最近、X(旧Twitter)上で「8yty」という謎の文字列が話題になっています。
一見すると意味不明なこの言葉、実はあるスマホ入力の癖から生まれたネットスラングなんです。
今回はこの「8yty」の意味や由来、どんな場面で使われているのかを解説します。今後SNSで見かけたときに混乱しないよう、しっかり理解しておきましょう。
「8yty」とは、スマートフォンで日本語のフリック入力を使って「よるやる」や「やるやる」と入力しようとしたときに、意図せず出てくるローマ字列です。
このように、**「やるやる」または「よるやる」**を入力したつもりが「8yty」となってしまうことがあるのです。
こうした誤入力から生まれた語が、やがてネットミームとして浸透していくのは現代のネット文化の特徴といえるでしょう。
X(旧Twitter)では次のような文脈で「8yty」が使われていました。
「8ytyは“よるやる”ってことか!夜の配信のことか!」
「かなかなGTA行きそう……? でも8ytyは“やるやる”とかっぽい」
「意味不明だけど、とりあえず仮眠するw」
といった反応が多数見られ、特にVTuberの叶(かなえ)さんやGTA配信界隈などで使われていた模様です。
このように、特定の配信者やゲームタイトルに紐づいて一気に広まるケースもあり、Xを中心とした若者文化の中で自然発生的に流行したものだと考えられます。
これは一部の日本語フリック入力の仕様によるものです。
数字キーと文字キーを切り替えて使うタイプのIME(日本語入力ソフト)や、英字モードからの誤変換が原因となっています。
特に、Google日本語入力やiOSのかな入力などでは、「や行」を割り当てるキーや操作が複数あるため、数字や英字の組み合わせが文字に変換されることがあります。
同じようにして「gygy」「pppp」など、意味不明だけどなんとなく入力された語が、コミュニティ内で定着するケースもあります。これはタイピング文化の副産物ともいえます。
簡単にまとめるとこうなります:
用語 | 意味 | 解説 |
---|---|---|
8yty | よるやる or やるやる | 夜に配信や活動をする予告などに使われる |
語源 | フリック入力の誤入力 | や・る・や・る→8・y・t・yに置き換え |
この表現が生まれる背景には、「深夜の活動予告」「ちょっとしたノリ」「文字数制限の回避」など、X特有の文化も関係しています。
「8yty」は一過性の流行語かもしれませんが、VTuber界隈や深夜配信のお知らせなど、一定のコミュニティで使われ続ける可能性があります。
たとえば、「今夜何かやるよ」と書く代わりに「8yty」とだけ投稿することで、フォロワーに暗黙的に伝えることができます。
ネットスラングは、**分かる人にだけ伝わる「内輪の合言葉」**として使われることも多いため、この言葉もそのような位置づけで残るかもしれません。
意味が分からなかった人も、「よるやる=8yty」と覚えておけば、今後Xのタイムラインで混乱しないかもしれませんね。
不思議なネット用語は日々生まれています。次のトレンドワードも、あなたのスマホの誤入力から始まるかもしれませんよ📱✨