能な料金へ。
  • 通訳・多言語:簡易な多言語メニューやピクトグラム、写真解説でハードルを下げる。
  • 評価:参加者アンケート、NPS、再訪率、地域内での経済循環額、景観・生物多様性指標。

教育・研修との相性

  • 学校教育(ESD):理科・地理・家庭科・公民を横断し、探究学習の素材に最適。
  • 企業研修:里山整備や廃材アップサイクルはチームビルディングに効果的。
  • 国際交流:英語ガイド付き里山ツアーはインバウンドにも人気。地域の魅力を世界目線で語る練習にも。

予約・準備の実務チェックリスト

  • 参加条件(年齢・体力・服装・保険)
  • 交通アクセス(最寄り駅・送迎・冬季規制)
  • 宿泊タイプ(農家民泊・ゲストハウス・山小屋)
  • 支払い・取消規定(悪天候時の振替ルール)
  • 持ち物(長靴・雨具・手袋・帽子・虫よけ・常備薬)
  • 写真・SNSのガイドライン(撮影可否、位置情報の扱い)

課題と配慮

  • オーバーツーリズムの回避:受入数の上限設定、繁忙期の分散化。
  • 生活圏への敬意:早朝・夜間の騒音、無断駐車の防止。
  • 気候変動リスク:猛暑・豪雨・土砂災害等の安全判断。
  • アクセシビリティ:段差・砂利道・仮設トイレなどのバリア把握と改善。
  • 公正な収益配分:ガイド、農家、加工所、宿の間で透明なシェアを。

旅のあとにできること

  • 直売所・ECでの継続購入、季節ごとの再訪、SNSでの体験の可視化(個人情報・位置情報には配慮)。
  • 学校・職場での学びの共有や、地域協働のボランツーリズム再参加。体験が単発で終わらず、暮らしの選択を少しずつ変えていくことが、最大の成果です。

まとめ

グリーンツーリズムは、観光の枠を超えて**“地域の未来づくり”**に参加する行為です。田畑や里山、海や川、工芸や食の背景には、人の手による営みと長い時間の積み重ねがあります。手を動かし、土地の恵みを味わい、語り合う。そんな一日が、地域にも旅行者にも、そして環境にも、小さく確かな変化をもたらします。次の休日、地図の余白に残る“暮らしの現場”へ、足を運んでみませんか。

 

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