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アメリカ入国に必要な書類

アメリカに入国する際に必要な書類

アメリカ入国に必要な書類は?

2025年最新版ガイド

アメリカ旅行や出張、留学を考えるときに、必ず気になるのが「アメリカ入国にどんな書類が必要なのか」という点です。必要な書類を勘違いしていると、チェックインカウンターで足止めされたり、最悪の場合は飛行機に搭乗できなかったり、入国を拒否されるリスクもあります。

この記事では、主に日本のパスポートを持つ人がアメリカに入国する際に必要となる書類を、2025年時点の情報をもとに分かりやすく整理します。観光・ビジネス(短期出張)・留学など、目的別に確認できるようにまとめました。

※入国条件や必要書類は、アメリカ政府の方針や情勢により突然変更されることがあります。実際に渡航する前には、必ず在日米国大使館や米国政府の公式サイトで最新情報を確認してください。


1. まず押さえておきたい「ビザ免除プログラム(VWP)」とは

日本のパスポートを持つ人は、条件を満たせば「ビザ免除プログラム(Visa Waiver Program / VWP)」を利用して、最大90日までビザなしでアメリカに滞在できます(観光・商用などが対象)。その代わりにオンラインで ESTA(エスタ) を事前に申請する仕組みになっています。

VWPを使える主な条件は次のとおりです。

  • 日本のような、ビザ免除プログラム参加国のパスポートを持っていること
  • 観光・商用・トランジットなどの短期滞在が目的であること
  • 滞在日数が90日以内であること
  • 往復または第三国行きの航空券を所持していること

この条件から外れる場合(長期の留学・就労・駐在など)は、あらかじめ 非移民ビザ移民ビザ を取得する必要があります。


2. 観光・短期出張(ESTA利用)の場合に必要な書類

ドジャースタジアム

まずは、多くの人が利用する「ESTAを使った90日以内の観光・出張」のケースから見ていきます。

2-1. 有効なパスポート

アメリカ入国には、有効なICチップ入りの旅券(電子パスポート)が必須です。

  • 帰国予定日まで有効なパスポートが必要
  • 余裕を見て「帰国日から6か月以上」有効期間が残っている状態が望ましい
  • 破損やICチップの不具合があると搭乗や入国を断られる可能性あり

2-2. ESTA(エスタ)承認

ビザ免除プログラムを利用する場合、ESTAの事前承認 が必要です。申請はオンラインで行い、通常は数分〜数日で結果が出ます。

  • 渡航72時間前までの申請が強く推奨
  • 有効期間は原則2年間(またはパスポートの有効期限までの早い方)
  • パスポート情報・渡航目的・勤め先・緊急連絡先などをオンライン入力

チェックイン時、航空会社はシステム上でESTAの有無を確認できますが、申請番号や承認画面を印刷、もしくはスマホに保存しておく と安心です。

2-3. 復路または第三国行きの航空券

ビザ免除プログラムを利用する場合、90日以内にアメリカを出国することを示す航空券 が必要です。

  • 日本への復路航空券
  • もしくはカナダ・メキシコ・第三国に出国する航空券

これがないと、航空会社のチェックインカウンターで搭乗を拒否されることがあります。

2-4. 宿泊先情報(ホテル・知人宅など)

入国審査官から滞在先を聞かれることが多いため、最初の滞在先の住所と電話番号 をメモしておきましょう。

  • ホテル:予約確認メールやバウチャーを印刷またはスマホ保存
  • 知人宅:住所・連絡先・招待状(簡単な英文レター)があると安心

2-5. 十分な資金があることを示すもの

必ずしも「残高証明書」が必要というわけではありませんが、滞在費を賄えるだけの資金があるかどうかは、入国審査で確認されるポイントの一つです。

  • クレジットカード(国際ブランド)
  • 現金(米ドル・日本円)
  • 場合によっては、銀行残高証明書や給与明細を持っていくと安心

審査官から生活費や滞在計画について質問されたときに説明できるようにしておきましょう。

2-6. 海外旅行保険の加入証明(推奨)

アメリカでは医療費が非常に高額になります。入国の「必須書類」ではありませんが、海外旅行保険の加入証明書 を持っておくことを強くおすすめします。

  • クレジットカード付帯保険の場合:補償内容の確認書
  • 任意保険の場合:保険契約書や保険証券のコピー

3. 留学・就労などビザが必要な場合の書類

90日を超える長期滞在や、就労・正規留学などを目的とする場合は、事前に 非移民ビザ(Fビザ、Mビザ、Hビザなど) を取得する必要があります。

代表的な例として、学生ビザ(F-1)で入国する場合に求められる書類を挙げます。

3-1. 学生ビザ(F-1など)の場合

  • 有効なパスポート
  • 有効な学生ビザ(パスポートに貼付)
  • 学校から発行される I-20フォーム
  • SEVIS支払確認書(SEVIS I-901 Feeの支払い証明)
  • 入学許可証・授業料支払い確認書 など

入国時には、これらの書類をまとめて提示できるようにしておきます。入国審査では、パスポートとビザだけでなく、I-20や渡航目的を裏付ける書類の提示を求められることがあります。

3-2. 就労ビザ(H-1B、L-1など)の場合

  • 有効なパスポート
  • 就労ビザ(H-1B、L-1など)
  • 雇用主からのオファーレターや雇用証明
  • 就労許可に関するUSCISの承認通知(I-797など)

いずれの場合も、ビザ申請時に使った書類一式を、入国の際にも携行しておくと安心です。


4. 飛行機に乗る前に必要な書類

アメリカ行きの飛行機に搭乗する際、航空会社から求められる書類は次のとおりです。

  • パスポート
  • ESTA承認、または有効なビザ
  • 往復・第三国行き航空券
  • 場合によってはアメリカでの連絡先(住所・電話番号)

かつては、新型コロナウイルスに関するワクチン接種証明や陰性証明の提示が求められていましたが、2023年5月12日以降、アメリカ入国にCOVID-19ワクチン証明は不要 となりました。

ただし、経由する国や利用する航空会社によっては、独自の健康証明・陰性証明を求める場合もありますので、乗継ぎルートや航空会社の案内も確認しておきましょう。


5. アメリカ到着後、入国審査で必要になるもの

アメリカ到着後は、入国審査(Immigration)で次のような書類や情報が必要となります。

5-1. 絶対に必要なもの

  • パスポート
  • ESTA承認、または有効なビザ

入国審査官は、パスポートとビザ情報、ESTAの情報を電子的に確認しながら、いくつかの質問を行います。

5-2. 場合によって提示を求められるもの

  • 往復または第三国行き航空券の控え
  • ホテル予約確認書、または知人宅住所・連絡先
  • 招待状(ビジネスの場合は現地企業のレターなど)
  • 学生の場合:I-20、在学証明、授業料支払い証明 など

質問内容の例:

  • 旅行の目的は?(観光・出張・留学など)
  • どこに滞在する予定か?
  • 滞在期間はどのくらいか?
  • どのくらいの資金を持っているか?

回答は簡潔かつ正直に行いましょう。

5-3. I-94(入国記録)について

アメリカ入国時には、I-94という電子入国記録 が作成されます。最近はオンラインで管理されており、滞在可能期間もここに記録されます。

入国後、念のためI-94サイトから自分の入国記録を確認し、滞在期限をチェックしておくと安心です。


6. 税関申告で必要な書類

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入国審査の後は、税関(Customs)での申告を行います。

アメリカでは、税関申告書(CBP Form 6059B) によって「誰が、どの国から来て、何を持ち込むのか」を申告する仕組みになっています。現在は紙の申告書だけでなく、キオスクやモバイルアプリを使った電子申告も広がっています。

申告が必要な代表例:

  • 高額な商品(免税範囲を超えるもの)
  • 商売目的の品物
  • 多額の現金(1万ドル超)
  • 持ち込み制限・禁止品に関わるもの(肉類・生鮮食品・植物など)

うっかり申告漏れをすると、罰金や没収の対象になることもあるので注意が必要です。


7. 子ども連れ・未成年だけで渡航する場合の書類

子どもも大人と同じく 個別のパスポート が必要です。保護者のパスポートに子どもの写真を載せる方式は、現在は利用できません。

さらに、未成年が片方の親、あるいは祖父母や第三者と一緒に渡航する場合には、

  • 同伴していない親(または両親)が英文で作成した 同意書(Consent Letter)
  • 親子関係を示す戸籍謄本や英訳の出生証明書

を持たせておくと、出入国審査や航空会社のチェックがスムーズになります。

必須とまでは言えないケースも多いですが、国境警備当局や航空会社は「誘拐防止」の観点から確認を行うことがあるため、事前に準備しておくと安心です。


8. ワクチン・健康関連の書類

2025年時点では、アメリカ入国の際に COVID-19ワクチン接種証明は不要 となっています。これは2023年5月12日をもって、ワクチン証明の提示義務が終了したためです。citeturn0search11turn0search32turn0search14

ただし、

  • 経由地となる国
  • 出発国(特に黄熱病など特定の感染症が流行する国)

によっては、ワクチン接種証明書(イエローカード)などを求められる場合があります。また、世界的な感染症状況によっては、アメリカ以外の国が独自の検査・証明書類を要求することもあります。

健康関連の書類については、

  • CDC(米国疾病対策センター)の「Travelers’ Health」ページ
  • 利用する航空会社の案内
  • 日本および経由・目的国の外務省や大使館サイト

を必ず確認しておきましょう。


9. よくある質問(Q&A)

Q1. ESTAの控え(印刷)は必要?

必須ではありませんが、印刷またはPDF保存しておくことをおすすめ します。航空会社や入国審査官から確認を求められたときに、すぐに提示できるからです。航空会社によっては、申請番号の提示を求める場合もあります。

Q2. パスポートの残存有効期間はどれくらい必要?

多くのサイトでは「帰国予定日まで有効であればよい」とされていますが、

  • 航空会社の運送約款
  • 乗継ぎ国のルール

によっては、6か月以上の残存期間を求める場合もあります。トラブルを避けるため、最低でも6か月以上の残存有効期間を確保した状態で渡航 するのが安全です。

Q3. クレジットカードは必須?

法律上の「必須書類」ではありませんが、

  • ホテルのデポジット
  • レンタカーの利用
  • 緊急時の支払い

などを考えると、国際ブランドのクレジットカードは実質必須に近い存在 と言えます。複数枚を持っておくとより安心です。

Q4. 名前の表記が書類によって微妙に違っても大丈夫?

パスポートと航空券の名前(スペル)は、基本的に一字一句同じである必要があります。クレジットカードについては多少表記が異なっていても問題ないことが多いですが、

  • ESTA申請
  • ビザ申請

では、パスポートと同じスペル・順番 で入力することが非常に重要です。


10. まとめ:アメリカ入国前に「書類チェックリスト」を確認しよう

最後に、アメリカ入国前に確認しておきたい書類をチェックリスト形式でまとめます。

観光・短期出張(ESTA利用)のチェックリス

アメリカ入国に必要な書類は、一見すると複雑に見えますが、

  1. 自分の渡航目的(観光・出張・留学・就労など)をはっきりさせること
  2. ビザ免除プログラム(VWP)で行けるのか、それともビザが必要なのかを確認すること
  3. パスポート・ESTA/ビザ・往復航空券・滞在先情報・資金証明を一式そろえること

この3つを意識すれば、整理しやすくなります。

 

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