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大気汚染とは?(子ども向け)

大気汚染

大気汚染とは?

子ども向けにやさしく解説

空気はふだん目に見えません。でも、空気がよごれると、私たちの体や地球にいろいろな影響が出てしまいます。空気がよごれることを 「大気汚染(たいきおせん)」 といいます。

この記事では、大気汚染とは何か、どんなものが空気をよごすのか、体や自然にどんなことが起きるのか、そして身近にできる工夫を、わかりやすく説明します。


大気汚染ってなに?

大気汚染は、空気の中に体に良くないもの(汚れのもと)がふえてしまうことです。

たとえば、

  • 車の排気ガス
  • 工場のけむり
  • ものを燃やしたときに出る煙やにおい
  • 遠くの国から風にのって飛んでくる細かい粒

などが空気に混ざると、空気はきれいではなくなります。

空気が少しよごれているだけでも、長い時間吸い続けると体に負担がかかることがあるので、世界中で大きな問題になっています。


空気をよごす「汚れのもと」にはどんなものがある?

大気汚染の原因になるものは、いくつか種類があります。名前はむずかしく見えますが、ポイントだけ覚えれば大丈夫です。

1. PM2.5(ピーエムにてんご)

PM2.5は、とても小さなチリやほこりの粒のことです。髪の毛よりずっと小さく、目では見えません。

  • 車や工場のけむり
  • ものを燃やした煙
  • 遠くから飛んでくる砂ぼこり

などから生まれます。小さすぎるので、吸いこむと肺の奥まで入りやすいと言われています。

2. 排気ガスにふくまれるガス(NO2など)

車やバス、トラックなどが走るときに出る排気ガスの中には、のどや肺を刺激するガスがふくまれています。

3. 光化学スモッグのもと(オゾンなど)

夏の晴れた日に、空気の中のガスが太陽の光で反応してできる、目やのどが痛くなる原因のガスがあります。日本では昔「光化学スモッグ注意報」が出ることもありました。

4. 家の中の空気の汚れ(室内の大気汚染)

外だけでなく、家の中でも

  • たばこの煙
  • 料理の煙
  • ストーブや暖房の燃焼

などで空気がよごれることがあります。


大気汚染で体にどんな影響がある?

空気がよごれると、まず 呼吸(こきゅう)するところに影響が出やすいです。特に子どもは体が成長中で、空気を吸う量も多いので、影響を受けやすいとされています。

  • 😷 せきが出やすくなる
  • 🤧 くしゃみや鼻水が増える
  • 😢 のどが痛い、目がしみる
  • 🫁 ぜんそくが悪くなる、息が苦しくなる
  • 🤒 かぜや肺炎などにかかりやすくなる

世界の調査では、大気汚染は子どもの健康にとって大きな環境リスクの一つだと言われています。


大気汚染で自然や地球にどんな影響がある?

大気汚染は人の体だけでなく、自然や地球にも影響します。

  • 🌳 木や植物が弱ってしまう
  • 🏞️ 町や山がかすんで見えにくくなる
  • 🌧️ 酸性雨の原因になることがある
  • 🌏 地球温暖化を進めるガスと関係しているものもある

空気は世界中でつながっているので、ある地域の汚れが風にのって遠くまで運ばれることもあります。


どうして大気汚染が起きるの?(原因のしくみ)

原因として大きいのは、ものを燃やすことです。

  • 車や電車、船、飛行機が動くために燃料を燃やす
  • 工場でたくさんのエネルギーを使う
  • 発電所で電気を作るために燃やす
  • 家の暖房や料理で燃やす

これらが便利な生活を支えている一方で、煙やガスが出て空気がよごれます。

また、森の火事や火山、砂あらしなど 自然の原因でも空気がよごれることがあります。


大気汚染がひどいときのサイン

空気がよごれているときは、こんなことが起きやすくなります。

  • 空が白っぽく、遠くがかすんで見える
  • 目がしみたり、のどがイガイガする人が増える
  • 天気予報やニュースでPM2.5や注意報の話が出る

日本でも、春先や冬にPM2.5の濃度が上がりやすい日があるので、ニュースや天気アプリの情報を見ておくと安心です。


大気汚染から体を守る工夫

空気のよごれはすぐになくすのがむずかしいこともあります。でも、身近にできる工夫で、体への影響を減らすことができます。

外でできること

  • 😀 空気がきれいな時間帯を選んで外で遊ぶ
  • 😷 PM2.5が多い日はマスクを使う
  • 🏃‍♂️ 交通量の多い道路のすぐそばを長く歩かない

家の中でできること

  • 🪟 天気や空気の情報を見ながら換気する
  • 🚭 たばこの煙を吸わない場所を選ぶ
  • 🧹 ほこりがたまらないように掃除する

大気汚染を減らすためにできること

一人の力は小さく見えるかもしれませんが、みんなで続けると大きな変化につながります。

  • 🚶‍♀️ 近い場所は歩いたり自転車を使う
  • 🚌 車に乗る回数を少し減らして公共交通を使う
  • 💡 電気やエネルギーをむだにしない(使わない電気は消す)
  • 🛍️ ものを長く大切に使う、必要な分だけ買う
  • 🌱 木や緑を大切にする

こうした行動は、空気をきれいにするだけでなく、地球温暖化を減らすことにも役立ちます。


まとめ

  • 大気汚染は、空気に体に良くないものがふえること
  • PM2.5や排気ガス、オゾンなどが原因になる
  • 子どもは特に影響を受けやすいので注意が必要
  • 空気の情報を見たり、生活の工夫で体を守れる
  • 歩く、電気を節約するなどの行動で汚れを減らすことにつながる

空気は毎日吸う、とても大切なもの。空気をきれいに保つことは、自分の健康と、地球の未来を守ることにつながっています。

 

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