増田章の経歴

精神科訪問診療クリニック院長としての歩みと報道内容の整理

※本記事は、2025年に「横浜市の精神科クリニック院長」として逮捕・起訴が報じられた増田章氏について、公開情報（報道・公的データ・団体資料）で確認できる範囲を時系列に整理したものです。
※同姓同名の人物（武道家など）と混同しないようご注意ください。
※事件は裁判・捜査の途中段階であり、断定を避け、報道で示された事実関係と「〜と報じられている」範囲に留めます。

増田章とは（今回報道されている人物）

報道によると、増田章氏は横浜市内の精神科クリニック（訪問診療）に関わり、院長・理事長（開設者）として名前が確認できる人物です。医療機関名としては、報道で「ねむの木訪問クリニック」が挙げられています。

増田章の経歴（公開情報からわかる範囲）

増田章氏の経歴はどのようなものなのでしょうか？

増田章氏の医師としてのキャリアは、クリニック側の自己紹介文として広く引用されてきた記載（※現在はページが閲覧できない場合があります）と、報道・公的機関の掲載情報などから、概ね次の流れで整理できます。

経歴年表（確認できたもの）

• 2008年（平成20年）：医師免許を取得。北里大学病院で初期研修（救急科、循環器内科など各科をローテーション）とする記載がある。
• 2010年（平成22年）：都立松沢病院で精神科を学び、入院・外来に従事したとする記載がある。並行して、精神科の訪問診療にも関わり始めた旨の記載がある。
• その後：訪問診療を「主」とする方向へ軸足を移し、クリニック院長等を経て訪問診療に従事してきた、大学で客員教授として教鞭をとった――などの記載がある（ただし大学名などの具体は確認できない）。
• 2022年：報道では「2022年に横浜でクリニックを開き、精神科の訪問診療を行っていた」とされる。
• 2025年（令和7年）6月：神奈川県医師会の在宅医療トレーニングセンター「オンライン研修」の講師として、医療法人こかげ・ねむの木訪問クリニック院長「増田章」氏名が掲載されている。
• 2025年（令和7年）10月29日〜：クリニック公式サイト上で「理事長の不在により診療体制の維持が困難」として、当面休診の告知が掲載されている。

ポイント：訪問診療（在宅医療）に強い精神科医としての顔

経歴記載や研修資料からは、外来中心というより、自宅・施設へ出向く精神科の訪問診療を主戦場としてきたことが読み取れます。とくに在宅医療の研修で講師として名前が出る点は、地域の多職種連携（医師・看護師・薬剤師・ケアマネ等）を前提とする実務に関与していた可能性を示します。

報道された事件の概要（時系列で整理）

次に、増田章氏の経歴検索とセットで関心が集まりやすいのが、今回の逮捕・起訴報道の内容です。ここでは、報道で明示された範囲だけを淡々と整理します。

報道によると

• 2025年1月：ブラジルからコカイン約55グラムを密輸したなどとして、増田章氏が逮捕・起訴されたと報じられている。
• 発覚の経緯：国際郵便で送られてきた木製トレーに薬物が隠されていたのを税関が発見し、事件が発覚したとされる。
• 捜索で見つかったとされるもの：関係先の捜索で、コカイン、MDMA、乾燥大麻などが見つかったと報じられている。
• 認否など：麻薬取締部は認否を明らかにしていない一方、別報道では「営利目的ではなく自分で使用するため」などの趣旨の供述があったとも伝えられている。

学歴（出身大学）は公表されている？

増田章氏の学歴やといったことにも関心があつまる一方で、今回参照できた公開ソースの範囲では、大学名・学部・卒業年などを確実に裏づけできる情報は確認できませんでした（「母校北里大学病院」という表現は見られますが、医学部の出身大学を断定するには不十分です）。

この種の情報は、確定ソースがない状態で推測すると誤情報になりやすいため、本記事では断定しません。

現在のクリニック状況（休診告知）

クリニック公式サイト上では、2025年10月29日から当面休診とする告知が掲載されています。医療機関の受診や紹介状・診療情報提供などが必要な場合は、告知に記されている連絡先や、自治体・関係機関の案内を確認のうえで対応するのが安全です。

まとめ

増田章氏の経歴は、公開情報からは「医師免許取得後、北里大学病院で初期研修→都立松沢病院で精神科→訪問診療（在宅医療）に力点→横浜で訪問診療クリニックを開業（2022年と報道）→在宅医療研修の講師としても名前が出る」という流れで整理できます。

一方、事件については逮捕・起訴が報じられている段階であり、最終的な事実認定は裁判等で判断されます。経歴情報を扱う際も、断定・憶測を避け、更新があれば随時見直す姿勢が重要でしょう。