小型の楽器の場合
海外引越しされる方の中にはご愛用の楽器を送られたい方もいらっしゃいます。
まず第一に、アコースティックギターやエレキギターの類はハードケースに入れることが必須です。ソフトケースでは送ることが出来ません。これは海外への引越しに限らず日本国内へ修理や譲渡などで送る場合でも同じですよね。
楽器を航空便で送る場合は航空運賃算出の際はいわゆるヴォリュームウェイトが適用されることが多いかと思います。特にアコースティックギターの場合はご周知の通り中は空洞ですので、実重量より体積重量(ヴォリュームウェイト)の方がかなり大きいと言えます。
海外引越し貨物保険用の申告金額のことになりますが、通常海外引越し便で送るような個人の方の品物と言うのは減価償却の理論により、購入してから年数が経っていれば価値はどんどん下がり、そのため購入価格からかなり低い中古価格あるいは時価が保険のための申告価格として適切でありそのような価格が申告されるべきとされていますが、ギターの類の場合詳しい方はご存知かと思いますが、例えばアコースティックギターで言えばマーチンやギブソン、エレキギターで言えばフェンダーのようなブランドのものであれば、1960年代や1970年代に製作されたものは今日でも相当の値打ちがあり、ものによっては当時の販売価格より現在の評価価格のほうが上のものや、販売当時の価格と比較しても現在の評価価格がそれほど低くない場合があります。
そのような場合は海外引越し貨物保険のためには現在の市場で認められているような価格を申告されても構わないかと思われます。これらの楽器の申告価格は一見保険会社から見てみても高いように思われますが、保険会社はその楽器が市場で果たしてそのような価格で出回っているのかを調査することが出来ます。楽器店などに年式とモデルを言えば現行の価格は大体分かりますので、食い違いがない限り申告した価格が妥当なものであるかどうかは判断がつきます。ただし法的には損害により利益が生じることは不当利得とみなされますので、最高でも購入価格を申告するのが適正ではないかと思います。
キーボード、電子ピアノの類はハードケースに入れていただくもしくは購入時のダンボールに梱包することが必要と思われます。
ほとんどの楽器は木で出来ておりますので、航空便で送られることを強くお勧めいたします。倉庫内に保管されている時は別として、少なくとも航空機で輸送されている最中は機内は温度が一定に保たれています。 一方船便の場合は洋上でコンテナや船が太陽の日を浴び、なおかつ航路によっては赤道を横切るなど、温度的に見るとかなり過酷な状況でそれが何日も続き、洋上は湿度もきわめて高いことも事実です。
楽器は大切に愛用してあげたいものです。海外引越し貨物の一部として送られる場合も梱包は充分にしてあげてください。
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