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ブラジルの学校・日本との違い

ブラジルの学校・日本との違い

ブラジルの学校と日本の学校の違い

日本の学校生活は当たり前のように感じますが、国が変わると「えっ、そんなに違うの?」と思う場面がたくさんあります。ブラジルの学校には、日本ではあまり見られない仕組みや文化があり、同じ“学校”でも雰囲気はかなり異なります。

この記事では「ブラジルの学校・日本との違い」というテーマで、教室の様子、制服、授業、行事、1日の流れなどを通して、ブラジルと日本の違いをできるだけリアルに想像できるように解説していきます。


まず押さえたい:ブラジルの学校は「時間帯」がポイント

ブラジルの公立校などでは、学校の運営が午前・午後・夜などのシフト制のようになっていることが多く、同じ校舎でも時間帯によって通う生徒が入れ替わるイメージがあります。

  • 🕗 午前の部:朝から昼ごろまで
  • 🕑 午後の部:昼すぎから夕方まで
  • 🌙 夜の部:働きながら学ぶ人向け(中高生・大人の学び直しなど)

日本のように「全学年が同じ時間に登校して、夕方に一斉下校」という形が必ずしも標準ではない点は、かなり大きな違いです。

🎓 年齢・学年のしくみの違い(ここがまず大きく違う)

日本とブラジルでは、学校の区切り方そのものが少し異なります。

日本の基本的な区分

  • 小学校:6年間
  • 中学校:3年間
  • 高校:3年間

ブラジルの基本的な区分

  • Ensino Fundamental(基礎教育):通常9年間
  • Ensino Médio(中等教育):通常3年間

Ensino Fundamentalは、日本の小学校+中学校を合わせたようなイメージです。年齢の目安で見ると、

  • 👦 前半:日本の小学校に近い年代
  • 👨‍🎓 後半:日本の中学生に近い年代 という構造になります。

このため、「中学生くらいの年齢」がブラジルでは同じ学校区分の中に含まれている点が、日本との興味深い違いです。


比較で一気にわかる:ブラジル vs 日本(全体像)

① 1日のスケジュール

日本は、朝から夕方まで学校にいるのが基本で、放課後は部活動や委員会、補習などもあります。

ブラジルは、学校にいる時間が日本より短く感じることが多い一方で、

  • 家庭学習
  • 習い事
  • スポーツクラブ
  • アルバイトや家の手伝い など、学校外の時間の使い方が“生活そのもの”に近い形で組み込まれることがあります。
  • 🧭 日本:学校中心で生活が回りやすい
  • 🧭 ブラジル:学校と生活(家庭・仕事・地域)が混ざりやすい

② 授業時間・教科の雰囲気

日本は、授業の流れがかなり統一されていて、板書・ノート・小テストなどが多い印象です。

ブラジルは、学校や先生によって差が出やすく、

  • 先生が話す→生徒が質問する
  • グループで話し合う
  • 発表やディスカッション などが比較的入りやすい傾向があります(もちろん学校によって大きく違います)。
  • 📝 日本:内容を正確に整理して覚える力が鍛えられやすい
  • 🗣️ ブラジル:自分の意見を言う場面が増えやすい

③ 宿題・テスト

日本は、定期テスト(中間・期末)や小テストが多く、「点数で評価」が見えやすい形になっています。

ブラジルでもテストはありますが、

  • レポート
  • 課題提出
  • 発表 などの比重が大きい学校もあり、評価の形が1つに固定されにくいことがあります。
  • 日本:テスト中心で“成果”を測りやすい
  • ブラジル:課題や参加も含めて“学び方”を見られやすい

制服・身だしなみ:日本ほど「統一」されないことが多い

日本の学校は、制服(ブレザー・セーラー)や校則で身だしなみが細かく決まっていることが多いです。

ブラジルは、

  • 公立校:Tシャツなど「学校指定の服」がある場合もある(比較的カジュアル)
  • 私立校:制服がしっかりしている学校もある といった具合で、学校によって幅があります。
  • 👕 ブラジルの公立のイメージ:学校ロゴ入りTシャツ+ジーンズ、スニーカーなど
  • 🎽 運動しやすさ重視:暑い地域が多いので、動きやすい服装になりやすい

「靴の違い」もおもしろい

日本は上履き文化がありますが、ブラジルは上履きを使わない学校も多く、 校舎内も外と同じ靴で歩くことが珍しくありません。

  • 👟 日本:上履き・体育館シューズなど、履き替え文化
  • 👟 ブラジル:そのまま(学校の方針による)

教室の空気感:発言のしやすさと距離感

 

ブラジルは、良い意味で先生と生徒の距離が近く、

  • 名前で呼ぶ
  • 冗談が飛ぶ
  • 授業中に質問が入りやすい など、会話の温度が高いクラスもあります。

一方で、日本の教室は、

  • 授業中は静かに聞く
  • みんなが同じペースで進む
  • 発言は指名や挙手で順番に という“整列感”が強いことがあります。
  • 🎭 ブラジル:会話が多いぶん、クラスの雰囲気に勢いが出る
  • 🧩 日本:秩序があるぶん、集中しやすい

どちらが良い悪いではなく、学びやすさの方向が違うと考えると理解しやすいです。


行事・イベント:ブラジルは「祭り」と「体育」が強い

日本の行事といえば、運動会、文化祭、修学旅行、合唱コンクールなどが定番です。

ブラジルでは、地域や学校によって違いますが、特に有名なのが**Festa Junina(フェスタ・ジュニーナ)**です。

Festa Juninaってどんな行事?

6月ごろに行われることが多い、伝統的な“収穫祭”のようなイベントで、学校でも開かれます。

  • 🎀 カラフルな飾り(旗のような装飾がたくさん)
  • 🕺 踊り(グループで踊ることも)
  • 🌽 食べ物(トウモロコシ系のお菓子や軽食など)

日本の文化祭に似ている部分もありますが、 「学校の中だけで完結」よりも、地域の祭り感が強く出ることがあります。


スポーツ:学校の外のクラブ文化が強いことも

日本は部活動が学校にあるのが一般的で、

  • 放課後に毎日練習
  • 大会を目指す という流れが強いです。

ブラジルは、

  • 学校の授業でスポーツをする
  • 放課後は地域クラブやスクールに通う という形も多く、学校=部活の拠点になりにくい場合があります。

もちろんサッカーは大人気ですが、

  • ⚽ サッカー
  • 🏐 バレーボール
  • 🤾 ハンドボール
  • 🏀 バスケット なども学校や地域によって盛んです。

進路・受験:日本ほど「全国一斉の受験空気」になりにくい

日本は高校受験・大学受験が大きな節目になり、

  • 受験勉強
  • 模試 が生活に入り込みやすいです。

ブラジルにも大学入試はありますが、 学校や家庭の状況により、

  • 働きながら学ぶ
  • 夜間に学ぶ
  • 学び直し など、学び方が多様になりやすい面があります。
  • 🎓 日本:受験が“年齢に沿った一本道”になりやすい
  • 🎓 ブラジル:進路が“複数の道”に分かれやすい

学校の設備:きれいさより「実用」が優先されることも

日本は校舎が整っていて、掃除も生徒がしているので、 “全体としてきれい”な学校が多い印象です。

ブラジルは地域差が大きく、

  • 設備が充実した学校
  • 物が少なくてシンプルな学校 の差が出やすいです。

また、日本のように「全員で毎日掃除」の文化は一般的ではないこともあり、 清掃は職員が担当する学校もあります。

  • 🧹 日本:掃除が生活指導・教育の一部
  • 🧹 ブラジル:清掃は担当者が行う(学校の方針による)

「先生の役割」の見え方が違う

日本の先生は、授業だけでなく、

  • 生活指導
  • 進路指導
  • 部活動
  • 行事運営 など、学校生活のほぼ全域を担うことが多いです。

ブラジルでは、役割分担が日本ほど一体化していない場合もあり、 「授業の先生」と「生活面の支援」などが分かれていることもあります(学校によってさまざま)。

  • 👩‍🏫 日本:先生が“学校生活の総監督”になりやすい
  • 👨‍🏫 ブラジル:先生は“教科の専門家”として見えやすい場面もある

具体例で想像してみる:同じ「月曜日」でもこんなに違う

日本の月曜日(例)

  • 朝:登校、朝の会
  • 1〜6限:授業
  • 放課後:部活、委員会
  • 帰宅:宿題、塾

ブラジルの月曜日(例:午前の部)

  • 朝:登校
  • 授業:午前に集中
  • 昼:帰宅して昼食
  • 午後:家の手伝い/スポーツスクール/地域活動

「学校の外の時間をどう使うか」が、生活の形を変えていきます。


どっちが楽?どっちが大変?(よくある疑問)

Q1. ブラジルの学校は自由で楽しそう。勉強はゆるい?

一概には言えません。 授業中の雰囲気が会話中心で“自由に見える”ことはありますが、 課題や発表で力をつける学校もあり、 「静か=真面目」「にぎやか=ゆるい」とは限りません。

Q2. 日本の学校はルールが多いけど、良いところは?

  • 📌 全員が同じペースで進むので迷いにくい
  • 📌 行事や部活で“集団の達成”を体験しやすい
  • 📌 授業の密度が高くなりやすい

Q3. ブラジルの学校の良いところは?

  • 🌟 意見を言う練習が日常に入りやすい
  • 🌟 地域行事と学校がつながっていて“生活感”がある
  • 🌟 学び方の選択肢が広がりやすい

トリビア:ブラジルならではの「学校の話題」

  • 🇧🇷🎉 Festa Juninaの飾りは、学校が一気に“お祭り会場”みたいになることがある
  • ☀️👕 暑い地域が多いので、制服があっても“動きやすさ優先”のデザインになりやすい
  • 🕘🕒 同じ校舎でも「午前の部・午後の部」で生徒が総入れ替えになることがある

まとめ:違いを知ると、日本の学校も見え方が変わる

ブラジルと日本の学校生活の違いは、

  • 時間帯の仕組み
  • 制服や校則
  • 授業の空気感
  • 行事やスポーツ
  • 進路の考え方 など、さまざまです。

大切なのは、どちらが優れているかではなく、 その国の暮らし方・地域の文化・社会の仕組みが学校に表れるということです。

「もし自分がブラジルの学校に1週間だけ通うなら?」 と想像すると、朝の通学から昼食、放課後の過ごし方まで、学校生活の見え方が大きく変わってくるはずです。

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